大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【文豪ストレイドッグス】自分の妄想で書く! ( No.24 )
- 日時: 2017/08/21 20:47
- 名前: トースト
東亜様>>
それでは早速ですがリクを消化させていただきますっ!
あくまで私の中敦の妄想というか理想なのでそこの方はご了承くださいっ!
注意!
・一部捏造が含まれています。
・不快に思った方はUターンを推奨します。
・これはあくまでスレ主の妄想です。
・駄作でも東亜様に当たる様な真似はやめてください。
・ネタが被って仕舞ったら申し訳ありません。
上記のことを理解していただけた方のみこのままお進みくださいっ!
『中也と敦が初デートをするお話』
中也「………………敦…遅ェな…」
俺はそう云い腕時計に目を落とした。約束の時間から早くも五分は経って居る。彼奴と付き合い始めて、もう既に一週間が経過した。此の関係になる迄に随分と時間が掛かったと思う。暫く其れ迄の出来事に想いを馳せて居たが、又現実へと意識を戻す。俺は再度腕時計を確認した。
……遅い……俺が早く来すぎたのか…?真逆、ドタキャン…?否、彼奴に限ってそんな…。
デートを彼奴に取り付けたのは俺だ。一緒に飯でも行かねぇか、と彼奴を誘ったのだが真逆此れが初デートになるとは…。勿論奴は快く了承をしてくれ、そうして今日此の時間帯に待ち合わせをして居たのだが…。
中也「…………真逆彼奴…本当にドタキャンなんじゃ……」
厭な予感が脳裏を掠める。思いたくも無いが如何してもそんな事ばかり考えて仕舞う。街行く他のカップル共が俺を嘲笑うかの様に眺めては通り過ぎて行く。元々悪い目付きを更に鋭くして睨み返す。
と、其の時______。
敦「______中原さんっ!すみませんっ、あの、服とか悩んでたらこんな時間に、本当にすみませんっ!」
其奴は大股で走り乍俺に近づいて来た。俺の前で足を止めたと思えば全速力で走って来たのか少し息を切れさせ乍大慌てと云う様に何回も頭を下げる。俺は忙しい奴だな、と思い乍も其の様子に口元を緩め云った。
中也「別に、そんなに謝ることでも無ェよ。来てくれて有難うな。敦」
敦「え、あ、はいっ!中原さんと御食事なんて、僕如何すれば善いか分からなくて、社員の皆さんにアドバイスを貰ったんです」
中也「……先刻服に悩んで遅れたっつってたが、お前の服、何時も通りじゃねぇか」
俺は敦の服を指差して云った。
社員にアドバイスを貰っておいて何時も通りって、如何云う事だ?
敦「あ、あはは…そ、其れはですねぇ…」
敦は渇いた笑いを溢し話し始めた。如何して遅くなったのかを…。
____________一時間前
敦「あ、あのっ、ナオミさんっ!其の、御食事、と云うものはどの様な服を着て行けば善いんでしょうか?」
今日は中原さんとの約束があった為に有給休暇をとった僕だったが結局、何を如何して善いのかも分からず約束の一時間前に社に顔を出した。僕の言葉を聞きナオミさんは一瞬あっけらかんとした表情を見せ、次の時には笑みを浮かべて笑っていた。
ナオミ「あら、敦さん。彼女でも出来らしたのかしら?そうですわねぇ、御食事でしたらナチュラルな感じの服装が善いかもですわ」
敦「ナ、ナチュラル…?」
太宰「敦君遂に女性とデートかいっ!?其れならタキシードを着て行き給えっ!」
敦「タ、タキシード…ですか…?」
国木田「何っ、敦にもう其の様な女性が…!敦っ、此処は正装で行けっ!袴だ袴っ!赤飯を炊いて待っといてやる。今度社に連れて来なさいっ!」
敦「は、袴ぁ!?あ、あの、そんな、まだ付き合い始めたばかりですし、そんな気の早い…」
与謝野「気の早い事があるもンか。彼女の指を削ぎ落としていって十本全部耐え切れたら認めようじゃ無いか」
敦「与謝野女医っ!?そんな怖い事云わないでくださいっ!」
乱歩「僕との推理勝負に勝ったら認めるよっ!」
敦「其れ絶対無理ですっ!」
太宰「お父さんは認めませんっ!」
敦「誰がお父さんですかっ!」
国木田「お母さんも認めませんっ!」
敦「国木田さん迄可笑しくならないでくださいっ!」
鏡花「妹も認めません…」
敦「鏡花ちゃん迄っ!?」
谷崎「お兄ちゃんも」
賢治「弟もっ!」
谷崎/賢治「認めませんっ!」
敦「皆して止めてくださいよぉっ!」
最早カオスだ…。皆こんなにも僕と中原さんの関係に反対なんて…。まぁ、皆にはまだ相手が中原さんだって云ってないけど…。多分云ったら今よりもっと否定されるだろう。
ナオミ「まぁ兎に角っ!今は敦さんの服装を決めることが第一ですっ!さぁ敦さん此方に」
敦「へっ?え、ちょ、そ、其れは…」
ナオミさんに連れられ奥の部屋迄連れて来られる。逃がすまいと云う様に太宰さん達に完全に包囲された。各々が服を手に少しずつ此方に近づいて来る。僕は次の瞬間絶叫した。
其処からの記憶は曖昧で、よく覚えていない。
____________
敦「と、云うことがありまして…」
中也「そ、そうか。大変だったな敦」
マジか……そんなことが…。
俺は若干引き気味に敦の肩に手を置く。
中也「ま、俺は自然体のお前が一番好きだぜ?可愛い顔して男らしからぬ行動をする処とかな」
敦「なっ、ぼ、僕だって其の儘の中原さんが大好きですっ!」
俺の言葉に敦は顔を赤くする。今のは完全に油断して居たのだろう。
ホント…こう云う処が可愛いんだよな……。
中也「そうか、有難うな。じゃあ行くぞっ!敦っ!」
敦の言葉にふ、と笑い気を取り直すかの様に敦の手を取り歩き始める。敦はいきなりの事に驚いて居たが次の時には笑顔を浮かべていた。
敦「はいっ!」
敦の元気な声が聞こえ、敦も俺の手を握り返し俺の隣を歩く。
今日は善い日になりそうだ。
そんな二人を尾行する者達が八人。下手な変装をして木々の隙間やベンチの後ろに隠れている。
太宰「真逆敦君の恋人が中也だとはねぇ…。お父さん心配で仕方が無いよ」
国木田「俺も同じくだ。彼奴、中原に襲われないだろうか?」
鏡花「変な行動したら夜叉白雪で刺す」
乱歩「手を繋ぐ位は大目に見てあげるよ」
太宰「……引き続き様子を見て行こう…」
______果たして中也が思って居る通り、善い日になるかは未だ定かでは無い。
此処で一旦切りますっ!なんか敦君総受けになって仕舞いました。すみませんっ!