大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: カゲプロBL書くぞー! ( No.1 )
- 日時: 2017/07/16 04:47
- 名前: デイズ
まずは短編のカノシンから…
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「シーンタローくーん!」
「…なんだよ」
妙にテンションの高いあいつが話しかけてきた。今日は、いつも以上にウザそうだ。しかも、運の悪い事に俺以外はいない。
キドとモモは買い物。
セトはバイト。
マリーは内職。
コノハとヒビヤは散歩。
こんな事になるんだったら、炎天下の中が嫌だからって渋るんじゃなかった。
実際、コノハやキドに誘われはしたのだが、あの炎天下の中は嫌だから、すべて断った。
あー。なんで、あの時断ったんだ?俺。
そうやって後悔していると、カノは俺の手を引っ張った。
「ちょ…!おい!」
「いいから♪いいから♪」
「よくねーよ!」
本当に良くない。
俺の心臓は触れるだけで、バクバクと脈うってしまう。じっとりと全身を謎の汗が流れる。気づかれないかと、ひやひやしながら、カノの様子を伺った。
誰にも言ってないが、俺はカノが好きだ。ただし、故にいう友達って訳じゃない。彼のことが恋愛感情として好きなんだ。気持ち悪い話だが、そうなんだから仕方がない。
カノはどんどん奥へ入って行き、段々と薄暗くなってきた。
こんな所に連れてきて何をするんだろう。期待の気持ちがある反面、不安な気持ちが大きかった。
カノは薄暗く、周りのよく見えないような場所で立ち止まった。
「カノ、一体なんなんだよ…」
「……」
カノは向こうを向いたまま、おし黙り動こうともしない。
…ついでに俺の手も離そうとしない。
「おい、きーてんのか」
カノの肩を掴み、無理やり此方を向かせた。すると、
─── チュ
「むぐっ…?!」
リップ音と共に俺の唇にあたる、柔らかい感触。すぐに、カノの唇だと気付いた。すると、カッと体温が急上昇した。気づかなければよかった、という後悔もあれば、こうなった事に喜ぶ自分もいる。一体どれが本当なのか…。
そう思っていると、ツツツっと舌で唇をなぞられた。ゾワッと背筋を何かが走ったが、決して怖いからではなかった。
思わず口を開けてしまうと、その隙を狙って舌が口内へと飛び込んできた。
俺の舌を捉えると、構わず吸い付き、つーっとなぞったり、複雑に絡みつかせたりして快感を与えた。ゾワゾワと体中に何かが走り、段々と腰のあたりが力が抜けていく。
とうとう、腰が落ちてくると、カノは軽く抱え股の間に膝を入れた。
「んぅ…!?」
カノは時々足を動かして、上だけじゃなく下にまで快感を与えてきた。
急な事にびっくりして、変な声か出てしまった。少しだけ恥ずかしい…
しかし、カノは声がを聞き一旦動きを止めた。しかし、また激しく動かして始めた。
「ん…っ!ぅ…ぁんっ、は…っ、んぅ…ぁ!」
女々しい甘美な声が口から漏れる。
自分の声じゃないみたいだ。
しかし、そんな自分を、カノに聞かれてしまっている事に段々火照ってきた。
なんでこんなことをするのか…
そう考え始めたとき、カノは股の間から足を外し、口付けをやめた。
今ので完全に腰が抜けてしまった俺は、力なく床にへたり込んだ。
起き上がってしまったそれを、俺は少し恥ずかしいな…とか思っていると、カノが上から覆いかぶさってきた。
いや…正確には抱きついてきた。
カノはまだ乱れる呼吸を整える事なく、俺に縋り付くように抱きついてくる。
吐息がフッ…と俺の耳にかかるたび、ぶるっと身震いをする。
カノは、ハハッ…と小さく笑った。
「ごめん。シンタロー君に告白したかったんだけど、それより先に手が出ちゃったや」
あはは、とまた作り笑いで取り繕う。
俺はそんなカノの肩をギュッと抱き寄せた。カノはえっ…と、小さく驚きの声を発した。
「俺は…別に悪くないと思うけどな…」
そういうとカノがぎゅーっとさっきより力強く抱きしめる。
俺が痛いというと、ごめんごめんと笑いながら離れた。その表情は偽物ではなかった。
「シンタロー君が好きです。つきあってください」
「喜んで」
そうやって2人で笑い合うと、また口付けを交わした。
ー 一方その頃 ー
『妹さん!団長さん!もこもこさん!ちょっと聞いてください!!ご主人に恋人が出来ました!』
「えっ!?お兄ちゃんが!!?」
「人は見かけによらないものだな…」
「どんな女の子なの?」
『あ、いえいえご主人に出来たのは、彼女じゃなくて彼氏です』
「ええっ!お兄ちゃんホモ?!」
「は?…お、男?!」
「お相手はだぁれ?」
『吊り目さんです』
「えっ…カノさんもホモだったんだ」
「はぁ…、今日は赤飯だな」
「カノとシンタローおめでとう!」
《end.》
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ハイ。
こんな感じの文です。
こんなのでよければお願いします!
カノシンうまうま。