大人二次小説(BLGL・二次15禁)

おとこのこたちの、日常【オリキャラ】
日時: 2015/07/25 20:49
名前: 魚

この世にはたくさんの「おとこのこ」たちがいて。

泣き虫だったり意地悪だったり。

変わった性格のこも性癖のこもいて。

ひとりひとり違うけれど、

みんなそれなりに、精一杯生きています。

そんな不器用でちょっと変わったおとこのこたちの、内緒の、お話。


[目次]

自己紹介 >>1

ペットくんと飼い主さん >>2



Page:1



Re: おとこのこたちの、日常【オリキャラ】 ( No.1 )
日時: 2015/07/25 20:10
名前: 魚



はじめましておはようございますこんにちはこんばんは。

魚(うお)といーます。

オリキャラのBLです。魚の好きなものを詰め込んでやります。

魚と好みがかぶったらラッキー。(でもないです)

リクエスト等、遅くなっても構わないよ〜という方のみ受け付けております。

催促されるのは辛いのです。(豆腐めんたる)

感想とか、あったらぜひぜひ。悪口はできるだけやめてね。(豆腐めんたる)

ではでは。


Re: おとこのこたちの、日常【オリキャラ】 ( No.2 )
日時: 2015/07/25 20:48
名前: 魚



ペットくんと飼い主さん


ちかん、っていうのは人生を諦めたおっさんがすることだと思う。
多分だから、男でも女でもみさかいなくやっちゃうんだろーな。
(…ッのジジィ…)
後ろから聞こえる気持ちわりぃ吐息。
がっしりした手は俺の尻を撫で回し、前へ行こうとしている。
正直、辛い。
変に触るからゲイでもないのに反応させられるし、身動きも取れないから逃げ場もないし。
なんて考えていた時。

「っ、ぅあ…」

電車が駅についた瞬間、びく、と肩が上がって、思わず震える。
立っていられなくて咄嗟に窓に手をつくと、窓にうつってたのは、にやにや笑うおっさん。
それと。

「ぁ…」

口をあけて、涙目で助けを乞うように見つめる、俺。
恥ずかしくなって窓にうつるおっさんを睨み付ければ、刺激がはしる。
(掴むなクソジジィっ)
必死に声を我慢しようとしてもやっぱり無理で、でも満員のなか喘ぎ声を晒すのは耐えられなくて、ゆらゆら揺れる意識の中、必死に隣の人の腕に抱きつく。

「…え、君」
「っぁ、た、すけてぇ…、ぅぐ…」

ヤバい。ヤバいヤバい。
自分のものとは思えないほどの甘ったるい声に羞恥心が芽生えつつも助けを乞えば、隣の人は何かを悟ったような顔して頷いた。
そしてスマートフォンを取り出して急に俺の顔を撮ったかと思えばおっさんの手をつかみ。

「おじさぁん、なにしてるんですかぁ?まさかチカン?男相手にぃ?」

結構な音量。
おっさんはあたふたと慌てて電車を降り、恨めしそうに隣の人を睨み付けた。

「あの、あんがと」
「んー別にぃ。あっ、良かったらうち来る?」

いきなりの誘いに戸惑ったものの、用事もないしいいよ、と笑ってみる。
すると彼は驚いた顔をして俺の腕をつかむとひっぱって、俺を電車から降ろした。
(……にしても、すげーな)
駅から徒歩五分と言う彼の家。腕を離す気配もないので諦めて、彼を見つめてそんなことを考える。
必ずイケメンの部類であろうその整った顔立ちは、男でも思わず見つめてしまう。
まつげ長いなぁとか、色白いなぁとか、目ぇでかいなぁとか、足長いなぁとか。
ぽやぽやと考えていれば、でこぴんによって現実へ。

「うが」
「もー何ねてんの。着いたよぉ?」
「あ、ご、ごめん」

咄嗟に視線を上げれば。

「…可愛い家」

こじんまりとした、可愛い家が建っていた。


Re: おとこのこたちの、日常【オリキャラ】 ( No.3 )
日時: 2015/07/25 21:13
名前: 魚



「僕んちだよ、一人暮らしなんだぁ」

嬉しそうに家にはいっていく彼に引っ張られながらリビングに入れば、キョロキョロとあたりを見回す。
綺麗なその家は、男が住んでるようには見えにくい、エメラルドグリーンのソファーやカーテン、真っ白の大きいベッドが置かれていた。
彼は気がつくと、お茶やケーキ等を準備している。
エプロンまでして、端から見れば女子。
女子力高い。

「どおぞぉ。ショートケーキにチョコケーキ、エクレア、シュークリームにチーズケーキ…、なんでもいいよぉ」
「な、なんか申し訳ないけど、いただきます」

彼のとなりに座り、ぱちり、と手を叩いてからショートケーキをもしゃもしゃと食べてみる。
すごい美味しい。
彼はそんな俺をにこにこと見つめながら、スマートフォンを取り出す。
ほら見てよぉ、と楽しそうに言う彼の視線の先にあるスマートフォンを、ケーキを飲み込んでからのぞきこむと。
あの時の、写真。

「…!?ぁ、お前、こ、これ…っ」
「うわぁ、反応予想通りぃ。やっぱりタイプぅ」

彼はおもちゃを見つけた子供のような目で俺を見たかと思えば一瞬で獣のような、そんな目に変わる。
ぞくり、として鳥肌がたった。

「ねぇ、ケーキ美味しぃ?」

俺が食べていたショートケーキのクリームを指でとれば、ぺと、と俺の唇にくっ付ける。
少し怖くて、短く、ん、と返事をすれば、唇が塞がれた。

「……っ。あのねぇ、僕ぅ、犬飼慧っていうんだぁ。よろしくぅ、蒼くんっ」
「…同じ、クラスの…?」

慧は答えずに、俺の胸を軽く押した。
笑顔がきれいで、怖くて。

「僕は蒼くんのことぉ、いーっつも見てたんだよぉ」

慧の長くて白い指が俺のシャツを捲り、つつ、と触る。
ぴくんと跳ねれば、目をキラキラ輝かせてまた触る。
じれったい。
くすぐったい。

「……やっぱり蒼くん好きぃ…」



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