大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- ローゾロは良いぞ。【ワンピBL】
- 日時: 2017/11/05 15:27
- 名前: 常磐
序
初めて出会ったのは、シャボンディ諸島の人間オークション会場だった。
犯罪者と下衆野郎どもが集まる中で、その凛とした佇まいと美しい若草色の髪は一際目を引いた。
思わずその姿に目を奪われていると、そいつはふとこちらを振り向きほんの一瞬、目があった。
その翡翠の瞳に、俺はあっさりと恋に落ちてしまった
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どうも。ゾロ受けが大好物な常磐と申します
今回はローゾロを広めるために参りましたo(^-^o)(o^-^)o布教じゃ布教じゃ
初めはワンピースをBLにするということ自体に抵抗があったのですが、ローゾロという存在を知ったとたんそりゃあもうズブズブと沼に嵌まってしまいましたw
私の拙い文章力でその良さが伝わるかどうか分かりませんが…
まぁそんな時はpix●vで検さk((
とにかくその存在を知ってほしいのです!
という訳でお付き合いのほど宜しくお願いしますm(_ _)m
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- Re: ローゾロは良いぞ。【ワンピBL】 ( No.1 )
- 日時: 2017/11/06 17:50
- 名前: 常磐
続
結局その時は声を掛けることも出来ないまま、シャボンディ諸島を離れてしまった。
船が進む度に募る焦燥感に、思わずため息が出る。
こんな気持ちは生まれて初めてだ。
あいつの事が頭から離れない。
あの眼を思い出すと、行き場のない感情に胸が締め付けられる。
(これが…恋というやつか?)
自覚してしまうと、何故あのとき無理矢理にでも連れてこなかったのかと、自分への後悔にまた息が漏れた。
「キャプテン、なんか元気ないねぇ…」
「島を出てからずっとだよな。あ、また溜め息ついた」
「少し疲れているんじゃない?麦わらの一味と一緒に戦って、能力も使っちゃってたし」
船内では、遠巻きに自分達の船長の不調を心配する影が三つ。
「でもあれくらいでうちのキャプテンが疲れるかなあ。トラファルガーローといったら、懸賞金2億ベリーの超大物海賊だぜ?」
「まあそうだけど。。でもやっぱり様子が変だよ」
「あ、もしかして…」
この三人は、ローが率いるハートの海賊団のクルーである、ベポ、シャチ、ペンギンだ。
彼らはローが海賊団を結成するずっと前から、彼と行動を共にしてきた。
なので自分達のキャプテンのことは、他のクルーよりもよく知っているつもりだ。
その三人の内の一人、ペンギンが自分の考えを口にした。
「キャプテンに、好きな人ができたとか…?」
「「エェーーーーーーーー!?!?!?」」
- Re: ローゾロは良いぞ。【ワンピBL】 ( No.2 )
- 日時: 2017/11/05 15:42
- 名前: 常磐
他の方の小説見てきたけど、わりとはっちゃけていいんだなぁ…
R18だもんなー ( ̄ー ̄*)
まぁうちはハードな展開は後々ということで。
(もう少し純情なローさんを書いていたい)
- Re: ローゾロは良いぞ。【ワンピBL】 ( No.3 )
- 日時: 2017/11/06 18:54
- 名前: 常磐
続
シャ「な、無いだろそりゃ!」
ベ「キャプテン、恋しちゃったの!?」
ペ「いや別にまだ決まった訳じゃ無いけどさ…」
ちらりと椅子に腰掛ける船長を盗み見る。
相も変わらずの無表情に鋭い目付き。今日は特に目の下の隈が濃いので、凶悪さが3割ほど増していた。
とても"恋"なんて言葉が似合いそうにない。
しかし幼馴染みの勘というのは、時に驚くほど鋭いものだ。
ローの空(くう)を見つめる虚ろな目が、何処と無く、誰かを思い切なげに揺れたような気がした。
シャ「…そうかもしれない」
ペ「だろ?」
シャ「だとしてもどうすんだよ、相手が誰かも知らないし。だからといってキャプテンがあれじゃあ、船全体のモチベーションが下がっちまうだろ?」
ベ「出来たら応援してあげたいけどなぁ。」
長い間一緒にいた彼らでも、こんなローを見るのは初めてだった。
なるべくローの気持ちを尊重したいというのが本音だ。
しかしこの広大な海の上では、一度離れればもう二度と会えないということも少なくはない。
ペ「取り敢えず、今は見守るしかないだろ」
彼らはローが自分の私情の為だけに、船の航路を変えたりする男ではないということをよく知っていた。
だから今はただ、その思いが冷めるのを静かに待つしかなかった。
運命がまたローとその思い人を近づけるとも知らずに。
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