大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 文スト BL、R18有 乱歩受け中心 太中も ( No.58 )
日時: 2019/10/13 16:10
名前: 皇 翡翠

新たな教育方針(福乱) R18

「常識なんて嫌いだよ」

 彼が口にするのは何時だってこの言葉だった。
 少し目を離せば警察官に迷惑をかける。殺人現場を平気で歩き回り、周りを巻き込んでいく。そんな乱歩を止めるのは俺だけだ、と周囲が決めつけたばかりに何時からか親代わりとなっていた。
 そんな彼が知らない常識を教え込もうと考えるも、答えはこれだけだった。

「常識は人の世を生きていくうえで大切なものだ」
「でも福沢さんは、僕の自由に生きて善いって云ったじゃん」
「…それは他人に迷惑をかけなければ自由だと伝えた筈だが」

 彼に指摘すると、そうだっけ?なんて惚けた解答をする。これでどれだけ乱歩が話を聞いていたか否かが判断出来る。
 しかし一度睨みを効かせれば直ぐに縮こまった。

「ごめん…なさい」
「改めて教育しなければならないぞ」
「えっ…?」

 乱歩は急に顔が強ばった。避けるように距離を取り始めて警戒をされた。そんなに教育が厭なのだろうか。

「何を…するの?」
「何とは、なんだ。だから一から教え込もうと」
「変態!」

 乱歩は怒鳴った。
 此処が室内で良かったとほっとする半面、それでも自身が変態呼ばわりされることに多少の顔の変化が起こる。

「この前警察官達が話していたよ。教育ってのは変態行為なんだって」

 …なんの話をしていたらそう発展するんだ。
 その警察官を疑えばいいのか、乱歩の読解力が違った方向に働いているかもしれないことに指摘したらいいのか。その当時所にいないので何も判断出来なかった。

「この前、警察官が失敗してた時に教育し直してやる!なんて上司に怒られていたんだよ。まぁ、その教育の内容が結構過激路線だったものだからさ」

 例えば―――なんて云いながらこちらに迫ってくる乱歩。教育すると断言したのはこちらだというのに流れを自分のものにして誤魔化そうとしているのは容易に判った。
 その為、近づいてきた乱歩の手首をしっかり握り締めて止めた。
 止めて、こう云ったのだ。

「ならば、お前の望む教育方法でしっかり覚えて貰うぞ」













 下半身に纏っていた衣服を下に落とされて、よつん這いの体勢を取るように指示をする。そして突き出された尻の肉を掻き分けるように割れ目を開けて直ぐにア.ナルを見つけ出す。

「て…手馴れてるんだね、社長は」

 既に指を挿れてゆっくり慣らしていったので、いよいよ本番だといったところであった。薄明かり越しに見える乱歩の目は恐怖と好奇心が入り交じっていた。
 それ応えてやる様に、パンツまで脱ぎ捨てて自身の竿を取り出す。
 そしてすっかりぐちょぐちょに濡れている先端へと宛がってみる。

「じ、焦らさない…で、社長…っ」

 そしてゆっくり先を挿れていくが、なかなか奥にまで侵攻はしない。別に今すぐに突いてもいいのだが、それでは教育にはならない。多少の仕置きを含めねば何のための行為なのか見失ってしまいそうになる。

「や、やだぁ…しゃ、ちょ…奥まで来てよ…んっ、は、早く…」

 その誘いに本来の目的を見失いかける。
 こんなことをしている時はいっそ理性など捨ててしまうのが楽なのかもしれない。

 ゆっくりと乱歩の腰に手を当てながら深くまで挿入っていく。肉壁に当たると直ぐに反応を示す乱歩がひくひく動く様がよく見える。

「しゃ、ちょ…ぁう…ぁあっ」

 焦らす速度で進みながらも漸く奥まで全て取り込んだ乱歩は突然締め付けた。
 ゆっくり呼吸を整える様に指示をしてから、ゆっくり、ゆっくり、と心に云い聞かせて頭だけを隠した状態にすると、

「……っぁあ!」

 今度は勢いよく奥まで押し込んだ。
 その力に耐えられなかった乱歩は支えていた両腕が崩してしまう。支えを失い身体の力が何処へ向かえばいいのかさ迷っているうちにも乱歩への突き上げは増していく。

「あっあっああっんぁっあっ」

 涎が口の端しから零れていくも気にすることなく乱歩は喘ぎ続けた。何時もより甲高いその声はしっかりと自分の耳にまで届いていた。

「もう、んぁっ…へ、んたい…社長…ゃあっ」
「教育、だからな」

 そうして中で出していくと、すぐに穴から液体が外に零れる。
 終わってしまえば呆気なかった、という第一感想が走ってくる。
 へたり、と身体を床に押し付けている乱歩を見て、可哀想だと思ってしまった。
 そもそもは乱歩の仕掛けたこととは云え、最後まで終えてしまうつもりなど無かったのだ。
 詫びとして…まあ、常識を弁えた人として中に出したものを掻き出してあげる。
 指がまさぐる度にびくっ、と乱歩の身体は反応を見せる。そして吐息混じりにも起きていることを証明するように「うー…」と唸っている。


「常識、なんてこんな教育で何も身につかないじゃないか」
「そうだろうな」
「…これ、教育としては今一つだよね…」

 失敗だとうつ伏せになりながらやや掠れた声で乱歩は文句を云っていた。
 だが、俺は違った。

「これは教育として利用する手も一つかもしれないな」
「ぅえ…?」

 感じてしまった色気混じりの疑問声に対していやらしい笑みを見せた。

「この次、教育する際には暫く立てなくなるまでし続ける考えもあるからな」

 それを聞いてか、珍しい俺の顔の変化を見てか、乱歩は大人しくなっていった。