大人二次小説(BLGL・二次15禁)

幕末Rockでぐだぐだ書く。
日時: 2017/01/19 16:05
名前: 月音

こんにちは、月音です。
今回は幕末RockのBL小説を投稿していきます。
はっきり言って駄作ばかりです。
荒らし等はご遠慮下さい。

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Re: 幕末Rockでぐだぐだ書く。 ( No.1 )
日時: 2017/01/20 22:05
名前: 月音

「ん……?」
目が覚めるとそこは、見覚えの無い部屋だった。頭に柔らかいものを感じ上を見ると、そこには桂がいた。そして、自分が彼に膝枕されているのだと理解した。
「やっと目が覚めましたか」
「ん…なんで僕ここに?」
「えっと、君が突然倒れてきて、それを支えてたんですけど疲れたんで寝かせました」
「あ……そう。ありがとう。……もうちょっと、このままが良いな」
「フフッいいですよ」
暇になったので、桂のメガネの鎖を弄る。
「ちょっと、痛いんですけど」
「…………」
無視して、次はメガネを外そうと手を伸ばす。
「やった〜、取れた♪」
「あなたは人のメガネを…まったく」
「見て見て、僕の方が似合ってない?」
「まぁ、似合ってますよ」
「でしょ?まあメガネくんも僕の次くらいには似合ってるんじゃない?」
桂からすれば、メガネが無くピントが合わなくてぼやけて見える情況なのだが、こちらを見てドヤ顔で笑っているのはわかる。
(そうやって、必死で構ってもらいたがってる君も、可愛いですね)
「おーいメガネくん?メガネく……っん」
突然膝から頭を落とされ、口づけをされた。
何度も、深く。押し返そうにも意外と力強く、顔を背けようともさらに深くされそうで出来ない。
「メガネ、くっ…」
「沖田くん……っ、ここから先は、有料です」
「メガネくん…キス、して」
「はい」
今までよりも深く甘い口づけを落とす。
激しく舌で口をかき回すと、弱く舌を絡めてきた。いつもは白い頬も赤みを帯びており、それがさらに桂を激しくさせるのだった。
「ふ…っん…ぁ」
「ふぅ……今回はここまで、です」
「ん〜…ま、いっか」
「またしてあげても良いですよ」
「メガネくん……ならいいかな」
「御馳走様でした」

Re: 幕末Rockでぐだぐだ書く。 ( No.2 )
日時: 2017/01/22 22:02
名前: 月音

「メガネくんって傲慢だよね」
「突然なんですかあなたは」
「だって最高愛獲の僕を毎晩欲しがってるんだよ?」
「でも毎晩おねだりしてる姿も可愛いし色っぽいよ」
「な、何言ってるんですか!」
「フフッ照れてる〜」
「〜〜っ、もう!」
「何々?降参?」
「……私は知ってるんですよ。昨日や一昨日も、私をヤったり私にヤられたりして、可愛く喘いでるあなたの姿を」
「ちょ、メガネくん?」
「スる時も、普通にヤるより意地悪にヤる方が感じてますもんね」
「バカメガネ……っ!」
「ほら、もうたってるんじゃないですか?言葉攻めでたつんですね、この淫乱」
「っ何言って、ふぁっ……んんっ…と」
「え!?逆転だなんて……っう」
「まだまだこれからだよ」
「……夜はまだ始まったばかりですもんね」

Re: 幕末Rockでぐだぐだ書く。 ( No.3 )
日時: 2017/01/23 21:38
名前: 月音

「なんで傘差してるの?日焼け対策?」
「別に、日焼けを気にしてるわけではありません。君は知らなくて良いですよ」
─────────
鉄の匂いが充満する部屋で、彼は、手首に刃を突き立てていた。そして血に塗れた手首を口に運んだ。
「……メガネ、くん?」
「…沖田くん、来ないで」
その言葉を無視し、近寄ると、口から腕を離した。
「……血……」
熱い吐息、真っ赤な頬、血塗れの唇。腕を掴んだまましばし固まっていると、彼は腕から滴り落ちる血を眺めて泣きそうに目を潤ませていた。まるで、流れ出る血が勿体無いとでもいうように。
「沖田くんっ…ごめんなさい…私っ」
「大丈夫だよ」
そう言って沖田は、自分の指先に刃を滑らせた。そして血に濡れた指先を桂の口許に持っていき、
「メガネくん、君の好きな血だよ」
そう言った。桂は少し躊躇い、それでも沖田の指を啣える。沖田はその姿に、欲情した。
────────
「最初から血が好きだったわけではないんです」
しばらく血を舐め、唾液の流し込みあいをしたあと、桂は語りだした。
「むしろ苦手な方だったのかもしれません。血を見るとくらくらして……それも惹かれていただけなのかもしれないですけど」
「それがまたどうして血が好きになっちゃったの?」
「この間、晋作と龍馬くんと、料理の手伝いをしてたんです。それで指を切ってしまって。それで舐めてから病みつきに」
「そう、なんだ……血が好きっていう面だったら、僕も一緒なのかもね」
「えっ?」
桂の目が期待から疑惑に替わる。
「僕、定期的に人が苦しんでる姿を見ないと辛いんだよね」
だからメガネくんのさっきの姿、最高だったよ。というのは心の中に秘めておく。
「あと、前に沖田くんは私にどうして傘を差してるのか聞きましたよね?」
「うん、そんなこともあったかも」
「なぜか陽に当たると、肌が焼けるように痛くなるんです。まあ、血が好きな人特有の性質だと本に書いてありました」
話し終え、沈黙が訪れる。先に口を開いたのは沖田だった。
「あのさ、二人とも辛くなくなる方法があるんだけど」
────────
「ぁ……うぅ……」
小さな部屋の中。躯を縛られ、傷だらけになり、血みどろになった桂。眼は曇り、自我があるのかすらわからない。
「メ〜ガ〜ネくんっ♪」
襖が開き、出てきたのは沖田。
「来たよ。ちゃんと待ってたんだね。偉い偉い」
「うん…はやく…ください」
「わかったよ。良い子には“ご褒美”あげなきゃね」
沖田は桂に軽くキスを落とし、持ってきた刀で自分を傷付けた。そして流れ出る血を口に含み、キスをする。
「ん……ぅ…ぁ」
「あぁ…美しいよ…綺麗だ…」
「ねぇ…おねがい…もっと……」
口の端から赤いモノを流しながら請う桂。
「ん〜どうしようかな?……うん」
誰もが惑わされるような蠱惑的な笑みを浮かべ、こう言った。
「君が僕を煽って、ヤりたいなって思わせてくれるならもっとあげるよ」
「うん…がんばる」
しばらく啣えていたが、次第に苦しそうになってきた。
「ぅ……んんっ」
「ふふっ、そこまでイイ声で啼かれたら、ヤるしかないじゃん」
桂を壁に押し付け、始める。強弱をつければあまり耐性のない彼はすぐに感じる。
「ぅっ…ふぅあ…もう、待てない…っ」
「そう?なら終わり」
イき損ねた彼の躯はビクンッと何度か痙攣した。
「なん、で…?ですか…」
「だってね、君が血より好きなモノができたら、君は普通の人とおんなじになっちゃうから」
哀しげに、それでいて嬉しそうに微笑む沖田。
「僕は歪んでる。だけど、僕だけじゃない。君だって歪んでるんだ」一太刀。
「はぁぅ…っ…」
「歪んだ愛を、君にあげる」
また一太刀。
「あぁっ…!!」
『君は、僕だけ見てればいい 』
『僕のイロで、染めてあげるよ』

Re: 幕末Rockでぐだぐだ書く。 ( No.4 )
日時: 2017/01/23 21:57
名前: 月音

沖田が帰って行ってから。桂は一人つらつらと考えていた。
(私は…このままでいいのでしょうか)
一週間かそこらの間、沖田は桂を監禁する。血を与えずに、鎖をつけて。長いこと血をもらわないと頭がぼうっとしてしまい、先程のようになってしまうのだが、血をもらった後には正気に戻る。
(沖田くんは優しい……鎖も扉も、鍵はしていないし。つまり逃げてもいいようにしてくれている…)
血がもらえないのは辛い。なら逃げるのか?そう問われれば、答は否である。
(私は沖田くんに愛して欲しかった…だからこの性癖を曝した)
(今でも彼は私を愛してくれている。こんなに異常な私を…)
(愛してます……これまでも、これからも)
(こんなカタチでも、愛に変わりはないのですから)
───────
一方、沖田。沖田は一人、家に向かう道を歩いていた。
(メガネくんは知らないんだろうな……超魂團が解散したこと)
桂がいなくなってから、土方は新選組が忙しくなり、坂本は土佐に帰ってから行方が知れず、高杉は各地で突風雷舞をしつつ桂を探している。そんな混乱の中、沖田は幸せだった。
(メガネくんと二人っきりで生きてるんだ。ずっと好きだったメガネくんと)
(伝えたくて……伝えられなくて……結果この有り様だもんね)
(閉じ込めて、汚して。きっとメガネくんは辛いはず……)
しかし桂は逃げようとはしない。それは沖田を愛しているからなのか、恐れているからなのか。
前者であって欲しいと願いつつ、後者でも仕方ないと思う。
(だけど……わからなかったんだ……)
(僕の中で、メガネくんへの気持ちが大きくなって、抱えきれなくなった)
(ごめん……ごめんね……)
知らず知らずの内に、沖田は泣いていた。
(こんなカタチでも好きなんだよ……愛してる……)

END

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