大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.130 )
日時: 2018/02/13 00:20
名前: デイズ

お久しぶりですね(((
さてさて、続きを書こう。

**   **   **   **
Said : シンタロー

「ただいまーっ!」
「ただいま〜…」
「お邪魔します。」

それぞれ口々に言葉を口にしながら、家の中へと入っていく。
キドさんはここに来るの初めてじゃないから、スッと慣れた感じに入っていく。なんだか、あんまりオレたちも違和感ないし。

「おかえり。あら、つぼみちゃんもいるの?」
「お邪魔してます。」
「なら、近くの客間に通してちょうだい。少ししたら、なんか食べ物持っていくから。」
「わーい!おやつー!」
「お前……、程々にしとけよ?」

お母さんも、キドさんを見ると、特に不思議そうな顔はしなかった。
まあ、段々と見慣れてきたんだろう。因みに、モモの恋人というのは知っている。なぜか、すんなりと受け入れてくれたお母さん。
まあ、それがモモもありがたいみたいだけど。

「じゃあ、一緒に行きましょ?キドさん♪」
「ああ、勿論だ。」

イチャイチャと腕を組んで、嬉々とした表情で絡む2人。
なんだか、ハートマークが2人の周りで、ふよふよと浮いているように見えるのは……気のせい、かな?

なんとなく、オレ茅の外なんだけど。
居づらいな〜……。

「あれ?お兄ちゃんも来なよ。」
「あ、ああ…。」

モモとキドさんは不思議そうに首を傾げる。
いやいや、オレが来にくかったのは、お前たちがそうイチャイチャとするから、オレの入る隙が無さげに見えたからなんだよ。

非リアのツラいとこだな。
ものすごく、憎く感じるのは……気のせい、だ。

因みに、会話の中で出ていた「客間」というのは、そんな書斎みたいな感じじゃなくて、普通のベットとかある、友達の部屋って感じの部屋だ。
これは、オレとモモの共通の友達だと、どっちの部屋か迷うからって、お母さんが余分に作ってくれたんだ。階段の横を通って、少し奥にいくとその客間はある。
奥にあるっていうのも、お母さんなりの気遣い。
まあ、キドさんが来たときとかよく使うんだ。

部屋のドアを開け、みんないつも通りそれぞれの場所に座る。
机の右側がオレで、左側がキドさんで、真ん中がモモだ。なんとなく、その場所って決まっちゃってるんだ。

「まあ、話を始めようか。シンタロー。」
「はっ、はい……。」

キドさんに改まっていわれて、少しだけ緊張する。
しかも、配置的に向き合う形になってるから、圧迫感が……

「お前、カノが好きだよな?」
「はい……。」
「理由は?」
「…はい?」
「好きになった理由だよ。」
「……はぁ?」

唐突すぎて、聞き返してしまう。
キドさんの目は真剣そのもので、目をあわせてるこっちが逸らしてしまうほど。

「えっと、カッコいいってのも理由なんですけど……、1番は、その…笑った顔が、好きで……。キラキラしてて、なんだか見とれちゃって……。」
「そうか。」

なんだか、無表情で聞かれるのも……なかなか、くる。
シュンと項垂れるオレに、妹の声が聞こえる。

「あの、キドさん。その、カノって人誰なんですか?」
「ああ。言ってなかったか?俺の友達で、シンタローの好きな奴なんだ。因みに、性別は男だ。」

キドさんがそういうと、少しの沈黙が訪れる。
すると、バンッと机を叩く大きな音。

「お兄ちゃんっ!!」
「はっ、はいぃっ?!」

モモは食らいつかんばかりの勢いで、言葉を紡ぐ。

「絶対に付き合って!!その、好きな人とっ!!」
「は、はぁっ?!」

モモはフンッと鼻息を荒く吐き出しながら、満足そうな顔で頷く。
いやいやいやいや……っ!!

「ちょっと待て、モモ!!お前、いってる意味わかってんのか?!」
「あら、シンタローも同姓が好きなの?」
「母さんっ?!」

なんかいつのまに母さんが部屋に来ていたらしく、しっかりと聞かれてしまった。

「まあ、好きな人ならお母さん構わないわよ?おめでたいわね。」
「うわあああああっ!!」

恥ずかしくなって、近くの布団に潜り込む。
モモの切羽づまる声や、キドさんの囃し立てる声、お母さんの喜ぶ声などが重なって聞こえたけど、とにかく……

すっげぇ、はずい。
よりいっそう強く、布団を掴んだ。



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