大人二次小説(BLGL・二次15禁)

書きたいものを書く=自給自足
日時: 2015/08/28 01:28
名前: ジグ


どうもジグです。

作者はオリジナルとか二次創作とかのいろいろなジャンルを
1つのスレにたくさん書きたいと考えて
このスレを立てました。
ほんと目移りしやすいんです(

主にスケダン、銀魂、オリジナルを書きます。
興味のある人は覗いてみてくださいね〜

Page:1



Re: 書きたいものを書く=自給自足 ( No.1 )
日時: 2015/08/28 12:57
名前: ジグ

スケダン 椿藤

『混合する気持ちは』


「大分遅くなってしまったな…」

 椿は時計を見やると、机の上にある書類を片付け始めた。

「…今日は早く帰って寝るか」

 トントン
 書類を揃え、会長の机に置く。

「よし」

 椿は満足そうに伸びをして、鞄を掴む。
 そして、電気を消し扉を開けた。

「…なぁ」
「っ?!」

 自分と同じ位の背。
 赤い帽子。
 横にはねるクセッ毛。

「……藤崎じゃないか。こんな遅くにどうした」

 時刻は18時過ぎ。
 一般生徒はとっくに帰って行ったはず。

「…ってた」
「え?」

 藤崎は小さい声で呟く。
 聞き取れなかった椿が聞き返すと、藤崎はうつむいた。

「…待ってた…一緒に帰りたくて……」

 椿は目を見開いた。
 あの藤崎が、自分と一緒に帰りたいと言うのだ。
 …余程のことがあったのだろう。
 察した椿は、藤崎の頭に手を乗せた。

「…一緒に帰るか」
「……ん…」

 藤崎は、猫のように目を細めた。

***

「…」
「…」

 オレンジ色の街灯に照らされる、コンクリートの道。
 ふたりは無言で、道を歩く。

「……藤崎」

 沈黙が続く中、それを破ったのは椿だった。

「…何があったんだ?」
「……別に」

 藤崎は目を逸らした。

「…別に、何もねぇよ」
「何もなかったら、あの藤崎が僕と帰りたいなんて言うはずがあるまい」

 椿は藤崎を見つめた。
 そしてそこに、また沈黙が訪れる。

「………何もねぇよ」
「あるだろう。言ってみろ」

「……何もねぇ、って」
「隠さずに言え」

「…何も、ねぇってば」
「ないはずがっ…」

「っ何もねぇってば!!」
「!」

 藤崎は大声を上げた。
 コンクリートに、雫が落ちる。
 一滴、一滴と。

 ……それは、雨ではなく。

「藤崎…?」

 藤崎の涙だった。

「…きなんだよ」
「…?」

























「好きなんだよ……椿がっ…」




「?!」





 藤崎の顔は酷く紅潮していた。
 目からは涙が零れ、コンクリートに染み込んでいく。

「…藤、崎……」
「椿がっ……大好きなんだよ…ッ」

 ポスッ
 椿の胸に倒れ込む藤崎。

「…藤崎………僕、は」
「…ダメだって分かってんだよ……でも、……椿に…椿にはこれを伝えたかった…」
「藤崎…」

 椿は微笑んで、抱き着く藤崎を見つめる。
 そして、藤崎を抱き締めた。

「……今日」
「………」


「今日、お前の家に行ってもいいか」

「……何言ってんだ…俺達の家だろ」
「あぁ…そうだな……」



(あの人に、大切な人ができたって…伝えたいから)

終わり


後日の椿藤

「ちょっボッスン! 裏庭でキャッチボールとか椿に怒られるで?!」
「いいのいいの」

「こら君達! ……って…佑介じゃないか」
「あっ佐助! キャッチボールしてもいいだろ?」

「……うっ…ま、まぁ……佑介が言うなら…やってもいいが……程々にしろよ」
「おう! ありがとな佐助!」

「(なんやコイツら…デキたんか)」

Re: 書きたいものを書く=自給自足 ( No.2 )
日時: 2015/08/29 16:25
名前: ジグ

スケダン ボッスン総受け

『メイド喫茶へようこそ!』



「はぁ? 女の子が1人いない?!」

 藤崎はバカデカイ声を出した。
 鬼塚に口を塞がれるが、「もがっもがががっ」と未だに暴れている。
 頭を叩かれると、涙目でショボーンとなったので口から手を離した。

「そうなんや…接客係の女の子が1人、風邪で欠席してもうて…」

 鬼塚は困った困ったとわざとらしく声をあげた。

「…なんでそれを俺に言うんだよ」

 むずっ。
 嫌な予感がした藤崎は、一歩後ろに下がった。




「だから…頼む! ボッスン、接客係やってくれや!」




「……えぇえええぇえ?!?!?!?!」




***




「ボッスン〜! 似合っとるで!!」
『ボッスン可愛い〜(>ω∂)⌒☆キャピ』
「ふざけんなよ! こんなもん似合って何が嬉しいかよ!」

 藤崎がメイド服を着ると、鬼塚は「あぁ〜かわええ〜キュンキュンするわぁ〜」などとほざいていた。
 …ゴホンッ、言っていた。

『男でメイド服が似合うなんてな…レーッツ☆ギネースブーック! アーユーオーケー?』
「なんかムカつくからやめろ!!」
『今のボッスンならマジで行けそうだ(笑)』
「うるせぇ黙れよ! ばーかばーか!」

 涙目でそう訴える藤崎。

『あぁ〜可愛いなぁ〜1回転してごらん〜ハッハッハ』
「そのヒゲしまえ!!」

 …まぁなんとなくハプニングに巻き込まれながらも、メイド喫茶は開幕となった。





続く

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