「できるだけ、お前を傷付けたくないんだ。」さっきまでのタミヤくんに変わって、唐突に僕に優しさを見せた。「…こんなことしなくても俺だけのものになって欲しいんだよ…カネダ…」タミヤくんはそう言うと、僕にしていた目隠しをそっと取った。「…タミヤくん…?」「…カネダ、愛してる。」タミヤくんは今度は優しく僕に口づけをした。 その後のことはどうしても思い出せない。___ただ、その時タミヤくんの瞳が初めて潤んだことは今でも忘れない。END