大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- Re: 【文スト】R 太中。 ( No.7 )
- 日時: 2019/09/21 23:48
- 名前: 弑逆ノ藍
マフィア中也と探偵社太宰。
―恋愛小話―
ノーサイド
コツこつコツと人気のない通りに革靴の音が響く。
そしてそれはとある建物の前で止まる。
「やあ中也。遅かったじゃない」
「手前ェに合わせてる余裕はねぇ」
にこにこ笑っている男とは対照的な仏頂面の男。
「君の家?」
「ったりまえだろ。手前ェんち社員寮だろぉが」
「別にわかりやしないと思うけどねぇ?」
長身の男は中也の腰に手を添えた。
「太宰……」
「きゃぁこわーい」
見られることに恐怖心を抱く中也とは対照的にバレても気にならない太宰。
本当は触られることが好きなのに、外でそれを許せない。
分かっているけど分からない振りを続けたい。
「良いじゃない。中也が……声を我慢すれば良いのだよ?」
「手っ前ぇ……」
肩に掛けられた外套で見えないことを良いことに服の中へと手を忍ばせた。
なめかわしい手つきは中也をその気にさせるには十分で、
「……ぜってぇバレんなよ……」
「善処するよ」
結局、近い太宰の家へいくことになった。
- Re: 【文スト】R 太中。 ( No.8 )
- 日時: 2019/09/26 00:12
- 名前: 弑逆ノ藍
―恋愛小話―
「……明日は槍でも降んのか?」
「中也が流されることは分かってたし、また掃除で夜を潰されたくないもの」
立ち入った太宰の部屋は珍しく整頓されていた。
理由は何時だったか流されたときに、結局一晩を掃除に費やしたことがあるのだ。
ある意味勉強している。
掃除の理由が俺でさえなければ何れだけ素直に喜べただろうか……
「はぁ……」
「ため息?何でさ」
「ン……」
つぅと腰の辺りを滑る指は本当になれてると思う。
と言うか思わざるを得ない。
結局今だってこれのせいで……
「くそっ……んぅ……」
「あは…………あぅ……んむ……」
余裕そうな顔、今日こそぶち壊してやる。
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