大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.177 )
- 日時: 2018/07/25 04:35
- 名前: デイズ
Said : カノ
「……おっ。」
少し日が傾いて、空が青と橙が交わり会う頃。
そろそろいこうと玄関に向かうと、セトがそこに立っていた。
やっぱりねという気持ちと、少しの驚きが相まってそんな声が口から出てきた。
「遅くないっすか……?」
少し疲れた色が見える。多分、ここで何時間も待ち続けたのだろう。
来るか来ないか、少し戻ってもいいだろうか、いやすれ違いが起きたら……という自問自答の末、ここでずっと待っておくことにしたんだろう。
そう思うと、ちょっと気の毒である。
でも、時間に関しては遅くもなんともないと思う。だって、あんなことするんだよ?夜の営みっていうぐらいなんだし、このぐらいが妥当だと思うけど。
「ごめん、時間言わなかったね。このぐらいが丁度いいんだ。」
「……?どうしてっすか。」
ああ、なんか可愛い。初で何も知らないって感じ。
でもだからといって、性的欲求が生まれる訳ではないけど。これ、シンタロー君だけだし。
僕は答えを提示せずに、口に人差し指をあててウィンクする。
「いずれ分かるよ。」
「……そっすか。」
少しだけセトに変化があった。なんでか知らないけど、「ふーん」っていう目をしながら、少しだけ興味がある尻尾ががっつりのぞいている。
やっぱり、好奇心旺盛だな。
「じゃ、行こっか。」
「……っす。」
少しだけ緊張した面持ちのセト。
そんなに緊張しなくてもいいのに。少し笑ったら、恥ずかしそうに睨まれたからやめた。
カチャ……とドアが閉まる音が、狭い路地裏に響いた。
さてさて、どういう風にしてあげようかな?
貰った小説一通り読んでみたけど、結構激しめのプレイがお好みみたい。シンタロー君Mっ気あるのかな?それはそれで好都合。
実は僕、皆に隠してたけど非童貞なのさ。
君らより、1ランク上に居るのさ。どうやって卒業したかって?それは、秘密。
因みに言っておくけど、メカクシ団メンバーの誰かとしたわけじゃないからね。流石の僕もそんなことはしない。
それに、僕、Sっ気があるみたいだから、相性ピッタリじゃん。
なんだか、楽しみになって舌で唇の輪郭をなぞるように舐める。
それに、この何も知らない童貞ちゃんに教えてあげないとね。
溢れる笑みを手で隠して、闇が深まりネオンがポツポツとつき始めた町に、吸い込まれるように歩みを進めていった。
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