大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 【カゲプロ】カノシンばっかり【シンタロー総受け】 ( No.184 )
日時: 2018/07/31 21:02
名前: デイズ

Said : シンタロー

ガチャ、……パタン。

ドアの閉じる音がしたあと、オレはガバッと起き上がった。
はぁはぁと息を荒らげ、ドキドキと激しく鼓動が鳴る。びっくりした、気持ちよかった。

実際、フェラでイッた後確かに意識がとんだのだが、2人がオレを寝かせようと話しているときに、意識が戻ったのだ。
会話を聞いていると、なんだか起きるのには気まずいので、寝たふりを続けた。バレないかひやひやしたけど、なんとかやり過ごせてホッとした。


っていうか、なんで2人がオレの秘密を知って、こんなことをしたんだろう。
分からない。

セフレ……ってやつなのか?
いや、だとしたらセトが初心者ぽかったのには説明がつかない。いや、だからといって見た目に惑わされるな。あんな風だったわりには、フェラ上手かったし……。いや、経験してないから分かんないけど、多分……うん、上手かった。

『あの〜、もしもぉし?ご主人〜〜?』

それにしても、カノは手慣れた手つきだったな。そういう経験が多々あるのか?だとしたら、誰と?キドとか?いや……それだったら、雰囲気でなんとなく分かるけども。確信ないけど、多分2人は決してそんな仲じゃないと思う。
相手だとしたら、女?男のオレは気持ち悪くなかったのか?

『ちょっとぉ〜、聞いてますかぁ?』

というか、なんで2人はオレにこんな事を?小説見て、気持ち悪いって思わなかったのかよ。自分等をオレを攻めさせるなんて、うわっキモッこの腐男子って思わなかったのか?
まあ、思わなかったからあんなことしてたんだろうけど。それは、あの小説見て、あ、これイケるんじゃね?的なノリでやったわけないよね?セトとか特に心配なんだけど。あの子、少し頭弱いから、その場の雰囲気に流されそう。

『ごぉ〜主ぅ〜人〜〜っ!』

だとしたら、カノはセトをおちょくったとしても、自分まで参加する必要あったか?やっぱり、2人とも、オレにそういう気があって、これをきっかけに一線越えちゃおう……的な?
いやいやいやいや、ないないない。あの2人限ってはそんなことなんて……。
でも、だとしたらどういってあの行動の理由がつくんだ?全くもって意味がわからな

ジリリリリリリリリリリッッッ!!!!

「うおぉっ?!」
『もう!ご主人無視しないでくださいってば!!』
「エ……エネ?」

いつの間にいたんだよ。
エネはパソコンの画面の中で、不機嫌そうに頬をふくらませている。

……っていうか。

「お前かっ!?あの小説2人にばらしたの!!」
『ええ、そうですけど何か?』
「だあああっ!!」

やっぱり、そうだった。いや、分かってた事だけども、聞くと考えるでは苛立ちが全然違う。
あぁ〜〜っ!!
エネのこういう行動のおかげで、あんなことになったのに少し感謝を感じているオレが憎々しいっ!!

エネに関しては、そんなオレをみてニヤニヤと笑っている。

『どうでしたか〜?よかったですか〜?』
「ああ!よかったよ!!意識がとぶぐらいになっ!」
『素直に言われるのも、なんか気持ち悪いですね。』
「お前が聞いたんだろうがっ!!」

暫く意味のない言い合いを続けていると、エネの方から『あ、そうそう。』と話を打ち切った。

『これで、お2人にはバレたんで、隠すことしなくていいですね!』
「へ……っ?」

ああ、そういや忘れていた。
2人にもバレているんだ。それなら、もう隠さなくてもいいか。知ってるから。

何も言えず頭を抱え込むオレに、エネの楽しそうな笑い声が聞こえてきた。

『私に言うことは〜?』
「……アリガトウゴザイマス。」
『いえいえ〜、これも私の嫌がらせ……こほん。ご主人の手助けの1つですから!』
「おい、今、嫌がらせっていったよな?」

そう言ってもエネは特に気にするそぶりなし。
まぁ、いつも通りか。

オレは椅子に座り、パソコンと向き合う。そして、エネの目の前でオレの書き途中の小説を開けた。

『うわっ、目の前でするんですか?』
「別に知ってるからいいだろ。」
『……シコんないでくださいね?』
「するかボケ。」

オレは気持ち悪がるエネを無視して、また文字をうち始めた。
なんだか今日は筆が進みそうな予感。


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