大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 喜劇は存在するのか……?【カゲプロ/嫌われ】 ( No.7 )
日時: 2017/08/16 06:26
名前: 如月 伸太郎

《お前に喜劇なんて訪れない》

『__ッ!っは、はぁ…はぁ…………ハハッ…そんな事…とっくに知ってんだよ…』

夢の中で俺に囁いた【俺】は絶望した様な…まるで俺の気持ちを表すような声をしていた

『……俺が居なくなれば…必ず喜劇は存在する…』

彼奴等の為にも俺は…消えなくちゃ……

ベッドから降りた俺は机の1番上の引き出しを開け、大量の鋏の中から赤い鋏を取り出した

首……は、即死だけど…今回が最後の死時だからな…違う死に方にしたい…

どう言う死に方にしようか…、考えていた俺は1番簡単で苦しまずに済む方法を思い出した

『…あれなら時間掛かっけど、簡単で苦しまずに済むじゃねぇか…』

そう、俺が思い出したのは“リストカット”
出血多量で死ねるし…何より、リスカでも死ねる事を自殺サイトで読んだ事があった

鋏を持ったまま俺はベッドに座り、晒した腕に鋏の刃を強く当て引いた
何度も何度も同じ所に当てては引いての繰り返しで

『……これだけ切れば…死ねる、よな……』


俺はお前等の事…好きだったぞ……

「「「「シンタロー/君/お兄ちゃん!!!!」」」」

ベッドに倒れ込み乍、届かない思いと何時来たのかドアを打ち破いて来たアヤノ達の顔を最後に俺は、意識を手放した__