大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.57 )
日時: 2017/12/09 04:41
名前: デイズ

Said : シンタロー

「『いただきまーす!』」

皆で手を合わせ、お決まりの号令。
口々に何かを言いながら、スプーンを手に持ち口に運ぶ。
我ながら、中々旨そうだ。味付けとかはキドだし、味見もキド一人でやってたけど……、塩コショウぐらいやってたし!
まあ、本当に美味しそう。

スプーンを手に取り、まずはポトフから。

「……!!」

丁度いい塩加減、ホクホクのジャガイモ、トロリと溶ける玉ねぎに、出汁が染み込んだキャベツ……っ!!
超絶、旨い…っ!!

「超……、うめぇ…っ!」

思わず片手を頬におく。

ーカシャッ!

「……へ?」

一瞬、瞬く光。そして、顔を赤らめ、多少鼻から赤いものが出ているホモ組。その手には、スマホ、デジカメ、一眼レフがそれぞれ握られている。

……つまりは、撮られた。

「今のシンタローさん可愛すぎて撮っちゃいましたっ!」
「僕も…っ!思わず一眼レフ構えちゃったよ!」
「シン兄…、今の反則…っ!」
「さっきのシンタロー……、永久保存するね…!」
『やっべ、超シコれる位エロい。』

「お前らああっ!!!」

思い切り立ち上がると、足が机に当たり机が大きく揺れる。

「バカ兄っ!なにしてんのっ!?」

と、モモに脛を蹴られた。痛みで、立つこともままならなくなり、椅子に座る。
モモひでぇ…いてぇ…。

そんなオレを見兼ねたのか、キドがホモ組に近づく。
因みに5人は先程撮った写真を、にんまりと笑いながら見ています。

「おい、お前ら。今すぐ消さないと、お前らのそのカメラやスマホが粉砕されるぞ?」

キドのその一言だけで効果有り。
皆、サッと青くなりそそくさと俺の写真を消していった。
キドは1人1人のカメラを確認し、消したことを確認するとはぁ…とため息を吐く。

「別に撮っても構わんが、食事中は控えろ。いいな?」

あ、別に撮っていいんですね。キドさん。
超がつくほど、納得いきません…っ!

キドはオレのそんな視線に気づくことはなく、自分の席に座りまた食べ始めた。
まぁ、いいや。
オレも食べよう。スプーンに手を伸ばし、料理をすくおうと近づける。

「待てっ!!」

キドの怒声がとび、オレの肩がビクッと揺れる。
キドの方を見たとたん、ヒュッ…と何かが通り過ぎ、「いてっ!」というセトの声が聞こえた。

セトの方を振り向くと、おでこが薄ら赤い。その手に持っているものは、キドのiPodイヤホンつき。
一体どういうこと?

「セト…、シンタローのスプーンと自分のを変えるなんていい度胸だな?次やったら、どうなるか分かってるよな?」
「もっ、勿論っす、すすすよっ!」

キドが鋭く睨み付けると、セトは動揺しながら答えた。

「おまえらも、しようとしたら…骨折るからな?」

他の4人も、首がとれそうな程縦に頷く。キドはセトからiPodを返してもらうと、また食べ始めた。
そう言うことだったのか……、キドに感謝だな。
オレはセトからスプーンを取り返し、また食べ始める。


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