大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.160 )
日時: 2018/03/15 19:08
名前: デイズ

よし。
8日間過ぎての(←!?)カノシンの日!
一応完結!!(久々すぎて続き忘れたとか言えるか。コナクソォ)

▽    ◆    ▽    ◆    ▽

Said : カノ

「なにこれ、アホらし。」
「えっ?」

カノは呆れたように吐き捨てると、ぽいっと紙をほおりなげてしまった。
え……、それってヤバくない?

そう焦るオレとは裏腹に、カノは特に気にしもせずキョロキョロと周りを見渡す。
そして、上の方を指差してオレにも見るように促してきた。
オレは不思議に思いつつも、好奇心には抗えずつい上をみた。

「……!!?」
「やっぱり、そうだったんだ。」

その光景に驚愕するオレと、納得したように頷くカノ。
その2人の目の先は、天井につけられたカメラに向いていた。丁度、アジトのソファを映す感じで、セッティングしてあった。

カノの方をチラリと見てみると、そこまで焦っているような様子もなく、なんだか落ち着いている。
なんか知ってるのか……?

「なぁ、カ……」
「おーい!見えてる〜?そこにいるんでしょ〜!そんな変なことしてないでさ、出かけるからドアを開けてくれな〜い?」

聞こうとすると、カノはそうカメラに向かって叫んだ。
そして、それだけ言うとドアの方へと向かっていった。

全く理解できないオレは、わたわたとしながらとりあえずカノの背中を追っていった。
急いで行くと、ドアの前でカノが笑って待っていた。

「じゃ、カラオケとかファミレスにでも行こっか。」
「は?でも、ドアは開かないんじゃ…?」
「開くよ、行こっか。」

カノはがチャリとドアを開けると、オレをおいでおいでするようにして手を動かして、ドアの外へと出ていった。
オレはカノを追いかけて、急いでその手を掴む。
驚いて、こちらをふりかえるカノに言いたいことをぶつける。

「一体、なんなんだよ。ドアが急に開くし、なんかカノ知ってそうだし……。お前、なんか知ってるのかよ?!」
「あ〜、そうだね。言わなきゃいけないか。」

なんだか、困ったように笑いながらカノは頷く。
すこしはにかんでいるのが気にかかるけど、一体何があるって言うんだよ。

「実はね、今日は3/7なんだけど。」
「それがどうし……あ。」

聞き返そうとして、ふとある考えが頭を過った。

そうだ。
3/7って、オレとカノの数字が並ぶ日だ。

つまりは、オレ達の日ってこと。そんなことに気づいて、顔が火照ってくる。

「あ、分かっちゃった?」

カノも照れたように笑いながら、オレの顔を除きこむ。
少し恥ずかしいから、少しだけ視線を逸らす。変に意識して、少しヤバイかも。

「昨日の夜に言っていたのが聞こえたんだけど。マリーが、『カノとシンタローをアジトに2人きりにしてみよう!』ってキドに頼んでいたのが。それがまさか、"あれ"なんて思わなかったけど……、多分カメラに納めるつもりだったんだよ。」

そういうことだったのか。
いざ分かってみると、2人きりになれたのが運命かもとかはしゃいでいたオレがいたけど、作られた物だと分かると冷めてしまう。と、同時に残念さが増した。

「まぁ、でも……そんなシンタロー君は僕のもんだから。誰にも、見せないけどね。」

そんなときに、ふわりと届いたそんな言葉。
無意識なのか狙っていたのか、かぁぁ〜っと顔が火照る。

うつむいていたせいで、どんな顔なのか全く分からない。
それでも、きっと余裕の笑みで笑ってるんだろうなとか安易に想像がついて、腹が少し立ってきた。

バッと顔をあげ、カノの胸ぐらを掴む。
驚いて言葉を発しそうな唇を、塞ぐように唇を塞ぐ。

「本当に、ヤんなくていいのかよ?」
「…っ!?///……本当に、君ってやつは…。」

きっと余裕だった顔は、真っ赤になって恥ずかしそうに崩れている。
そんな表情を見ると、なんとなく勝ったみたいで顔がにやける。

「はぁ〜……、ラブホに行く?」
「……行く。」
「分かった、じゃあ予定変更ね。」

2人で手を重ねて、道を歩く。
これからすることに胸踊らせ、今日はいい日だなと、青くすみわたった空を見上げた。









【丁度、その頃のエネ&マリ―】

『ちぇ〜、結局撮れず仕舞いですか。頑張って、団長さんを説得したのに〜』
「ほんとだね〜。みんなをアジトから追い出すのにも疲れたのに、こんな結末なんて納得いかないね。」
『あ、ご主人達がカラオケ店通りから、ラブホ通りにすすんでますよ!これは、ヤっちゃうんじゃないですか?!』
「うそ?!本当に?!そこのラブホ店通りなら、前にセトとキドと一緒にカメラつけたから、多分撮れるかも!」
『さっすが、もこもこさんっ!じゃあ、私GPSで細かいところ探してみます!』
「お願いね!エネちゃん!」


そして、カノシンのお楽しみは結局撮られたそうな……


((END))

▲    ◇    ▲    ◇    ▲


はい、これで完結!

遅れてすみませんでしたアアアアアア!!!!


マリーちゃんは腐女子の中でもなかなかハイクオなことしてそうなイメージある。
そして、それに振り回されるセト&キド。

っていう勝手な妄想。←