大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 文スト BL、R18有 乱歩受け中心 ( No.24 )
- 日時: 2018/05/27 15:49
- 名前: 皇 翡翠
拐かわされて3
「なんで、見つからないんだ!」
敦君と乱歩さんが攫われて二日目が経とうとしていた。
どんな目に遭っているか……
「此処の情報を調べた端末はこの一ヶ月で15……だが、その端末の持ち主には皆連絡が取れた」
国木田君が隈の出来た顔で荒々しく机を叩いた。
「敦と乱歩は、まだ見つからんか!」
出張を打ち切ってまで帰って来た社長も机に向い、殺す様な気迫を持っている。
皆が力を出しているのに、一向に成果が出なかった。
「ねえ、犯人は何故敦君の能力を知ってるンだい?」
眠そうな与謝野さんが、何か無いかと新聞を読んでいる。
確かに敦君は指定の猛獣だ。
其れを知っているのは探偵社員だけ……
「……真逆、事務員か?」
通常の事務員について考える。
実際に能力については話してはいない。しかし、聞こえていても不自然は無いし、虎の依頼の後に入った新人なら関係があると考えるのが筋。
ナオミさん以外の事務員は皆帰っていた。
もう、眠気が酷い。でも明日聞き込みでは遅いのだ。
事務員には迷惑だが、一人一人に訪問しよう。
私は調査員の皆に声を掛けた。
* * *
「乱歩さんを離せ!」
「何を云う。乱歩君が俺の許可無しに敦君を抱き締めたりするからだよ?監視撮影機で撮っているから分かるんだ」
夕方になり男が帰って来た。
部屋に入るや否や僕に薬を打ち込んで、檻へ放り込み、乱歩さんに暴力を振り出した。
「痛……敦君、僕は此れを分かって君を落ち着かせた。自業自得だから気にし無いで」
鈍い音が部屋に響く。
「まぁ乱歩君も可愛いペットだ。この位にするよ。ご飯を食べたらまた一緒に風呂に行こうか」
乱歩さん。僕の所為で、すみません……
僕の気は重くて、しようがなかった。
- Re: 文スト BL、R18有 乱歩受け中心 ( No.25 )
- 日時: 2018/05/27 17:12
- 名前: 皇 翡翠
風呂から出て、乱歩さんに髪を乾かして貰った。
奴に髪を触られなかった為、良かったと思う。
この後散々触るから乱歩君が触って良いと云う理由で無ければ。
「うぅ……乱歩さん、もう嫌です。風呂で執拗に悪戯されました」
「頑張って。精神以外減るものは無いから。この僕も唇を吸われたよ、全く」
「精神が減っちゃ駄目ですよ」
体が動かせ無い為、乱歩さんの膝に頭を乗せている形だ。
男は何やら取って来る物が有るとかで、この場から離れている。
このまま帰って来なければいいのに。
本音が感情内で渦巻く。
「僕の眼鏡が有れば、探偵社員達がいつ来るか分かるんだけどね……」
乱歩さんが、櫛で僕の髪を梳き乍ら外を見た。何かを考えている。
乱歩さんから伝わる温かさにより、眠りに誘われていた時、静かに扉が開いた。
瞬時に身を強張らせる。
「髪は乾いたかな?さぁ、今日も可愛がるよ」
「……」
「先ずは、乱歩君からかだ。昼の事の仕置きも兼ねてね」
男は楽しそうに檻を開けた。
僕は差し入れられた手を掴む。
「……飼い猫が主人に楯突くの?」
「僕らは人間だ。お前の性欲を満たすものでも無いし、増しては愛玩動物じゃない」
乱歩さんが何か言いたげに此方を見た。
困ったように苦笑いを浮かべ、僕と男の顔を見比べている。
「そっかぁ……敦君、躾られたいんだね?じゃあ遠慮無く君を愛す。そんな口を利けなくなるくらいにね……!」
僕の想像通りに男は激怒したようだ。
無理矢理口を付ける。
「俺が取りに行ったのは此れだよ」
口移しで何かを飲まされた。
瞬時に熱くなる体。
「っ……」
「……其れは拙い!吐くんだ敦君!」
「乱歩君も焦ってるね。もう遅い。敦君の身体を一晩掛けて開発してあげる」
男の顔が歪む。
運動をした訳じゃないのに、息が上がって苦しい。
何故か身体が感じやすくなっていた。
「ぁ……う……」
服が擦れて、脳が痺れる感覚。徐々に局部が持ち上がっている。
「強力な催淫剤だよ。最初は乱歩君に使う予定だったけど、今夜はずっと敦君の相手をするから大人しく見ててね」
此れで良い。
乱歩さんだけでも……
「さぁ、服を脱ごうか」
「んっぁ……」
僕は男に焦らされ乍ら服を脱がされた。
一々反応する身体が嫌だ。
「元々感度は良いよね。もっとゆっくり開発したかったけど……敦君が悪いんだからね」
「止め、あ……ひ」
「敦君の莫迦……僕は太宰達に何て云えばいいの?」
乱歩さんが涙ぐんでいた。
泣かないで欲しい。
僕が、引き受けたんだから。
何度も口付けされ、何度も身体を弄られ、何度も達した。何度も催淫剤を飲まされ、何度も行動の自由を奪う薬を打たれた。
何度も精を注がれ、何度も意識が途切れた。
途中、男は目の死んだ執事に代わらせて自分は休憩し、喘ぐ僕を楽しんでいた。
それが、果てしもない時間が続いた。