大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.132 )
日時: 2018/02/13 00:19
名前: デイズ

Said : カノ

「え、仲のいい後輩…?」
「そう。仲のいい、後輩っすよ?」

あの、最悪な後輩に会った、学校玄関の階段近くから、僕はファーストフード店に移動していた。
そして、そこでセトさんとマリーさんの2人と一緒に、ハンバーガーとかポテトフライを食べながら雑談をしていたところだった。
因みに、キドは恋人とたまたま会ったので、そこでお別れした。
未だに、キドの好みは女子だなんて、少し信じられないや。キドに惚れてる女の子とかは、好みが異性だと思って諦めている子がほとんどだから、こんなの知ったら、絶対ストーカーとか現れるじゃん。

まあ、今はそんな話は置いといて。
2人と雑談をしてたら、急に仲のいい後輩の話になっていて。

「カノは仲のいい、後輩とかいないの?」
「いや〜、知り合いとか…1年には、いないですし……。」

そう言うと、セトさんがクスクスと笑う。
なんだろうと、セトさんの方を見やる。

「確かに。カノの仲よさそうな後輩いなさそうっすね。現に、後輩に嫌われているわけだし。」
「もう掘り返さないでください……。僕だって、ショックなんですから。」

さっきからこんなかんじで、あの後輩嫌われ事件を掘り返されまくっている。
セトさんはそれを出したときの、僕の反応が楽しいらしく、「ごめんごめん」と言っている割にはニヤニヤしてるし、なにより反省の色が見えない。

全く……。
あ、そういえば。
仲はよくはなくないかもだけど、少しは話す後輩居るかもな。

確か、名前は……

「セトさん」
「ん〜?」
「僕、いました。仲のいい後輩。」
「えっ?!」

セトさんの以外な反応に驚くが、そんなポカンとした表情が面白くて、クスクスと笑ってしまう。
マリーさんも、つられて笑い出した頃に、やっと変な顔してるのに気づいたのか、口元を隠しながら「誰?誰?」と続けている。
これは、あからさまにふいてしまった。

「ちょっと!笑わないで、くださいっす!」
「くくく…っ、だって面白いんですもの。最高です、先輩。」
「とりあえず、誰なんすか?その、仲のいい後輩ってのは。」
「えっとですね。確か、名前は……シンタロー君、だったかな?」

そういうと、固まる2人。
少しの間、目を会わせては首を傾げたり、眉を潜めたりしていた。

「ねぇ、もしかしてその子の名字って如月?」
「あんまり、覚えてないですけど……確かに、そうですね。如月だったと思います。」
「その子、キドの恋人のお兄さんだよ。間違いじゃなければ。」

マリーさんから急な衝撃の事実。
まさかの、シンタロー君がキドの恋人のお兄さんっ?!

「まっ、マジですか?!」
「マジだよ〜、キドが言ってたし。間違いないよ。」

やっぱり本当か。

あ、それなら、もっと仲良くなってみよう。
そうしたら、きっとキドの面白い過去とか知ってそうだし。
そして、その弄りネタでキドを弄りまくってみたいし。

「マリーさん、その子のメアド持ってません?」
「私は持ってないけど、キドの恋人のモモちゃんなら、持ってるよ。」
「なら、その子のください。」
「いいよ。ちょっと待っててね。」

少ししてから、僕のメール仲間に、如月モモと書かれたグループが現れた。
これから、シンタロー君と仲良くしよう。

まずは、シンタロー君の周りの人から!


僕は、メール本文をうって、送信ボタンを押した。