大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.140 )
- 日時: 2018/02/21 18:41
- 名前: デイズ
Said : カノ
実は、僕らが付き合ったのはつい2ヶ月程前の話だ。
僕が告白したのは、4ヶ月前。つまり、この2ヶ月の間に、どうしても諦めきれなかった僕は、シンタロー君に猛烈アタックをし続けたら、向こうが折れて僕と付き合ってくれたって訳。
それでも、たった1ヶ月もすればキスとか手を繋ぐようになって、2回ぐらい……体を重ねようと試みたこともあったが、悉く失敗。
まぁ、ディープキスとかフェラまではいけたんだけど、その次の段階に踏み込もうとするとシンタロー君が嫌がるんだ。
それで、いつも物足りない感じで終了。
まあ、そういうリア充生活を満喫しているときにあんな事が起きたんだ。
僕が知ったのはつい1週間前ぐらい前なんだけど。
シンタロー君、クラスで苛められているんだって。
苛められていた理由は、学校の皆の憧れでスターである僕(って皆が言ってた。)に好意的で、しかも文才能力が高くて先輩から絶賛され、成績もかなりいいことが理由らしい。
なのに、あのクールで愛想のないところが、嘗めきってると疎まれて苛めに発展してしまったのだと。
1部のクラスメートを外して、ほぼ全員がシンタロー君に毎日苛めを繰り返して。
仲間はずれや無視はいつものこと、暴力やパシリ、面倒な仕事を押し付けられたり、机に落書きされたり、あることないことをネット掲示板に書き込まれたり、しかも出会い系サイトに書き込んだ奴もいてレイプされかけたという。
そんなことがあったのに、僕はずっと気づかず、シンタロー君は1ヶ月前に、不登校になり保健室登校するようになっていた。
僕は最近シンタロー君見かけないなぁ〜とか思っていたら、最近になってこの事を部活の子から聞いた。因みに、シンタロー君のクラスメートのアヤノ……って子だったかな?
その子から話を聞いて、シンタロー君をいじめた奴を詳しく聞き出して、潰しに行ってきた。
といっても、暴力沙汰とかじゃなくて、精神的に追い込んでやった。
今では、そいつらの何人かも不登校だ。
ざまぁみやがれ。
青い空を見上げて、嫌なこと思い出したな…と息を吐いた。
今、僕は屋上にいる。
授業に戻ろうと思ったけど、なんとなく戻りたくなくなったから、屋上に上がってきたんだ。ここなら、今、授業中だし誰も来ないでしょ。
そよ風にあたりながら、ぼーっと遠くの景色を見つめていた。
「なぁに、黄昏てるんすか。」
「ショボくれた顔してんな。」
「うわっ!?」
目の前に急に顔が現れ、驚いて後ろに仰け反ると、もたれ掛かってた壁に思い切り頭をぶつける。
痛みに頭を押さえながらも、目の前を見てみるとキドとセトが目の前にいる。
僕の顔を覗き込んで、2人とも面白い顔してんなぁって考えてそうな顔をしてた。
っていうか、なんでここにいるんだろう。
「今、授業中じゃん。なんで、ここにいるの?」
「それはお前に言えることか?このサボり変態ホモ野郎が。」
「まぁまぁ、俺らもサボりにはかわりないっすよ」
キドはイライラしてんのか、それとも今の授業が苦手な英語だったのか、罵倒がいつも以上に酷い。それに比べてセトは、いつも通りフォローするとこがずれている。
それにしても、キドとセトは僕がシンタロー君と付き合ってること知らないのに。
なんで、変態ホモ野郎って知ったみたいにいうんだろう。
……もしかして、本当に知ってたり?
まさかぁ。
「っていうか、キド!サボりはいいとして、なにその変態ホモ野郎って?!僕、変態でもホモでもないよ?!」
「ん?だって、お前よく下ネタ言うし、女より男といること多いし男友達が多いし、いるんだろ?1人や2人おホモ達がさ。」
「いないしっ!!」
「アーッ♂とか114514って奴っすか?」
「洒落にならないっ!!」
キドには変な偏見持たされてるし、セトはホモネタ言うしすっごいカオスだけど、どうやら察せられていないみたい。
よかった。
ホッと胸を撫で下ろすと同時に授業終了のチャイムが鳴った。
あ、シンタロー君の所に行かなきゃ。
僕はゆっくりと腰を上げる。
「ん?なんだ、もうどこかいくのか?」
「うん。ちょっと、約束してた事があってさ。」
「そうか、なら早めに行けよ。」
「いってらっしゃいっす!」
セトとキドに見送られながら、僕はもう1度保健室に戻った。
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