大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.175 )
日時: 2018/07/22 07:44
名前: デイズ

Said : エネ

『はぁ〜〜〜……っ!!言ってスッキリしたんで帰ります。』
「え?」

大きなため息を吐いて、とりあえず今回はお開き。
また意図的においてかれたことに腹が立って、鬱憤ばらしに愚痴ってた。でもまあ、たったそれだけだから直ぐにネタがつきっちゃって、30分ぐらいで気が鎮まる。
急に、騒ぐのをやめたせいか何故か呆気にとられている、吊り目さんの姿。
目だけで、「僕の努力はなんなんだ。」と言いたげに見つめているのが分かる。
まぁ、分からなくもないけど、今の私にはそんなことに気を使う優しさは生憎持ち合わせていない。

『んじゃ、皆さんバイならです!』
「あーっ!えにぇひゃん!みゃ、みゃって!!わたひもかえりゅって!!」

口一杯にポテチを頬張っているせいで、なんか訳分からない言葉になっている妹さんの声を背に聞きながら、青い0と1の羅列の海に飛び込んでいった。
きっと、「エネちゃん、待って!私も帰るって!」って多分言いたかったんだろうけど、今の私にはそんなことに気を使う優しさは生憎持ち合わせていない。(2回目)

連続して続く、青い青い電子の海。時々、黄、赤、桃、橙、緑……いろんな色も混じるけど、やっぱり印象に残るのは青だった。

なんて、真面目に書いたらたったの2行で終わってしまう。
この作者に真面目で、シリアスな小説なんて書けるわけがない。(嘲笑)
こういう、コメディとか面白いものとかが似合うんですよね〜(メタい)

お。
見っけた。

四角い白い光が差し込んでいる場所を発見。眩しさに目を細めると、見覚えのある人影が見えた。
この白い光の近くに行くと、画面に私が映る原理である。
とりあえず、罰をなににしようかと考えるために、かなり端のとこに行って極力移らないようにする。こうすれば、多分ご主人なら気付かない。
じーっと、凝視してみる。

「んっ……く、ぁあっ!」

ぱたたっと何かが机に当たる音が聞こえた。
まぁ、見なくても大方の予想はついたけど。

なんてタイミングだ。ご主人がイッてしまう瞬間を目撃してしまった。なんだか、弱味を握れたっていう喜びより、うぇ……という嫌悪とか吐き気が強かった。
また、"こんなもの"読んでいるし。






ご主人はどうやら、所謂"BL"というものにハマっているみたいだ。しかも、それを読みながら自慰をするほどに。どんだけ童貞こじらせたら、こんな立派な腐男子になるのか聞いてみたいぐらいだ。それに、こんなことしといて私にはバレていないつもりだから、なかなか馬鹿らしい。私への隠し事なんて、ほぼ不可能に決まってるのに。
画面に映されている、文字。私から見たら、鏡に移った時みたいに左右反対になっているのだ。
それでもなんとか読めるので、ゆっくりと読んでみる。

『おえぇ〜……っ。』

気付かれないように小さい声だったけど、これは言わずにはいられなかった。
前まではオリジナルだったくせに。次は自分の知人をもすら巻き込んでやがる。

しかもどう見たって、つなぎさんと吊り目さんのことなのは一目瞭然だ。
自分を攻めさせるとか、Mかよ。きっもちわり。
それともそういう趣味に目覚めたの?うえぇ〜〜……。

『……!あっ、そっか。』

次の罰が決まった。
前みたいにフォルダを消すのもいいけど、最近マンネリ気味だし新たな改革が欲しかったところだし。丁度良いぐらいだ。

私は、ご主人が小説を閉じ、複雑なパスワード付きのフォルダに閉まったのを見届けてから、かなりド派手に登場してみた。

『呼ばれた気がしてじゃじゃじゃーんっ!!スーパープリティ電脳ガールのエネちゃんのご登場でっすよー!!』

ビックリして仰け反るご主人に、ニヤリと笑いかける。














決めた。
このこと、吊り目さんとつなぎさんにバラしてやろう。



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