大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 星恋
- 日時: 2015/03/18 19:51
- 名前: 柊 ◆lpf/TAjzto
初めまして、柊です!
星が好きな主人公と、主人公の周りの人物や擬人化した星達の恋模様(?)を描いた話です。
更新停止がたくさんあると思いますが、優しく見守っていただけると嬉しいです!
※主人公総受けです。
※BLです。
※作者はよく星を知りませn((
*登場人物*
桜木 憂斗(サクラギ ユウト)
凶暴だけど本当は心優しい、不良。
実は喘息持ちで、激しく動くと発作を起こしてしまう。
身体が弱い。
森岡 健太(モリオカ ケンタ)
憂斗の不良仲間で、幼馴染みの腐れ縁。
憂斗が喘息持ちなのを知っていて、良き理解者。
実は、憂斗が……。
七橋 穹(ナナハシ ソラ)
憂斗達の1つ後輩で、憂斗に好き好きアピールしているが本人は気付いていない様子。
赤と黒のオッドアイで、包帯を巻き赤い目を隠している。
枢戸 万里(クルルド バンリ)
憂斗達の1つ先輩で、不良仲間。
健太達も所属しているチーム『nefril』総長。
外見はチャラ男だが、好きな人には一途。
高崎 時雨(タカサキ シグレ)
『nefril』副総長。
眼鏡をかけていて、一見弱そうに見えるが奥の手使いの腹黒眼鏡。
頭がいい。
星は本編中に紹介します!
では、スタートです(*^^*)
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- Re: 星恋 ( No.1 )
- 日時: 2015/03/18 20:07
- 名前: 柊 ◆lpf/TAjzto
1等星『変わりない日常』
憂斗side
__ガヤガヤ
クラスメートの声が飛び交う。……うるせー……。
「おい、憂斗」
「健太? 何だよ」
健太は俺の机に座ると、柔らかい笑みを浮かべた。
「いいことでもあったのかよ」
「んーん。最近、憂斗の発作が起きなくて平和だな、と思ってよ……ホント、よかったな」
健太はクスリと笑う。そして、片手をポケットに突っ込むと空いている手で俺の頭をワシャワシャと撫でた。
「……子供扱いすんなっ」
その手を払い除ける。
「あっはは、だって可愛いんだし。撫でたっていいじゃん」
「俺のプライドが許さない」
「許せよ〜」
くだらない会話が、こうも盛り上がって面白い。延々と話せそうだ。
「今日、天気いいよな」
「あぁ……今日は夏の大三角形かな」
「望遠鏡貸すよ」
「サンキュ」
俺は席を立ち、伸びをして教室の外へ出ていった。
- Re: 星恋 ( No.2 )
- 日時: 2015/03/18 20:30
- 名前: 柊 ◆lpf/TAjzto
2等星『出逢い』
憂斗side
「望遠鏡な」
「おぅ」
今は午後9時過ぎ。望遠鏡を借りに、健太の家に来た。
叔母さんは病気で入院していて、1人だそうだ。
「なぁ……憂斗」
「……なんだ?」
俺の名前を呼んだかと思えば、腰に腕を回され頭に顎を置かれる。
「一緒に見ようぜ、星」
珍しい。いつもは俺に望遠鏡を貸したらすぐ寝るくせに。
「別に、いいけど。急にどうしたんだよ」
そう問うと、腰にある腕の力がギュウッと強まった。
「んー……俺、誰かに甘えたいんだよな」
猫撫で、でもどこか切ないような感情が詰まった声。
「なんかキモい」
「何だと?! 酷ぇ!!」
励まそうかと暴言を吐けば、健太は怒りながらも笑っていた。
**
「あー……眠ぃ。ごめん、俺寝るわ」
「ん。お休み」
「気を付けろよ、落ちんなよ」
「だから子供扱いすんな!!」
健太は笑いながら、ベランダの窓を開け室内に入った。
「ふぅ……、っ!」
再び望遠鏡を覗くと、明るさに望遠鏡から目を離してしまった。
「え……?」
裸眼で空を見ると、明るい何かが飛んでいる。
「……流れ星?」
少し……いや、結構大きい気がするが、きっとそうだろう。俺は目を閉じて、願い事を唱えた。
__、__、__。
そして目を開けた瞬間、視界は真っ暗で、身体に衝撃が走った!
____ドゴッ!!
- Re: 星恋 ( No.3 )
- 日時: 2015/03/18 21:05
- 名前: 柊 ◆lpf/TAjzto
3等星『非現実な現実』
憂斗side
強い衝撃のあまり、俺はその場に倒れ込んだ。
「いってぇ……!」
「ごめんなさいっ、怪我はない?」
「……まぶし、ぃ」
目の前で放たれる光に、ギュッと目を瞑った。
「ごめんね……ボク、星だから」
「……え?」
「ボクと契約してほしいなっ」
「……は?」
『星』『契約』。ワケの分からない言葉を述べられ、頭がグシャグシャだ。
「あっ、ボクはリゲル。二等星の星なんだ!」
「……ほ、し?」
信じられない。星が人間? ただの嘘?
でも、この人から光が出ている。
「ほん、とう……か?」
「信じてくれないの?」
子犬のような目を向けられ、うっと言葉が詰まる。
「契約、って……?」
「契約すると、この光は見えなくなるの! だから、普通にボクが見えるんだよ!」
「そう言われても……」
明るい笑顔で言われても……な。
「3秒だけキスするだけだよ! ホラッ」
「き、っ?! ……んんッ」
1……
「ん〜♪」
「む、ぅっ」
2……
「んぅっ……」
「ん〜……」
3……。
「ん、ぷはっ」
「はー、可愛い!!」
「うわっ!」
リゲルから明るさは消え、普通の人間の姿が見える。
「ボク今日から君の弟子だよ! なんでもする!」
「え……っ弟子?!」
唐突過ぎる気がするのは俺だけですか?!
「うん! 忠実な弟子!」
「……とりけ、「契約は取り消せないからね?」……はぁ?!」
黒い笑み。
……あ、俺…………泣いてもいいですか。
- Re: 星恋 ( No.4 )
- 日時: 2015/03/19 22:28
- 名前: 柊 ◆lpf/TAjzto
4等星『身近な人のヒミツは』
憂斗side
「リゲル、お前は留守d「行っていいっ?!」……ダメだ」
「僕は他の人間には見えないんだよ? だから、ね! いいでしょ?!」
「……わーったよ、今日だけだ」
「やったぁ!!」
はぁ、と溜め息をついた。リゲルは好奇心旺盛だから、すぐ何かしたくなるようだ。
−−−−−
ごめんなさい落ちます><
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