大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 組合図鑑【(G)R18確定】チョロカラ ※特殊嗜好 ( No.9 )
- 日時: 2017/08/21 23:28
- 名前: ノボル ◆5/2kkxYfkE
気が付いたら夜になっていた。
夕方頃にはブラザー達全員が帰ってきて、俺とおそ松だけという寂しい状況が無くなった。……しかし俺達は、その時人生の終わりを悟った。
机上に容赦なく積み重なった空のプラスチック容器。
乱雑にゴミ箱に入れられたパッケージ。
その数、六個。合計十二個。
「いぎゃああああああああああああっっっっ!!」
無惨なまでに響いた男二人の悲鳴は家中に轟きさぞかし近所迷惑だっただろう。
すまない、近所の人。
俺の弟たちが失礼した。
恐らくそんなこんなで気を失っていたのだろう。
目を覚ませば、既に晩飯の時間は過ぎていて深夜になっていた。
そして俺だけパーカーのままという世にも奇妙な状況だった。
嗚呼、どうしよう。深夜って銭湯開いてたか?いや、常識的に開いてないよな、うん。
仕方ない。二度寝して朝風呂という形にでもするか____。
「………あっ」
寝ようといつもの場所に寝転んだ途端、ぐぅぅぅぅと情けない音が何処からともなく聞こえてきた。
まちがいない、これは俺の腹の音だ。
腹ごしらえをしたいが、こんな変な時間に摂ってしまっては俺の美容スタイルに関わる。
抑えるんだ、俺。
朝になれば食べられる。
***
「んんまぁい…」
ああ何と言うことだ。
無意識の内に食べてしまった。
しかもレンジでチンして白飯に乗せるという簡単な料理。冷凍していた牛丼の素を温め作った牛丼だ。
その味は家庭の味では無いが旨い。
すっかり俺は魅了され、ガツガツとそのボリュームのある牛丼を食べ終えた。その後、満腹による眠気からか其所で、食器も片付けず机に顔を埋めてそのまま意識を飛ばしてしまったのだ。
*****
「……………ッヒ」
情けない。
暗闇に囚われ、一瞬の内に視界が真っ暗になる。
怖い。
一人は嫌だ。一人は嫌だ。一人は嫌だ。
誰か………!
その静かすぎる空間は異常だった。