大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.154 )
日時: 2018/03/05 20:49
名前: デイズ

あ、続き書いたつもりになってたわ……←
スミマセンッッ!!!!

ってことで、続きです!

▽     ▽     ▽     ▽
Said : シンタロー

―ピチャリ
「ひやぁっ!?///」

耳元で間近に水音と、何か湿ったもので撫でられるような感覚。
ゾワァッと背中に何かが走る。

バッと振り返ると、いたずら顔でニヤニヤと笑うカノ。

「てめ…っ!舐めるとか、ここどこかわかってんのか?!」
「あはは、真っ赤になってかわいい〜♪」
「話を聞けっ!!」

オレが怒るが、アイツは全然気にしてないらしく、笑って受け流す。

マジで、あいつありえねぇ。
耳弱いってわかった上で絶対舐めたし、しかも今の状況を考えろよ。
2人きり……なら、まだ分かるとして、なんでみんなのいる真ん前でやるんだよ。

もし、気づかれたらどうすんだよ。
当然、言い訳で誤魔化せるレベルじゃねーぞ。

「まぁまぁ、とりあえず座って。ね?」
「いやだっ!お前、絶対舐める!」
「ほらほら、大人しくしないと皆にバレるよ〜?」
「ちょ…っ!おまっ、離せ…っ!!」

カノはオレの抵抗をやんわりと返し、ストンとまたソファに座らせた。
勿論、オレみたいなニートがカノの腕力に勝てるはずはなく、すぐに戻されてしまった。

「素直でいい子なら、もっとしてあげるよ……?」
「て、め…ぇ!んっ///離せぇ…っ!」

耳元でまた話されてしまい、手に込めた力が少しだけ緩んでしまった。
ほんと、耳弱いってツラい。

カノは力が緩んだがいいことに、また耳元でボソボソと喋り出す。

「うん、いい子だねぇ…。そうそう、そのまま…力を抜いてって。」
「お…、ま…あとで、覚え…んぁ///……とけぇ…っ!!」
「抵抗しても、かわいいだけだよ…♪」

クソォ、力の差と弱み握られてるせいで、完全におちょくられてる。
ああ…、せめて腕力さえあればなぁ。
今さら公開しても、後の祭りだけど。

カノは無駄にイケボなもんで、本当はカノの声をずっと聞いていたいとか思ってる。
でも、そんなこと言ったら調子のるだけだし、言わねぇけど。

「あ〜、かわいい…。ねぇ、ヤってもいい?」
「は…?」
「だから、ヤりたいの。」
「え…?」

こいつ、頭大丈夫か?
くるりと首だけで振り返ってみる。

顔は紅潮しており、荒い息をしている。かなり、余裕じゃなさそうだ。顔が、いつもの笑顔じゃない。
なんで、盛ってるんだよこいつ…!!

「ふざけんな!!洒落になんねーぞ、お前!」
「いいじゃん、僕…今すぐでもヤりたいの。別に、見られてもいいし。」
「オレがいやだっ!…て、いうか…んっ///耳元で……しゃべ、…んなぁっ///」
「ヤろ?ね。バレないようにするから……。」
「や、や…だぁ……っ///」

こいつ、続けて耳元で喋り続けるものだから、オレの口から甘い声がもれだす。
もう、いやだ。

カノは相当余裕がないらしく、もう既に服のなかをまさぐり始めてる。
ヤバイヤバイ……オレ、マジでこのままだとヤられる…っ!!

「そこまでだ。」

その時、怒気のはらんだ低い声が聞こえた。
それと同時にカノの動きがピタリと止まった。

後ろを振り返ると、キドが包丁をカノの首に近づけていた。
カノは青くなって固まっている。

「春の成分で気分が上がっているかもしれないが、ここでは控えろ。さもないと、お前の首を雛壇に飾ることになるからな。」
「でも、ヤりた……」
「雛壇の飾りになりたいってことでいいのか?」
「イエ、ナンデモナイデス……。」

キドの助け船によって、なんとか貞操の危機を逃れることになった。
よ、よかった……。
ホッと一息つくと、キドにおい…と声をかけられた。

「シンタロー、お前、かなり破廉恥な格好だぞ。直しとけよ。」
「……はい。」

この時になってやっと、我が妹とエネとヒビヤのドン引き顔と、マリーの腐女子度MAXな様子に気付き、かあっと頬が火照る。

ああもう……
今回も、最悪なひな祭りだ……。



((E N D))

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