大人二次小説（BLGL・二次15禁）
- あたしの弟子の修行中黒魔女さんが可愛すぎる。
- 日時： 2018/03/04 06:49
- 名前： paruparu
「ねえ、ギュービッド様……分からない所があるからその…教えてほしいんだけど…」
「…ああ、これは、こうだ」
「……」
「おい、どうした?」
「あ、ごめん。その…なんか今日のギュービッド様優しいなって…」
そう言ってクスッと笑うチョコに、あたしはドキッとする。チョコはいつも笑うと可愛い。あと、鈍感で。だからいろんな人に好かれるのだろう。
でも。
チョコと出会ってから、時が経つに連れて、あたしがチョコに決して普通では無いような感情を抱いていっている気がする。いくらチョコの前でエクソノーム様一筋だって言っていても、心がズキッと痛む。エクソノーム様は王族で、ほとんど不可能で、でもあたしの周りは応援してくれてる。と、チョコは思ってる。それは事実だけど、チョコに恋に近い感情を抱いていることを本人は知らない。
でも、チョコは人間。人間と幸せになったほうがいいにきまってる。
ただ……
笑っているところ。
泣いているところ。
怒っているところ。
あたしを助けに魔界まできてくれたところ……
チョコの一面をもっともっと見たいから、あたしは同じ部屋にいる限りある時間のなかで、できるかぎり親身に接したいんだ。
例えこの時間が、チョコがいつか忘れていくものだとしても。
だから……
「おい、チョコ」
「なに?」
「もうすぐ試験日だからな……頑張れよ」
「……うん!」
チョコは、本当に可愛い。
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