大人二次小説(BLGL・二次15禁)

【進撃の巨人】前前前世【現パロ】
日時: 2017/05/20 12:55
名前: 麗

 もう、思い出さねぇのか?

 あの世界の事、仲間の事

 そして‥

 俺のことも


 

 進撃の巨人‥シリアス多めになりますかね‥
 この物語を思いつくきっかけが車の中で流れてた前前前世‥

 この物語は主にリヴァイ兵長目線で書かれています
 前前前世の記憶があの世界‥
 そして、この世界で再び会う仲間たち
 この平和な世界で愛を育む者‥
 みな記憶が戻りつつある中、
 あるものだけは、いまだに思い出せていない、
 『あの世界』
 それは、思い出しても、思い出さなくても、幸せなのだろうか
 そんな回りの者の葛藤が描かれた、物語

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Re: 【進撃の巨人】前前前世【現パロ】 ( No.1 )
日時: 2017/05/24 18:26
名前: 麗

細かな設定

【年齢】

リヴァイ→18
エレン→15
ミカサ→15
ジャン→15
コニー→15
サシャ→15
クリスタ→15
マルコ→15
アニ→16
ベルトルさん→16
ライナー→16
ユミル→17
エルヴィン→38
ハンジ→18

原作との変更点
・サシャが15
・ライナー16
・ユミル→17
・マルコが15
・リヴァイ、ハンジがめっちゃ若い

【関係】
ミカサ、リヴァイは従兄妹。リヴァイはミカサ家の養子。
エレン、ミカサ、アルミン達15歳は同じ中学。
アニ、ユミル、リヴァイなど16〜18歳組は同じ高校。
ミカサリヴァイ達とエレンの家は隣同士。
リヴァイとハンジは仲が良い。

【すべてにおける重要な原作との変更点】
・巨人たちによって殺された人が生きている
(例:カルラ、マルコ、ミーナ、エルヴィン等)
・みんな巨人化しない。(当たり前。)

【少しのネタバレが含まれてしまいます‥(アニメファンの方)】


第一話 俺の事、お前の事 ( No.2 )
日時: 2017/05/22 21:35
名前: 麗

「よろしくね、リヴァイ」
「これからは父さんだからな」
「‥‥‥リヴァイ‥‥」
 今日からこの家の息子になる俺を出迎える3人。
一人は母に、一人は父に、一人は妹、か。
血縁関係的には従妹みてぇだ。まだ会ったこともねぇがな。
 女手一つで育ててくれた母さんが死に、引き取ってくれることになったのがこの家族。
 しかし‥気になるのは妹の方だ。まるで知ってたかのような言い方だったが‥初対面にしては凄い睨み方だ。俺でもこんなことはしねぇ。
「今日からリヴァイの妹になるミカサだ。」
「‥‥‥よろしく‥(チビ)」
「で、今日からお前の兄ちゃんになるリヴァイだ。」
「‥‥よろしく頼む。(チっ‥)」
「あの‥あなた?‥なんかこの二人とてもぎすぎすしてない?」
「そんなことないだろ」
「‥‥そうよね‥」
しばらくして、
「こっちきて。」
と、ミカサに手を引かれて玄関外まで連れて来られた。」
「あんた、覚えてないの?」
「何をだ。」
「‥‥自由の翼」
「あぁ?自由の翼?‥‥聞き覚えないな。」
「そう‥‥じゃあ見ればわかる‥チっ‥」
 ミカサが指を指した方向に、顔を向けると
俺の脳内に激震が走った。
「エレン、やっぱり覚えて‥‥」
「なんのことだよ。わっかんねえ」

 ―エレン―
 エレン、エレンだ。
 
 茶色がかった髪に透き通るエメラルドグリーン色の瞳。
 相も変らぬ女顔。
 
 そして…‥自由のための命を懸けた戦いも

 思い出した。すべて思い出した。
 
 部下も、上司も全て、全て。

「エレンっ‥」
「うわっ?!‥ど、どうしたんで‥すか?」
思わず抱き着いていた。
足らぬ身長で、目いっぱい。
「リヴァイだ。覚えていないか?」
自分でもわかる。必死そうだ‥と。
なぜなら‥
「兵長‥いやリヴァイさん‥エレンは覚えていません。」
「!?!?‥‥なにも、か?」
「はい‥何もです。」
アルミン、アルミンだ。
アルミンがそういった。
「、お前も‥覚えてたんだな?」
「はい。」
「‥‥‥‥」
「チっ‥‥こいつを見れば思い出すと思ったのに‥」
「‥‥‥‥」

 そういえば俺、めっちゃ若いな‥
 俺は相も変わらず背も160のままだし、
 潔癖。
 目つきは凶悪なままだ。
 あの時と何も変わっちゃいねえ‥‥
 でも、それと同じでエレンも、ミカサも、アルミンも変わってねぇ。
 ミカサは相変わらず表情がわかりにくい。
 アルミンも相変わらずよわよわしい。
 エレンも‥‥
 あの時と何も変わっていねぇのが、一番キツい。
 今にも
『兵長!庭の掃除できました!』
 そういって目輝かせながら中途半端なやり方してんの見せて、
『まだまだだ。だが前よりはうまくなったじゃねえか』
 って俺に言われそうじゃねえか。
 いつもなら、
『兵長!大好きです!』
 って飛びついてくるはずなんだ。
 でも‥
 逆になったら
『どうしたんですか?』
 だとよ。笑えるぜ‥
 そういいながら、目の奥からあふれてくるものを止めるので精いっぱいだった。
「クソっ‥‥」
 膝のを固く握った拳で叩く。

 エレン‥

 俺らの関係は、そんなだったのか?
 
 抱き合いもした、体も重ねた、愛も交わした。
 
 俺の好き‥愛は‥そんなものだったのか?

 いつ死ぬか分からねえ状況で好きになっちまった奴と、二人きりになって、愛を確かめ合えるのは、とても幸せな事だと思った。
 お前と居る時が、一番幸せだと思えた。

『へーちょ‥俺いまとっても幸せです‥』
 
 そういったエレンの顔が、頭から離れない。いつまでたっても瞼の裏にひっつくその顔に、触れたいと‥‥強く願った。
 
 
 

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