大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【HQ】〜花は咲けども実は実らず〜
- 日時: 2016/05/22 07:03
- 名前: 千羽鶴
どうも、千羽鶴ですん(´`*)
今回もまたこんなの出してみました。
新しいのに目覚めたので((
でも亀更新になるかもしれない。
途中で力尽きて駄作になるかもしれない。(元の文もだろ、とかは言わない
キャラ崩壊するかもしれない。
…かもしれないって思うと、際限なく続くにでここまでにしませう。
ちなみに自分は、大黒・木黒・赤木・及岩・山月が好きです。
赤木と及岩は攻受が逆でも構わないのですが…。
多分また好きなcp増えるんだろうな。
それと今回は、短編または長編を投稿していく感じになります。
それなので、自分的にものすごいおこがましいですが…リクエストが欲しいです。…なんて。
別に上記のcpじゃなくても構いませんので、良ければお願いします。
では、閲覧よろしくお願いします。
Page:1
- Re: 【HQ】〜花は咲けども実は実らず〜 ( No.1 )
- 日時: 2016/05/22 08:22
- 名前: 千羽鶴
いきなり長編、及川×岩泉です。
注意事項としては、なんか、能力というか稀な体質というか…。そんなんになってます、あの文○ストレイドッグスの異能力的な。
あ、今度、文○ストレイドッグスの小説書こうかな…((
*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
「お前ってモテるよな」
それはいつ頃だったか、幼馴染みに言われた言葉。
普通は冗談で飛ばせることなのだろうが、俺にはそれが出来ずにいた。
だって、本心じゃないんだもん。
皆。
俺が皆に好かれるのは、自分が特異した体質を持っているからだった。
そういえば、昨日の放課後にラブレターが5枚程入っていた。
それは全部、捨ててしまった。
何故って…。
貰って嬉しくないもの、とっておいたところで何にもならないじゃない。
裏返しの相手の気持ちなんて、分からないって思うかもしれないけれど、流石に何年もこうやって過ごしていれば、大体は分かるんだ。
俺にはそんな魅力なんてないし、あるのは非常に無責任で、それでいて下らない特異体質だけ。
それに気付いたきっかけというのも、やはり彼のせいによるもの。
それは幼少年の頃、とはいっても中学一年か小学生六年の頃か。
幼馴染みの俺と彼、岩泉兼岩ちゃんと通学路を一緒に歩いていた時のことだった。
「岩ちゃん、疲れた」
「…」
「ねぇ、疲れたからおぶって」
「…」
「いーわーちゃーん」
「うるっせぇ、クソ川!」
子供らしい他愛のない会話をしていると、鳥の断末魔のような甲高い音が響いた。
「…岩ちゃんっ!!」「及川っ…」
鈍い衝撃と破壊されたことにより起こる轟音。
身を揺るがすようなそれに、俺たち二人はガードレールに打ち付けられた。
のだが、俺が覚えているのはそんなものじゃなく。
病院で、包帯でぐるぐる巻きにされている岩ちゃんと、「大丈夫か」と執拗に心配される無傷の自分だった。
どうして俺が傷を負わなかったのかなどはどうでもいい、問いただすべきことはひとつ。
『どうして怪我をしていない俺の方が心配されて、怪我をしている岩泉の方が心配されず、独り病院のベッドに寝かされているのか』
ということだ。
幼い俺にも、それがどれだけおかしかったか理解できた。
だが、やはり幼少年。
合わせる顔がなく、結局謝ることができたのはつい最近。
「ね、ねぇ…岩ちゃん、俺がちっちゃい頃さ…」
「あぁ、お前が犬の…」
「違うよ!?わざわざそんな醜態、拾い上げたりしないから!」
「嘘に決まってんだろ。…あれだろ、事故のこと」
岩ちゃんはそう言うと、謝ろうとする自分の言葉に被せて、それをさえぎった。
「お前らしくねぇ、気持ち悪いな」
「ヤダ、辛辣!」
「謝ることじゃねぇよ。…それにお前毎回鼻水垂らしながら見舞い来てくれたじゃねぇか」
「流石岩ちゃん、微動だにしない!」
相手らしい言葉混じりのなぐさめは、自分の心の霧を晴らしてくれるようで。
まぁ、そんな感じに自分の体質に気付いたのだが。
それで俺の悩みが解決される訳ではなく。
再び、あの頃と似たようなことが起きた。
Page:1