大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- リクエスト コノクロ ( No.5 )
- 日時: 2019/07/12 22:56
- 名前: 相槌を打つ芝刈機。
夜。アジトの皆はもう寝たみたい。よし。僕は、アジトのドアの前で、クロハの事を待つ。そう、今夜はクロハに告白をするんだ。シンタローにはアドバイスも貰ったし、大丈夫だと思うんだけど……まだちょっと心配かなぁ…
「……待たせて悪かった。」
「あっ、く、クロハっ……こ、こっちこそごめん…夜遅くに呼び出しちゃって…」
「いや、大丈夫だ。それほど大事な用があるんだろ?」
「えっ…あ、うん……実は、その…」
頑張れ、コノハ。頑張れ!シンタローからアドバイスを貰ったじゃないか。素直に思ってることを伝えろって。ここで戸惑ってどうする。
さぁ、言うんだ。はやく……!
「そのっ、僕、クロハの事がっ…すッ、好きなんだっ…!」
「………ぇ…?」
「そのっ、僕、かっこよくて、優しいクロハが好きなんだっ…!気持ち悪いかもしれないけど、僕の気持ちは分かってほ、……しぃ…?」
最後まで言い終わる前に、ようやくクロハが泣いていることに気付いた。
「え、くっ、クロ、ハ……?」
「お、おれ、もっ………この、は、のことがっ、…す、きっ……!」
僕は耳を疑った。だって両思いなんだもん。そんなにすぐ信じられる訳がないだろう。でも、もし両思いだとしても、何故泣いているのか、よく理解できない。
「クロハ、どうして泣いてるの…?」
「だ、って、…おれ、この、はのこと好き、でっ……で、も…告白した、らっ、嫌われ、るかとっ、思って…!」
言葉は途切れ途切れだか、クロハの言っていることは伝わった。僕も嫌われると思ったけど、クロハも同じことを考えていたのは驚いた。
「クロハも僕の事好き、なの…?」
「………う、ん」
「じ、じゃぁ付き合っていいってこと……?」
「…………もち、ろ、ん……!」
その瞬間、僕の目からは大量の涙が溢れてきた。これが、嬉し涙というものか?と考えながら、僕はクロハに抱きついた。
「…これからも、よろしくねっ…!」
「こちら、こそっ………!」
______その夜、二人は熱いキスを交わした。