大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.20 )
日時: 2017/11/02 06:18
名前: 如月 伸太郎

キド、カノ、セトからは暴力を
マリーからは本を投げ付けられて
モモ、エネ、ヒビヤからは暴言を浴びされて
コノハは幸い何もして来なかった、けど目が酷く悲しげで……裏切られた様な目をしてて

何で、何で誰も信じてくれないんだよ……
俺は…お前等の仲間じゃ無かったのか?

……あぁ、そうか……そう言う事か…
俺は仲間になれなかったんだ。だからあっさり疑われて信じて貰えないんだな。そっか、そっかぁ……

何故だか俺の思考は冷静だった
途端、暴力が収まった。その頃には感覚なんてもう無かった

「お前が謝れば今回は許してやろうと思っていたが、そんな様子は無いみたいだな」

「ほんと最低っスよ」

「あーあ、何でこんな奴入れちゃったんだろ。姉ちゃんが作った此処が汚されちゃったじゃん」

「皆を困らせるシンタローなんて大嫌い!」

「こんなのが兄だったなんて…」

「ほんとゴミクズですね」

「やっていい事と悪い事の区別も付かない訳?」

「…もう友達じゃ、無い…」

とどめを刺すかの様に降って来た皆の目と声…。俺の嫌いな…化け物を見る様な目……
コノハが抵抗もしなくなった俺をアジトの外に放り出した

「お前には此処を強制脱団して貰う。もう2度と俺達の前に現れるな」

キドの声を最後に目の前のドアを閉められた

『……帰る、か……』

僅かに残った力を振り絞って俺は、人目に付かない道を選び歩いて帰った