大人二次小説(BLGL・二次15禁)

Re: 豪鬼前提の不鬼多め(イナイレ) ( No.7 )
日時: 2019/06/21 02:03
名前: らむね

「こうさ、手とか繋ぐだけでもドキドキすんだろ?」
「経験が無いからな、なんとも言えんが」
「付き合って、ちょっとしたら…ちゅ、ちゅーとかっ」
「赤くなるな、円堂っ」

円堂が自分の顔の前で両手の指を絡めて恋人繋ぎを表現しては、経験談を語れない鬼道は冷たく言い放つも円堂の話は終わらず。
斜め下を見て照れくさそうにキスの話をしては、自分から言い出したのに顔を段々と赤くする。それを見て、映るように鬼道の頬も赤くなり自覚があるのか円堂に命令口調だ。
経験が無くとも単純にキスの話をしただけで初々しい反応の彼らにどうしようもなく愛おしいと思う。

「一緒に居るだけでドキドキすんのかなあ?」
「…どうだろうな」
「でも沈黙が耐えられなかったらどうしよう!」
「円堂、それは別の感情があるんじゃないか?ドキドキと言っても好意では無いかもしれないぞ?」
「えっ?そうなの?」

「どうであれ、友達や親友、同性にやる時とは違う感覚があるということかもしれないな」

恋人というものにそれ程興味が無かった俺からすれば思春期を迎えて円堂は彼女が欲しいと言っているようなものだし、鬼道は真剣に相談しているようだからわかり易く、男女でまず意識から違うであろう問題について言った。

「どうせいって、男同士でってこと?」
「ああ」
「確かに、相手が女性だと思う面持ちだけでも効果はありそうだな」

同性の意味を聞き返す円堂に頷いてそうだと回答を与えれば鬼道も少し口角を上げて俺の意見に同意した。

「うーん、ならさ、ちょっと俺たちだけで手、繋いでみねえ?」
「「…は?」」

いつも突拍子もない円堂の発言に驚愕するが鬼道も同じのようで二人して気の抜けた声が漏れた。