大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 赤いヒーローは夢に溺れる【カゲプロ/嫌われ】 ( No.25 )
日時: 2018/04/04 08:18
名前: 如月 伸太郎(夢の中)

『お、おう……何だ?』

俺は何とか冷静を装いアヤノの方に目線を向けた
何か言われるんじゃ無いかと思うとどうしても顔を直視出来なかった。それだけ俺は此処が、仲間が好きなんだな…、って再度思い知らされる

「…シンタロー、大丈夫だよ」

『……え…』

予想外の言葉に俺は間抜けた声が出た。大丈夫って…何が、何が大丈夫って言うんだ……
軽く混乱を起こした俺に気付いたのか否かアヤノは言葉を続けた

「皆シンタローがそんな事しないって知ってるよ。だから、安心して?」

……あぁ、何だ…それじゃあ全部、俺の思い違いだったのか。いや、そりゃそうだよな。此処に居る皆はこんな俺を仲間だって受け入れてくれたんだ。それなのに俺は、夢に惑わされて不安になるなんて…

『……皆、悪い。俺…夢に惑わされて何時か同じ事が起きるんじゃ無いかと…少しでも思っちまった……』

もしこれで嫌われても別に良い。事を招いたのは俺自身なんだ、嫌われたって文句は無い。仕方の無い事だと割り切れる

「まぁそれは仕方無いよね〜w」

「そうだな。あんなものを見た後ならそう思っても仕方が無い事だ」

『…責めない、のか……?』

仕方無い、その一言で済ませるカノとキドに俺は驚きを隠せずにいて、そんな事を聞いていた

「え?キドも言ったけど見た後なら仕方なく無い〜?ね、皆もそう思うでしょ」

「えぇそうね。私も多分シンタローの立場になれば真っ先に同じ事が起きると思うわ」

「そうだね。きっと皆が同じだと思うよ」

「ね、大丈夫だったでしょ?」

『…アヤノ……あぁ。』

俺は何でこんなに優しい奴等を疑ったんだろう。ほんとに俺は馬鹿だなぁ……