大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【古黛】黒バスBL!【今花中心】
- 日時: 2015/08/06 01:01
- 名前: よしたか
よしたかです!
ボクっ娘ってやつです。
小説書かせていただくのは初めてです!
みてくださったらうれしいです(^^*)
基本的マイナーカプ好きなので、楽しくないかもです…!
リクエストしてくださったら、何でも書きます!
マイナー好きとかいって雑食です(^-^;
早速ですが、今花投下します!
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- Re: 【古黛】黒バスBL!【今花中心】 ( No.1 )
- 日時: 2015/08/06 01:10
- 名前: よしたか
俺を愛して、助けて。
「真、入るぞ。」
部屋で本を読んでいると、父の声が襖から聞こえた。
「どうぞ」
返事をすると襖が開いて、父が入ってきた。
「何かご用でしょうか」
父に問う。
「話があってきた。真、今吉家のご子息とつきあっているというのは、本当か」
「!!」
「その反応、本当のようだな。」
「俺は、別れませんよ。あなたの思い通りにはならない。」
「その去勢どこまで続くか…私に逆らったらどうなるか思い知るといい、真。」
父が部屋を出て行く。
「あいつ…どこで知りやがった…」
くそっ、何故?あいつの情報は誰からだ!?
(とりあえず今は…)
「翔一さんに会いたい…」
***********
「まこ、」
「!…どうやって入ったんですか」
ここの家は守りが厳重で、外にでるのにも一苦労なのに…
「わしの部屋からでるのに比べれば、わけないわ」
「翔一さんの部屋どうなってるんですか…」
この人は、今吉家でも隔離された存在。故に、部屋にも何人もの見張りがついていた。そこから逃げ出してくるのは大変だろう。
「お疲れさまです」
「おおきに。まこ、癒してぇな」
「なんで」
「ひどいなぁ、わし悲しいで」
特に悲しそうな素振りも見せず、カラカラと笑いながら喋っていた。
「とりあえず、入ってください。いつまでも其処にいると見つかりますから。」
「おおきに」
翔一さんは、さも当たり前のように俺の膝に頭を置いて、膝枕状態になる。まぁ、イヤじゃないからなにもいわないけど…
(それより、さっきのこと…)
「…翔一さん。」
「バレたんやろ、わしらのこと。」
ゆうまでもない、か。
「やっぱり、しってたんですね。」
「その事なんやけど、情報流しとるのは恐らく、わしの兄や。」
あぁ、なるほど。なら納得だ。この早さで、父に伝わったのも、翔一さんがすでに知っていることも。
「そうですか…どうします?」
まぁまず会えなくなるだろう。あの父なら、連絡すら取れないようにすることすら他愛ないだろう。
「もう、会えなくなるんですかね…」
ホロリと頬に水が伝った。
「まこ、泣かんでぇな。」
だって、俺は今翔一さんを奪われたら何も残らない。翔一さんが居なくなったら、父の決めた政略結婚だの、家を継げだの父が決めた道しか歩めないようにされてしまう。
(翔一さん、俺を愛して、助けて…)
「まこ、必ず助けにくる。それからぎょーさん愛したる」
…だから少しあえへんくてもわしのこと信じて持っとって
あぁ、もう…
「しょーいち、さんは、俺の、欲しい言葉を、くれますね」
「当たり前やろ、まこのこと愛しとるもん」
「18にもなる男が、もんとかゆわないでくださいよ。気色悪い。」
「相変わらずひどいなぁー」
でも、と翔一さんの手が俺の頬に触れる。
「涙、止まったみたいやし、大丈夫やな…」
頬に触れてる手に、すり寄る。
「…俺、信じてますから。だから、なるべく早くきてくださいね。」
「もちろんや!そうと決まれば行動に移さな…」
そう言って起き上がる翔一さん。もう行くのかな…
「まこ…」
呼ばれたのでそちらを向くと、顎を捕らえられる。
「誓いのキス」
「ふっ、またベタな」
この人は本当にベタだなぁ。まぁ、しばらくあえなくなるのだ。従ってあげよう。
「俺は翔一さんを、信じます。」
「わしは必ず、まこを助けにきます。」
言葉の後に短く重ねられた、お互いの唇。
「ほな、またなぁまこ」
「さようなら…」
さようならは、別れではない。“作用ならば”という意味。俺は翔一さんを信じて、この言葉で見送る。
**********
あれから3ヶ月ほどたった。父は俺の予想通りに動いてた。まず、翔一さんや外部との連絡手段を絶たれ、勝手にお見合いなどを受け、俺に出席させた。まぁ、全て相手から断るようし向けた。父様は精神的に追いつめているつもりなのだろうけど、俺は全く追い詰められてなどいない。
(俺は、翔一さんを信じると決めたから。)
チリン…鈴の音がなった。
「くろ」
名前を呼ぶと、にゃーと言って寄ってくる。この猫は、翔一さんとさよならした次の日に、家に迷い込んできた黒猫。口に何かを加えて、俺のもとへやってきたのだ。
(猫?)
「みゃーみゃー」
「?俺に?」
手を出すと、そこに加えてた紙をおいたのだ。開と、文章が書いてあった。
『まこへ
名前はくろ、可愛がってやって』
と、書いてあった。俺の事を“まこ”と呼ぶのはただ一人。
「翔一さん…」
昨日合って、別れたばかりなのにもう悲しくなってきている。
「にゃーぁ」
スリスリとくろが慰めてくれてるような、気がした。
「よろしくな、くろ。」
そのくろが、また紙を咥えてきた。
(もしかして…)
「くろ、おいで」
チリンチリンと鈴を響かせて、近寄ってくる。くろから紙を受け取り、開。
『あと3日』
文面はそれだけ。でもきっとこれは、翔一さんだ。
「3日…」
俺は、手紙を持ってきてくれたくろを、膝の上で撫でながら呟いた。
*********
3日後の朝。目を開けると屋敷内が騒がしかった。
(何事…?)
部屋の襖を開け、廊下にでてみる。すると、俺が小さい頃からの侍女のリコさんがかけてきた。
「真くん」
「リコさんおはようございます。どうかしたんですか?」
「真くん、迎えが来るまでここを絶対にあけちゃだめ!いい!?たとえ、旦那様がきてもよ。」
(父様が来てもあけちゃだめ?なぜ…)
「いい!?」
「は、はい」
迫力に負け、部屋に戻る。いったいなにがあったのだろう。
「くろー?」
一人でいるのもつまらないので、くろを呼んでみる。
「みゃー?」
布団の方から鳴き声が聞こえた。そういえば昨日は一緒に寝ていたな。
「おいで、くろ」
再度呼ぶと、近寄ってきてくれて、膝に乗ってくる。
「翔一さん、本当にくるかな?」
「にゃーにゃ」
「来るって言ってくれてるの?」
「にゃん!」
「そっか、信じて待つのって、時々寂しいね…」
俺にはまだくろがいたから、そこまで寂しいと感じなかった。これも、翔一さんが配慮してくれたのだろう。
(翔一さんはやっぱり人の心を読めるのだろうか…)
そういえばさ、
「くろは翔一さんとあったんだよな、手紙持ってたんだし」
くろに目をむけて問いかけると、「にゃー」と鳴くだけだった。曖昧にされたのかな?
「なぁ、くろ?翔一さん呼んできてよ。俺、さすがに寂しいって伝えてよ…」
くろに続けて告げると、くろが膝から飛び降り
「にゃっ!」
と、鳴いてかけていった。まるで「任せろ」といってるみたいだった。
「…くろもいっちゃった。」
結局俺は一人ぼっちか。
「もう、3ヶ月会ってない…。さすがに寂しいですよ、ほんと…」
今までも長く会えない時があった。でも、それはほんの数日のこと。1ヶ月も会えない日はなかった。だからこそ、今は会いたくて、仕方がない。何だかなぁ…俺は翔一さんにあって、人間的にダメになった気がする。
「はっ、今まで人には憎まれ口しか言ってなかったのに…今じゃ普通に会話してるよ。」
これは良いことか。
「なんか一人だと考え事ばっかするな…」
そんな事を呟いていると、廊下から足音が聞こえた。くろのものと思われる足音と、もう一つ人の足音…
(誰だ…)
廊下の気配に警戒していると
「まこ!」
「!!」
廊下から聞こえたのは…
「翔一さん!」
俺は扉を開けはなち、翔一さんの名を呼ぶ。扉の外にはやはり翔一さん。
「まこ“迎え”きたで」
「ばかっ!っ遅いんだよ…!!」
何時もみたいに可愛くない言葉を浴びせる。でも、寂しかったものは寂しいのだ。
「会いたかった…!」
翔一さんに抱きつく。すぐに抱き返してくれた。
「おそぅなってもうて、すまん…わしも、あいたかった。」
久しぶりに感じられた翔一さんの体温は、とても温かかった。
- Re: 【古黛】黒バスBL!【今花中心】 ( No.2 )
- 日時: 2015/08/06 01:17
- 名前: よしたか
前回の続き!もう、完結します…!!
「…まこの体温、ひさしゅうなぁ」
ぎゅーっと抱きしめられる。苦しいくらいだ。でも、不思議と心地いい…
「ほんま、何回会いに行きそうになっとったか…3ヶ月も会わんとか、死ぬかと思ったで…」
(そんなの俺だって…)
「俺だって、会えないのは…ツラい。」
ぎゅっと、翔一さんを抱き返す。涙が溢れてきた。
「うぅー…あぅ…ぐすっ…うぅ…」
嗚咽を漏らしながら泣く俺を「よしよし」と、撫でてくれる。暫くして泣き止んだ俺に、
「まこ。改めて…迎えにきたでぇ。一緒にいてくれへん?」
不安そうに眉を八の字にして問うてくる翔一さんに、
「断るはずないだろ、ばぁか!」
と、言い放った。すると、幸せそうに微笑んでた。
「ほっとしたわぁー…」
てゆーか
「なんで断られると思ってんだよ。」
「何でやろなぁ、分からんけど不安やったんや…家のこととか、まこの状況とか、」
はっ、そうだ。根本的に…
「どうやって父を納得させたんだ!?そもそも、翔一さんだって一回身動きとれない時期ありましたよね!?!」
そうだよ。根本的なとこで解決してないじゃねーか!
「そこは何も問題あらへんでぇ」
なぜか楽しそうに、それはもう愉快そーに、口元を歪めた腹黒い笑顔の翔一さんがいた。
「いやな予感しかしないですけど、説明してください。」
「それはやなぁ、まこたんのお父様と、わしのおとんに交渉を持ちかけたんや。」
「どんな?」
「まこたんのお父様は、『花宮家の安泰の為に真が必要さかい』と、そしておとんは『そんな偉大なご子息を、自分みたいな出来損ないに任せられるわけないやろ』と、言ってきはったんよ。」
「父上はや伯父様は翔一さんのことなにも知らないんですね…」
翔一さんのことろくに知らないくせに…
「まぁ、話は最後まで聞くもんやでぇ。」
「…わかりました。」
「ほんでな、こっからが重要なんよ。出来損ないー言われたわしは、提案したんよ。『じゃあ、わしが花宮家のご子息を任せてもらえるくらい立派になれば、認めてくだはるんですか?』って、」
そこで一回言葉を切って、翔一さんは眉根に皺を寄せて、拗ねたときの顔になり、
「ほんなら、酷いんよー、おとんもお父様をも!鼻で笑いよったん。そんで、『自分みたいな出来損ないに、できる訳ないやろ』って言いよったん!」
「やっぱり父上は、バカですね。翔一さんを甘くみすぎです。」
「まこもそーおもうやろ!?ほんと、頭かちーんきたで!だから、言ってやったん。『ほんなら、おとんが今苦戦しとる緑間家との交渉、わしが変わりにやって成功させたりますよ。』って言うたら、また鼻で笑いよったん。頭くるわー」
「翔一さん、頭きたのはわかりましたから。続きはなしてください。」
「おん。そしたらな、『ほんなら3日くれてやろうやないか。失敗しよったら…わかっとるよなぁ?』って、おとんが言ったんやから、『上等ですわ。3日もあったら十分ですわ。』言うて、契約結んできたんよ。」
…はっ?
「ちょっとまった…。緑間家って、今吉家と花宮家の頭首が3ヶ月も交渉したのに、応じなかった緑間家?」
「おん、せやで。」
「3日?」
「正確には、言われた次の日やから半日やな。」
…この人本当に何者なんだ!?お国で最強の財力を持つ花宮家と、三番目の財力をほこる今吉家の頭首が、3ヶ月頑張ってもなびかなかった緑間家を、たった半日で納得させるって…
「ほんと、何したら契約むすべんだよ…」
「わしは、今回ほんまに会話しただけやで?」
「卑怯な手とか…」
「つかっとらんて…そんな事したらおとんに難癖つけられては前否定やん。」
そっか。でも、半日で済んだのならもっと早く迎えにこれたじゃん。
「それが無理やったんよー」
「心読むな、妖怪サトリ!」
「おん、辛辣やなぁー」
「取り敢えず説明しろ、サトリ」
「名前wwいやぁな、半日で契約結んで帰ってきはったらな、おとんに疑われて確認とられたんよ。でな、本当やって解るやん?まだこんなん序の口やー!っていいおって、他にもいろいろさせられてん。せやから、こんなに時間かかってもーたんよ。」
「させられたことって、緑間家の交渉並みのものですか?」
「うーん…せやなぁ、赤司家との契約もあったなぁ。」
「っはぁ!?あの、財力も何もかも桁違いの!?」
「せやでぇ、ご子息の征十郎君と友達やったからそこまで手こずらんかったけど。」
「まて、まて!ご子息と友達!?翔一さんほんと、どーなってるんですか!?!」
「今吉家のブラックホールやてwわしは、全部吸い込むらしいでぇwwww」
「ほんと、笑い事じゃねぇよ…」
「ほんで、いろいろこなしてもうたらおとんが『何で今までやらんかったんや…』って、嘆きながら許してくれたんよ。やぁーめでたしやなぁ」
「めでたしの一言でかたずけていいのか!?」
俺は思っていたものの斜め上にいく翔一さんに、ツッコミしかうかばなかった。
「まぁ、これでわしとまこたんには敵なしや。堂々と会いに来れるわぁー」
ほんと、この人は…。何を考えてるのかわかんないし、サトリだし、妖怪だし、どんだけ俺のこと好きなんだよ…
「世界で一番あいしとるでー」
「!人の心読むな妖怪!!」
「もう絶対離さへんし、ずぅーっと一緒にいるさかい。ずぅーっと…」
“愛し続けるで”
「幸せにしてくださいね、翔一さん…。」
END
- Re: 【古黛】黒バスBL!【今花中心】 ( No.3 )
- 日時: 2015/08/07 00:23
- 名前: よしたか
後から読み返してみると誤字脱字だらけですね…(・・;)内容も意味わかんないし、話飛ぶし、花宮ゲスくないし、エセ関西弁だし…
長々と書いてすいませんでした!
それでも観覧してくださった十名位のかた!本当にありがとうございます!!!
次は、霧崎の古橋と洛山の黛の古黛でかきます!
- Re: 【古黛】黒バスBL!【今花中心】 ( No.4 )
- 日時: 2015/08/09 00:12
- 名前: よしたか
古黛♀設定
黛千尋(17)
・感情をあまり表に出さない(弟と古橋の前では割と笑顔)
・愛読書はラノベ
・十二歳下の弟が二人いる
・成績は普通
・胸普通よりでかめ
古橋康二郎(16)
・めったに表情を変えない(黛の前だとたまに笑顔)
・目が死んでる
・読書家
・7歳の弟と、6歳の弟がいる
征十郎&涼太(黛弟)
・黛の弟たち
・二乱世双生児=似てない双子
・征は子供っぽくないけど子供。涼太は泣き虫。
大輝&大我(古橋弟)
・大輝が7歳で大我が6歳
・バスケ少年な二人
・にーちゃんかっこいい!な二人
・大輝は隣の家のさつきちゃん(13)がすき
この話に花宮癖の古橋なんていないんや…
黛の母親を勝手に構造してます!
では!次から『ほのぼのライフ』です!
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