大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.147 )
日時: 2018/02/22 21:12
名前: デイズ

▽   ▽    ▽    ▽
Said : カノ

「くぅ〜……」
「全くもう……。」

シンタロー君を全力で追いかけて、見失ったと思ったらソファで丸まって寝てた。
今まで走って探してた僕は、なんだったんだろう。
なんとなくカチンときたけど、まぁ、そんな可愛い寝顔みてたらそんな気持ちも薄れる訳で。うりうりと、柔らかいほっぺをつつくと、嫌そうに眉間にしわを寄せるが、それすらも可愛い。

でも起こすと悪いから、結局やめてしまう。
ズボン穿かせるのも、諦めよう。

僕の部屋から毛布を持ってくると、ソファに眠っているシンタロー君に毛布をかぶせる。
それでもスヤスヤと気持ちよさげに寝ていて。
そんな顔を見てると、自然とこっちの頬が緩んでくる。

「ふわぁ……。」

僕も走り回ったせいで疲れたのかな?
なんだか、眠くなってきちゃったや。欠伸を数回漏らして、ウトウトと微睡んでいるといつの間にか眠ってしまった。



**    **    **    **
Said : シンタロー

「……ん?」

夕日の赤く淡い光が窓から優しく照らしていた。
なんだか、足が寒くて起き上がる。

寝ぼけた頭で、何があったのかを思い出す。
昨日の夜にマリーに猫になる薬ぶっかけられて、それでそのあとカノの部屋にいってベットにいったら眠くなっちゃってそのまま寝て、そして……カノとおいかけっこしてたりしたような……?

……あ。


ふと思い出して、バッと起き上がる。
すると、フワッと何かが自分から落ちた。それは、布団。ほんのりと、カノの匂いがする。きっと、カノの物なんだろう。

ああ、そういえばおいかけっこして疲れて寝たんだっけ?

チラリと横を見てみると、眠ってしまっているカノがいた。
流石に、わがまま言い放題だったからな。疲れたか。
でも、そうやって緩んだカノの寝顔、なかなか好きなんだよな。オレ。

ぷにぷにとほっぺをつつく。
すると、ん〜…とかなんとかいいながら、眉間にしわを寄せた。
クスッと笑えてしまう。


ついでで言うが、マリーにかけられた薬は、オレが頼んで事故にみせかけてかけてもらったんだ。
今日は、2/22……にゃんにゃんにゃんの日ってやつだ。その日にちなんで、猫になるようにしてカノへのサプライズとしてやったんだ。
今まで、素直に甘えられなかったし、薬の力を借りて……だけど、なかなか楽しかった。

わがままいっても、ニコニコと笑って従ってたカノが目に浮かんで、少しだけ顔が火照る。
スルッとカノの頬に手をまわし、チュッとキスをする。

「楽しかったよ。……ありがとな、カノ。」

カノに布団をかけて、そこに投げたままのズボンを穿き、もう一度カノの布団に入る。
隣には、スヤスヤと幸せそうに眠るカノ。
そんな顔を見てると、顔がにやけてしまう。

さて、もう一眠りするか。

カノの香りに包まれながら、すぅと眠りについた。




【E N D】

△    △    △    △

はい!
これで完結です!
なっ、長かった…っ!


にゃんにゃんにゃんの日のカノシンはほのぼのをめざしました。
いい感じにほのぼのしてたら幸いです。

さて、次からは学パロをじゃんじゃんすすめていきます!
そしてそろそろくる、カノシンの日に向けてネタを集めてきます…っ!!