大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.21 )
- 日時: 2017/11/19 05:32
- 名前: 如月 伸太郎
『……只今、殿…』
幸い母さんは家に居なかった
丁度良い、居たらきっと…モモから連絡を受けて俺を追い出していただろうから
俺は部屋に入ってから殿を少し触ってから餌をあげた
これからどうしようか、なんて呑気な事を考える。……考えた所で無意味だと言う事は分かっていた
それでも考える事を止める事は出来ない
暫く俺は考え続けた。でも、幾ら考えても答えは出て来ない
何時もそうだ、どうでもいい事は直ぐ答えが出る癖に大事な時に限って答えは出てくれない
『……ほんと、嫌な頭脳だな…』
自嘲気味に笑った。それと同時にアレの存在を思い出した
『…あぁ、そうだ…アレがあったじゃないか。何で忘れちまってたんだろうなぁ…』
普段大量の鋏をしまっている引き出しとは別の引き出しからアレ……睡眠薬の入った瓶を取り出した
全く眠れない時期もあって通販で沢山入ったこれを買ったんだ
1錠でも効き目が凄いから何週間か飲み続けてる内に服用しなくても寝れる様になってたからしまっていた
母さんにもモモにも言っていないし、エネも俺の前に現れる前で履歴も当時は消す事もあって誰も知らない
何年か持つらしいし、まだ大丈夫だろ……
多少の不安はあったが、思い切って薬を複数飲んだ
『…夢でも構わない…また君に、会えるかな……』
ベッドに寝転がり呟いて目を瞑った
暫くして俺の意識は夢へと遠のいた__
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