大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 【HQ!】愛してると言いたいけれど【ノヤ縁♀】
- 日時: 2017/11/03 20:50
- 名前: 甘味
こんばんは。こんにちは。
初めまして甘味と申します。
今回、排球の縁下受けを書かせて頂きます。
こういったところでの小説投稿は初めてなのでお目汚しをしてしまう可能性もあります。
何卒深く広い心でお読みいただけたら幸いです。
※attention※
烏野では縁下さん、木下くん、山口
音駒では夜久、梟谷は木葉さんが女の子です
メインはノヤ縁ですが、成木その他の話もあるかもです。
女の子になることによって多少名前を変えています
誤字脱字があった場合は是非とも教えてください。
それでは。よろしくお願いします
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- Re: 【HQ!】愛してると言いたいけれど【ノヤ縁♀】 ( No.1 )
- 日時: 2017/11/03 22:02
- 名前: 甘味
【縁下said】
キュッ!っと鳴るシューズ、高く飛んで立ち出されたボールがトンッと軽やかな音を立ててラインの内側ギリギリに落ちる
久々に打つボールの感触に嬉しくなり自分の手をじっと見つめた
ガララっと音を立てて開いた体育館の扉へ目を向ければ山越えをしてくるはずなのに朝から元気な日向がじっーとこっちを見ていた
「日向おはよう。ごめんね今片付けるから」
「縁下さん?!今のどうやってやったんですか?!線のところにとんって!」
わあわあと騒ぐ様子はまるで雛鳥のようで微笑ましく見えクスッと笑ってしまう
「難しいことはやってないよ。少しだけ力を入れずに打っただけ。でもこれは試合では使えない。」
ネタバラシをするようにそう言ってやるとなんで?とでも言いたそうにじっと縁下の言葉の続きを待っている
「力が弱すぎるから。あんなのブロックがあったら即捕まっちゃう。」
お遊びみたいなものだよ。そう言えばもったいないですね、と日向が呟いた
勿体ない。それは先ほどのボールを打った縁下自身も自覚していた。これでパワーがあれば女子バレー部へ入部して充実したバレーと学業を楽しんでいたのかもしれない。
「はよーっす!」
少しだけしんみりとした気持ちになっていると今度はけたたましい程の挨拶が体育館に響く
「ノヤさん!!オハざっす!!」
「翔陽!おはよう!智花!お前、あんまり打つなって言われてるだろ!」
体育館に転がるいくつものボールを目ざとく見つけものすごい勢いで詰め寄ってくる
「ごめん、でもさ、たまにはいいじゃん?」
「それでもだ!」
ぎゃーぎゃー喚く西谷の声に耳が痛くなりながらもお叱りを聞いていると三年生4人が体育館に入ってくる。
その後ろには珍しく遅かった影山や山口、月島、田中や木下、成田も居た
「おはよー。って縁下が怒られてるべ。珍しいこともあるんだなー」
「まぁ、大体怒られてる理由の予想はつくけどな。」
ちらりと体育館の中を見回した澤村がポツリと呟いた
「智花ちゃん。手上にあげて」
透き通るような清子の声が体育館に響く
恐る恐る手を上げればほんの少しだけ痛みが走り顔をしかめた
「オーバーワークどころの話じゃないべ」
「こっち来て」
澤村や旭の間をすり抜け縁下に近寄ると左手を掴んで体育館を出て行く
「ほらほら練習始めるぞ」
体育館から澤村の声が響いた
体育館から出て近くの教室へ入ると脱いで。と告げられた。
しぶしぶジャージとTシャツを脱ぐと大判の湿布を貼られた
「お医者さんからまんまら無理しちゃダメって言われてるでしょう?」
服着ていいよ。そう言われ再びTシャツとジャージを着るとムスッとした声でそう告げられ何も答えられない
「智花ちゃんがバレー大好きなのはわかるけれど、無理したらダメよ」
何も言えずに頷いていると、肩、痛みが取れたら戻ってきてね。と言い教室を出て言ってしまった
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