大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.3 )
- 日時: 2017/08/01 13:43
- 名前: 如月 伸太郎
あの日が終わっても今はまだ夏…炎天下の中彼処迄行くのは大変だったが、何とか着く事が出来た
「もー、それ着てるから暑いに決まってるじゃん!」
『うっせー……ん?何か聞こえねぇか?…』
「え?……あ、ホントだ。団長さん達、かな?」
『しか居ないだr「シンタロー君にさっさと此処辞めて欲しいよねぇ」……え…』
ドア越しにハッキリと聞こえて来た言葉。その声の主はカノだった
あの言葉を合図に次々と俺に対する悪口が聞こえて来た
あぁ、やっぱり…俺には嫌われるしか道は無いのか
開けようと掴んでいたアジトのドアノブを離した
『…なぁモモ。俺、辞めるわ。皆それを望んでるみてぇだし…何より俺のせいで彼奴等やお前が幸せになれないのは嫌だしな……』
モモにそれだけ言って俺は帰宅路を走った。途中でアヤノ達とすれ違って声を掛けられたが、きっとアヤノ達も嫌っている…そう思うと悲しくなり無視をした
家に着いた俺は入って直ぐに自室に閉じ篭り、外からの接触を防ぐ様に鍵をしてカーテンも閉めた。服も赤いジャージにTシャツから黒のパーカーに着替えた
信じて居たのは俺だけ?
…仲間だと思ってたのは俺だけだったんだ…
俺は自分の頬に温かいものを感じた。あぁ、泣いてるのか……
何故だか俺の思考は至って冷静だった。それでも彼奴等の言葉が焼き付いていて苦しく感じた
『……また夢に篭ってしまおう…』
俺は一人そう呟きベッドに横になると瞼を閉じ思考を停止させた
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