大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.167 )
- 日時: 2018/06/24 10:42
- 名前: デイズ
said : カノ
「ちーっす。」
『皆さんお待ちかねのエネちゃんの登場ですよーっ!』
あれ?もうそんな時間?
顔にのっけていた開きっぱの雑誌を取り除き、ゆっくりと起き上がる。
最近、シンタロー君がほぼ毎日のように、アジトに来るんだ。
「お疲れだな、シンタロー。何か飲むか?」
「コーラで。」
「すまんが、生憎きらしていてな。サイダーでいいか?」
「ああ、いいよ。」
気だるげなその態度。
愛想悪そうだけど、あれはただ疲れていてちょっと面倒になっているだけなのは、最近気づいたこと。よく見ると、白い肌に汗が伝ったあとがある。
今日も、お疲れさま。
口では言わないけど、とりあえず心のなかだけでもいってあげる。
「はい。」
「サンキューな。」
「ついでに、カノにも渡してこい。欲しそうだから。」
「うぃ〜っす…。」
なんだか、いつの間にかシンタロー君のことを見てたみたい。
キドはそれに気づいて、サイダーが欲しいと勘違いしたけど、まぁ、それはそれで良かったかも。
シンタロー君は、ほぼ足を引き摺るようにして、僕のところへ来ると、無言で中身の入ったコップを差し出した。
ありがとう、とお礼を言いぼくは、シンタロー君に隣を勧める。
少し顔はしかめたけど、あんまり動きたくなかったみたいだから素直に座った。
「コーラなくて、残念だったね。」
「ああ……、ここまで来た意味がねーわ。」
「それだけでここに来たの?!うける(笑)」
「あ〜、好きなだけ言っとけ。」
話しかけてみるけど、やっぱいつも通りで。
可笑しいな。
シンタロー君は多分、僕のことが好きなんだろうに。
なんでかっていうと、僕を見る目だ。僕がそっぽを向いているときに、見せるあのちょっとの間だけの目。
だけど、僕と目が合うとすぐに無くなるんだ。きっと、恥ずかしいからなんだろうけど。
ちなみに、その目っていうのは恋する乙女って感じの目。
だから、話しかけたらキョドるかなぁって思ったのに。検討違いかな。
『吊り目さぁ〜ん、きいてくださいよ〜!』
「ん〜?なになに、エネちゃん。なんか、いい情報?」
『はいっ!とびっきりのご主人ご不憫情報です!』
「ぶはっ、なにそれ(笑)ぜひぜひ、聞かせてくれないかな?」
『報酬はなんぼですかね?』
「ん〜、情報しだいによっちゃ、高くなるよ。」
『じゃあ、教えますね!』
「やめろおおおおおおおおおおおおおっっっっ!!!!!!!」
とりあえずは、いつも通りに過ごしとこう。
生憎、僕は性格は悪いからね。
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