大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 君の瞳は。
- 日時: 2015/05/24 21:18
- 名前: 砕日 ◆lpf/TAjzto
真っ黒に淀んでいる。
全てが歪んで、ハッキリ見えない。
まるで僕を刺すかのようなその視線に、僕の心臓は恐怖で射抜かれた。
水汗がタラリ、またタラリと、額を滑り、頬を滑り、滴っていく。
滴った汗の冷たさに、僕はビクッと身体を跳ねさせる。
『……ゲームオーバー。』
何処かで囁く声が聞こえれば、腹部に激痛が走った。
『動いちゃ駄目って、言ったでしょ。』
君の瞳は、ずっと僕を映している。
<君の瞳は。>
シリアス中心の、短編BLです。
題名は不定期に変わります。御了承下さい。
※BLを知らない
※シリアスが嫌い
※砕日という者が嫌い
※シリアスの長編が見たい
上記のどれかひとつでも当てはまる場合、観覧はお勧めしません。
観覧しますか?
Yes/No
Yesの方は、どうぞスクロール願います。
砕日
Page:1 2
- Re: 君の瞳は。 ( No.1 )
- 日時: 2015/05/24 21:30
- 名前: 砕日 ◆lpf/TAjzto
<隠れんぼ>
隠れんぼしましょ。
見付かったら負けだよ。
「…!!」
何処からか、小さい男の子の声が聞こえてきた。
それは、よく聞き覚えのある声で。
10年前のあの日のことを思い出した俺は、無我夢中に走っていた。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ!」
ぺた…ぺた…ぺた
「ハッ、ハァッ、ハァッ」
ぺた、ぺた、ぺた
「ハァッ、ハァッ、ハッ……」
ぺたぺたぺた
……はるやくん、みーつけた。
「う"ぁああ"あぁあああっ!!!!!!」
心臓を何かで貫かれる。
大量の血を吐き出すと、俺は気を失った。
Page:1 2
PR