大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 文スト BL、R18有 乱歩受け中心 コメ、リク募集中! ( No.31 )
- 日時: 2018/06/02 20:13
- 名前: 皇 翡翠
KISS FRIEND
一度キスをした。
それでも、僕らはまだ、駄目だ。
PLAYBOY(甲)(乙)(丙) 太宰×乱歩+モブ女性 (甲)
出会いは最悪だった。
二度目も最悪だった。
何処まで行っても矢張り彼の印象は最悪であった。
最も悪い印象を持った過去はどう頑張ってみたところで消し去る
なんて無理だろうけれど……それでも……僕は……
※現代パロ
「お早うございます、乱歩さん」
「ああ、太宰。君はこれから出かけるの?」
「ええ、これから仕事です」
お隣に住んでいる乱歩という4つ程年上の彼は丁度仕事終わりで家に帰ってきた処なのだろう。片手にコンビニ袋を持っているのだが、その中身を少し見てしまった。中身は紛れもなく、趣味嗜好が見えるもの。お菓子。お菓子。お菓子。お菓子。ジュース。お菓子。お菓子。
夕飯を買いに行ってきたとは考えられない量にではあるが、それに対して細かく指摘するつもりは無い。勝手に中身を見てしまったのだから、正体は自分の中にしまっておこう。
まぁ、勿論乱歩さんは隠すつもりなどないのだが。
「ああ、これコンビニで買ってきた奴。太宰にもあげるよ。食べたことないけれどきっとおいしいよ」
そう云ってコンビニ袋に片手を突っ込んで適当に差し出された。
「ありがとうございます」
「太宰はこれからお仕事?夕方過ぎから仕事なんて何やってんの?」
「私の仕事は夜勤が多いんですよ」
「…ふーん」
軽く会話をして、そしてお菓子をもらって互いに別れる。
隣に住んでいる彼とはこの程度の会話を日常的に送っている。周に一度はこうして邂逅するのだが、互いに緊張することなく見栄を張るわけでもなく、年相応の姿を見せていた。
大体が、私が仕事に向かう時―――乱歩さんが仕事から帰ってくる時に。
「……メロン味?」
彼が渡してきたものはスナック菓子の期間限定商品であった。食べたことが無いと云っていた彼がこんな商品を渡してくれるとは随分心を許してもらえているらしい。