大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.15 )
日時: 2017/10/20 01:31
名前: 如月 伸太郎

ヒヨリから冴えるの話を聞いた俺達は何も言えなかった。違う、きっと言葉が出なかったんだ。俺も…アヤノ達も……

そんな長い沈黙をやっとの事で俺は破った

『…俺、ちょっと彼奴探しに行って来る』

「はいぃ!?ちょ、何言ってんのよ!アンタは暫く安静にしなくちゃいけないのよ!?」

「そ、そうだよ!シンタロー!」

……やっぱり言われたか

「例え安静じゃなくても自殺を図ってるからね……」

そう、俺は自殺を図った。が、未遂で済んだ。けど矢張り心配なんだろう……
現に周りに皆集まっている。まぁ余り不思議では無いな

「忘れたの?お兄ちゃん…」

『いや、忘れては居ねぇけど……』

「仮に探しに行ってあの人達に見付かれば面倒な事にもなりますよね?」

ヒヨリの言うあの人達はきっと、キド達の事だ
彼奴等は特別冴えるを嫌っている…。俺が説得した事で多少は納得してくれてはいるが……今も未だ、偶に名前を出すと睨まれてしまう
そんな彼奴等に会って話せばヒヨリの言う面倒な事は避けられない

『じゃあ、俺にどうしろって言うんだよ……!』

行かせてくれないなら何で俺に話した!
彼奴だって本当は……

「…お前は何もしなくて良いだろ。バカなのか?」

『!冴える……』

窓側から彼奴の声が聞こえそっちに視線を移した
そこには脚を組んだ冴えるが居た。けど、消えている様にも見えない

『…ヒヨリから聞いたぞ、消える…って……どうにかする方法は無いのか?…』

「……あると言えばある。が、お前のお陰で消える筈だった俺も消えずに済んで今居る」

消えずに?何を言っているんだ……
流石の俺でも冴えるの言っている意味が分からず首を傾げていた。けど直ぐにその理由は分かった__