大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: シンタロー総受け【カノシン・R18多め】 ( No.58 )
日時: 2017/12/10 06:47
名前: デイズ

Said : シンタロー

「『ごちそうさまでした!』」

皆がゾロゾロとソファに集うが、オレとキドは食べ終わった皿を洗面台の所に持っていき、机を拭いた。
食べこぼし、特にモモが居たところが酷かった。きたねぇ。
でも、これ言ったらモモにまた蹴られそうだ。

キドが机を拭き終わると、ヒビヤに声をかけた。

「ヒビヤ!皿を洗ってくれ!」
「えー、めんどくさいから嫌だ。」
「今回だけ、特別にシンタローのもいいから。」
「えっ?!舐めたりとか頬擦りとかもあり?」
「好きにしろ。ただし、持ち運びは無しだからな。」
「ありがとう!団長さん!」

ヒビヤは嬉しそうに洗面台へと駆けていった。
キドめ……、感謝したオレがバカかもしれない。キドはオレのことを都合よく使っているみたいだ。今のように、ホモ組に融通を聞かせたいときは、オレを使うみたいだ。
なんか、オレには人権がないのか……?悲しい……。

とりあえず、テレビを見たいからソファに座る。

「あっ、シンタローさん。ちょっといいっすか?」

座るのとほぼ同時にセトに声をかけられた。
ヒビヤのあの1件(皿洗い前のあのやり取りのこと)のせいで、無意識に警戒する。

「なっ、なんだ……?」
「あぁ…、ちょっと場所変えていいっすかね?」
「いいぞ。」
「じゃあ、トイレに。」

なんでトイレ?
と問いたい気持ちを飲み下す。確かに密室だし、いろいろと危険そうなかおりはする。
でも、なんかあった時は叫ぶなりなんなりすればいいか。

そんな軽い気持ちで判断して、前を歩くセトの背中を追った。

2人一緒でトイレに入る。アジトのトイレは狭くはないのだが、2人一緒だと多少の圧迫間はある。

「セト…で、なん」
―ダンッ!!

なんか用?っていう前に、言葉を遮られた。
右横にはセトの腕がある。目の前には、頬を紅潮させて息の荒いセトの顔が近い。簡単にいえば、所謂壁ドンってやつ。

完全に油断してた。ついていってしまった事に後悔したが、今更後の祭りだ。

「ねぇ、シンタローさん……そろそろ限界なんすよ。」
「……は?」

セトは壁ドンしていない手で、オレのうさみみを軽く触る。

「ん…っ。」

どうやら感じるらしく、ちょっとした刺激で声が出てしまった。
顔が暑いくらいに火照る。

「知っているっすか?ウサギさんって、なかなか淫乱な動物なんすよ。」
「…〜っ!」

耳元で囁かれ、セトの声と共に吐息までもがハッキリと聞き取れる。
そのおかげでぞわぞわっと、なんかそんなものが体を走った。

「ね?これだけで、感じるんじゃないっすか?」

うさみみを、さわさわと撫で始めた。

「んっ、…ぁ……うぁ…、っん。」

オレが反応して声を出し始めると、セトはいやらしげに笑った。
なんだか弄ばれてるみたいだけど、ニートのオレじゃ押し退けるなんて、まず無理だ。

火照る体温に気付くと、さらにその事が恥ずかしくなってまた体温が上がる。

「かわいいので、いただいちゃいますね♪」
「……へ?」

セトは耳を弄るのをやめると、オレの顎を掴み少し上に向けた。
流石のオレでも何をするのかすぐに分かって、振りほどこうと必死に抵抗する。
でも、所詮オレはニートだ。こいつの力に対抗出来るようなもんではない。

セトの顔がどんどん近づいてくる。

「……いや…だぁ…っ!」
ーバキィッ!!

すると不意に壊れたトイレの扉。破片が多少こちらに飛んできて、体にぶつかって痛い。
空いた穴から見えるのは、つき出した足。それは、どう見てもキドじゃなかった。

その足の主は、蹴破ったドアの隙間から顔を出し、笑いながら言う。

「セト?抜け駆けはよくないよ。」
「……チッ」

その蹴破ったやつ、否、カノがそう言うと、セトは盛大に舌打ちをした。
惜しそうな目で此方を見るが、すぐに退散してしまった。

よ、よかった……!

「カノ、ありが…」

言い終わる前に、カノに唇で塞がれる。
また体が、グーっと火照ってくる。

カノはオレの口を舌で抉じ開けると、なにかの液体を流し込んだ。
ちゃんと飲み込めるように、奥の方までその液体を流し込む。オレはその液体を、カノが流し込んだ分まで全て飲み込んでしまった。
カノはその液体を飲んだことを確認すると、口を離しペロリと唇を舐めた。

「僕の部屋に行こうか。シンタロー君♪」

オレはただ頷くことしか出来なかった。


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