大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- いろいろ小説!(BL・R18など)おそ松さん多め
- 日時: 2015/12/22 19:49
- 名前: 朱華
こんにちわ!朱華と申します!
ここではいろいろな元ネタで小説を書いていきたいです!
書けるものであればリクエスト募集中です!
〜荒らしはだめですよ!仲良くいきましょ!〜
書けるもの&書くもの
・実況者 キヨさん受け。→フジキヨ レトキヨ ぐらいかなぁ・・・。
・ハイキュー 大体全部っていうか書ける!
・刀剣乱舞 書きたいなって言う願望。まんばしか書けないだなんて言えない・・・。
・リボーン 懐かしの作品! ツナくん受けならなんでも!(多分)
・おそ松さん だいたいは・・・?いや、無理そうなのもある。
・ワンピース ロール、ルロー、ドフローがかけます。
・オリジナル 実はオリジナルも書きたいんです・・・。
ほかのアニメも頑張れたら書きたいな・・・。
どうぞよろしくお願いします!
- Re: いろいろ小説!(BL・R18など) ( No.3 )
- 日時: 2015/11/15 18:26
- 名前: 朱華
〜黒研〜「君だけの音」 研磨視点
俺は人の多いところは苦手。
ぺちゃくちゃ言ってる女子高生に、ため息しかしない会社員。
携帯握って笑ってる大学生。家庭事情を喋ってる母親たち。
全部が混ざって雑音になる。
これ以上はない不快感。
かといって黙らすことなんて俺にはできない。
「・・・うるさい。」
誰にも聞こえない声で小さく言って、イヤホンをする。
ゲームの音楽がながれて、人の声はかき消される。
それでも、うるさい。
早くどこかに入りたい。静かな場所に行きたい。
ざわざわと人が行きかう。
「・・・い。おい!研磨っ!」
「っわ・・・。クロ・・・?」
強い力で後ろに引っ張られた。
声のする上を見上げると、見慣れた顔があった。
耳にあったイヤホンは下に落ちてしまって、もう周りは人のいない場所。
目の前には電柱があった。
「ったく。前見ろよー?電柱にぶつかりにいってたぞ?」
「あ・・・ごめん。気をつける。」
一心で歩いていたら高校の前まで来てしまっていたみたいだ。
休みなので人はいなくて、しんと静かになっていた。
何をしゃべっていいのかわからず、下を向く。
すると、クロが頭に手を乗せてくる。
「・・・なに。」
「ん?今日なんかあったのかなと。」
なんとなく察しがいいクロ。
べつにと返したいところだけど、多分顔に出てると思うから無意味だろう。
今日はちょっと人ごみに行き過ぎて疲れてる。そう言った。
クロは少し悩んだそぶりをして、抱きしめてきた。
「ちょ、と。こんなとこで・・・。」
「だぁいじょうぶだって。疲れてんだろ?少しきゅーけい。」
「・・・意味分かんない・・・。」
「そういうなって。」
また頭をポンポンとなでられる。
少し落ち着くと、クロの心臓の音がする。
力強く、大きくどくどく音が鳴っている。
心地がいい音で、まるでさっきの人ごみの中の人とは全く違う。
上から降ってくるクロの声はもっと落ち着く。
「クロ。もっとこっち。」
「うおっ。どうした?甘えんぼなのか?」
「音、聞きたい。」
「?まぁお前がしてほしいんならいいけど。」
クロの背中に手をまわしてしがみつく。
耳を胸に当てて音を聞く。そしてからかうようなクロの声。
この音は、クロだけの音で、それを聞けるーーー
ーーー俺だけの音。
- Re: いろいろ小説!(BL・R18など) ( No.4 )
- 日時: 2015/12/19 16:41
- 名前: 朱華
おそ松さん〜末松〜喧嘩松 「守りたい存在」
トド松視点
兄さんたちは、喧嘩がすごく強い。
僕は、別に喧嘩はしたくないし、強くもないんじゃないかな。
そりゃあ末っ子だから狙われることもあるけど(大体が間違えて襲ってきた人だけど)適当に流すし。
けど、十四松兄さんは兄さんたちの中で一番戦わない。
まったくとは言わないけれど、出来る限りの暴力はしない。
「十四松にーさんっ!かーえろっ!」
「おうよー!」
長い袖を振り回しながら、こちらに駆け寄ってくる。
今日は一緒に野球をする約束をしていたので、十四松兄さんは上機嫌だ。
手にはバットとグローブ。ボールは僕が持っている。
最近ハマっている曲を歌いながら公園に向かう。
すると、急に後ろから殴りかかられる。
なんとなく殺気は感じていたので、難なくよけることはできた。
「ちょっと。おにーさんたち危ないんだけど。」
「お前・・・トド松だよなぁ?お前倒せれば金もらえんだ。大人しくしてもらうぜぇ?」
そう笑いながら男たちはこちらに近づいてくる。
武器は持ってないみたいで、素手で戦うつもりのようだ。
どうしようかなぁと悩んでいると、向こうのリーダーのような奴が殴りかかってくる。
ここは一回殴られて気絶のふりをするのが得策だろう。
「おらぁっ!!」
「んぐっ!」
「っ!十四松兄さんっ!!」
僕に戦う気がないのがわかったのか、隣にいた十四松兄さんが殴られた。
十四松兄さんは体が宙に浮き、壁にたたきつけられた。
痛さで頭を押さえてうずくまる兄さん。
なんで。こいつらの狙いは僕のはずだったのに。
「あーあぁ!!きみのおにーちゃんのほう倒れちゃったねぇ!!あはははは!!!」
「・・・ね」
「んー?なんてぇ?」
「お前ら全員死ね。」
その瞬間、人が、飛ぶ。
手に持っているバットの重さは感じない。
立っている場所はわからない、相手の場所しか見えない。
こいつらは、あんなに優しい兄さんを。あの笑顔を。元気に跳ねまわる体を。
ーーー傷つけた。
「・・・あっは。ごめんねぇおにーさんた、ち。手加減、わかんなくて。」
「あ・・・ぅう・・・が・・・」
倒れてた男の足を踏み潰す。
痛いけれど体が動かないのか、悲痛の声をとぎれとぎれに言っているようだ。
そのぐらいで、許されると思っているのか。
踏む力を強くしていく。もう少しで、骨が折れる。
「っ、と、どまつ!!」
「っ!!にぃ、さん?」
その途端に、腕が引っぱられる。
にっこりといつもの笑顔の十四松兄さん。
頭には少しの傷があるけど。一応大丈夫みたいだ。
「かえ、ろ。兄さんたち、心配、するよ?」
「・・・はぁ、兄さんが言うなら、しょうがないかぁ。」
「わっ!!トド松!俺のバット血まみれ!!」
「元気になるの早いねぇ。十四松兄さん。可愛い!」
「??」
抱きつくと、十四松兄さんは何のことかわからないという顔をした。
そんな兄さんも大好きで、愛おしい。
だから、今回は兄さんに免じて許すことにしようと思うけど、
また来たら、容赦は絶対に、しないからね。
十四松兄さんは、僕が、守る。
- Re: いろいろ小説!(BL・R18など) ( No.5 )
- 日時: 2015/12/22 17:37
- 名前: 朱華
おそまつさん 十四松中心 病気ネタ
十四松視点
それは、突然のことだった。
朝起きて、みんなが起きてたから、俺も行こうかなって思った。
そしたら、立てなくなってた。
いくら力を入れても動かない。立てない。
考えることは苦手だけど、こればかりは頭の中を探る。
昨日は、「あの子」が行っちゃって、そのまま泣き疲れちゃってすぐ寝て。
?そこから、何もなかったよね?
「十四松にーさぁん!!ごはん・・・って、どうしたの?」
「トド、松。足、動かなくなっちゃった・・・」
自分の足を触りながらそう言うと、トド松は顔を真っ青にして部屋を出ていく。
そのすぐ後に、大きな声が聞こえて、兄さんたちもあわてて部屋へ入ってくる。
冗談なんかじゃないことはみんなわかってるみたいで。
昨日のことをポツリポツリ話しながら、みんなで原因を探る。
すると、チョロ松兄さんは念のためと救急車を呼んできた。
赤色がピカピカしてきれいな色だなぁなんて眺めてた。
「にいさん。今日はここで寝るんだよ。」
「すっげぇ!!真っ白!!」
通された部屋は思った以上に真っ白で。
トド松に肩をかしてもらいながら奥のベットに進む。
兄さんたちはお医者さんとのお話らしい。母さんや父さんはちょうど旅行に行ってていないからーって。
足動かないの、なんでかな。早く治ると、いいな。
そんなことをトド松と話していた。
すると、兄さんたちが部屋に入ってきて、トド松と交代で一松兄さんが横に座った。
「ねーね。俺の足のこと、わかったぁ?」
「・・・。いや・・・。」
一松兄さんは下を向いて小さくそう言った。
そして、頭を静かになでられる。珍しいねぇ!なんて言うと、手にもっと力が込められる。
そんなことをしていると、トド松も帰ってきて、みんながベットの周りに座った。
「ねー!俺のあし、どうだったの??」
「あー・・・にいちゃんたちに任せて?絶対治るって!!」
「治るの!?絶対だよ!!?このままじゃやきゅー出来ないもんね!!!」
おそ松兄さんは約束。と指切りをしてくれた。
周りのみんなが暗い顔をしていたのは、気のせい。だよね。
「・・・まさかね。「あの子」のこと。そんなに思ってただなんて・・・。」
「どうすんのさ!?あのままじゃ・・・十四松、歩けないよ!?」
「・・・・記憶・・・・消しちゃうの・・・?」
十四松のいない松野家。
ちゃぶ台を囲み、話し合いが行われていた。
十四松の歩けなくなった理由。それは、「あの子」が消えたこと。
頑張って伝えたかった言葉の数々。ずっと、走っていたかったのに。
走れないこの足が。あの子に伝えれなかったのはこの足が悪いんだ。
そう脳がインプットした。だから足はいらないと。
そして、歩けなくなった。医者はそういった。
「歩けるようにするには、記憶を消すしかない。か。」
「それしか、ないんだろうね。」
長男のその言葉に、皆がうなずいた。
今夜、十四松の「あの子」への記憶を消すことになった。
それしかなかった。それを繰り返して頭に言い聞かした。
目を開けたら、白い天井だった。
足は思うように動くようになっていて、飛び回っても痛くなんかはなかった。
昨日は大変だったなぁと空を眺める。雨が降っていた。
?雨、あめ?昨日の昨日は・・・何があったんだっけ。
たしか、雨が降ってた。地下鉄の音が鳴り響いて。それでーーーー
「兄さん?どうしたの?考え事なんてらしくないよ?」
「・・・んーんっ!なんでもない!行こう!トド松!!」
「わっ!引っ張らないでよー!!」
その記憶にふたをして、俺は、歩いていく。
- Re: いろいろ小説!(BL・R18など)おそ松さん多め ( No.6 )
- 日時: 2015/12/25 20:04
- 名前: 朱華
〜ルロー〜ロー視点 「遊び」
麦わら屋の船に乗って、付き合うことになって少し経った。
本当に少しの時間の間だったが、一秒ずつ相手を好きになっていくのがわかる。
そして、今は書庫にどんな本があるのかを見ている最中だ。
ドレスローザにつくのはまだだからと、トニー屋に勧めてもらった。
かなり興味深いものばかりだと聞いたので楽しみにはしていた。のに。
「っ、麦わら屋。食うな。」
「んぁ?やだ。俺いま暇なんだ。」
そう言ってもう一回首元を噛みだす。
強く噛んだかと思えば、ゆっくりと噛んだところを舐める。
背筋がぞわりと震える。
離そうと掴まれている手を引っ張る。
けれど、馬鹿力で少しもはがれる気配がない。
能力を使おうとしても、噛まれたり舐められたりして集中できない。
「ーーーっ、むぎわっ、ーーー!」
「おーいっ!とら男、声抑えんなって!」
手で口を押さえていると、その手を引っ張られ、もう一つの手を口の中に入れてくる。かき回されて口が閉じれない。
その途端に耳を舐められる。
「んぁっ!?ひゃ、ふひはらっ!!」
「ししっ!とら男、かーわいい声だな!」
麦わら屋はずっと首や耳を噛んだり舐めたりする。
そのたびに、口から変な声が出てやまない。
体にはもう力は入らないで、ぐったりと麦わら屋に身を任す。
それをいいことに麦わら屋は好き勝手している。
「とら男?抵抗しなくれいーろか?」
「やぁ、んぅっ、ふ、〜〜〜!!こ、のっ!!馬鹿っ!」
なんとか空いていた手で麦わら屋の腹を殴り、脱出する。
首や耳。それに掴まれていた手にも鈍い痛みが残っている。
近くにあったガラスを見ると、歯形がくっきりと残っている。
それをみて麦わら屋は満足そうに笑っている。
本当に、
こいつの遊びは、たちが悪い。