大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- mfsr詰め
- 日時: 2018/06/02 16:21
- 名前: 詩
mfsrの文字のみ置いていきます。
コメント等、ご自由に。
※このスレではmfsr以外のutitCPの話題は一切出さないでください
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- Re: mfsr詰め ( No.1 )
- 日時: 2018/06/03 21:39
- 名前: 詩(うた)
mfmf.side 「昔語り」
僕には手の届かない、雲の上の人。
そんな風に思っていた。
陶器みたいな真っ白で透き通った肌とふわふわとした黒髪、眠た気に僕を留めた瞳と薄くて桃色の唇。
彼に初めて会った時は声が出なかったこと、鮮明に覚えてる。
「...ま、ふまふ、くん?」
「ぇ、!?あ、ぅ」
「ペットボトル、それ、おれのだよ」
大型フェスのような多人数ライブに初めて呼ばれて如何にせん緊張していたんだと思う。リハ前の会場入りしたばかりの時間帯、ぼーっとしながら舞台裏のテーブルに置かれたペットボトルを手にとってキャップを開けた。
すると途端に斜め後ろから肩を軽く叩かれ我に返った。
振り返ったそこに彼が居て、不思議そうに僕の名前を呼んだ。
僕の大好きな声でずっと聞いていた声で。
そりゃあ素っ頓狂な声も出るでしょ。憧れの人に名前を呼ばれたのだから。
まあ、ペットボトルを間違えていたのにも驚いたけど。
「ごめん、おれシールに名前書き忘れてて」
「あ、ああ!!すみません...!」
やっとの思いで見たペットボトルキャップには確かに先程書いたはずの僕の名前はなくて慌てて謝った。馬鹿みたいにテンパっててすごい大きい声出しちゃったんだよね。
「んーん、別に謝んなくていいよ。ありがとね、まふまふくん」
「あ、の...そらるさん...!」
「...?、んー?」
「まふまふ、で大丈夫です」
僕からペットボトルを受け取って背を向けようとしたそらるさんを呼び止めたのはなぜか、未だによくわからないけど、でもきっと本当に単純にそのままの名前で呼んで欲しかったんだと思う。
欲求が理性に勝ってしまった。
理性が欲求に負けてしまった。
多分それだけの話。
何言ってんだ自分初対面三言目がこれじゃ変な人だ、なんて絶望に浸っている僕をよそにそらるさんはちょっと驚いた顔をしたけれどすぐに
「ライブ、頑張ろうな。まふまふ」
とだけ言って手を振り微笑みを残して去って行った。
彼の笑顔があまりに格好良くて、綺麗で、美しくて
__可愛らしかったものだから、僕は数秒動けずに立ち尽くしてたんだ。
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まふさんがそらるさんに恋心を明確に抱いた時と「あ、この人タチの皮を被ったネコだわ」と理解した瞬間。そらるさん、明らかに嫁なのにクールぶってるの沸きますね...(^ω^)
- Re: mfsr詰め ( No.2 )
- 日時: 2018/06/11 01:32
- 名前: 詩
mfmf.side「甘美な接吻を」
「ん、ぁ...ま、てっ」
「は、っそらるさん口ん中あっまい」
乱した貴方の口内は甘い甘いチョコレートの味がして
「まてっつってんだ、ろ!!」
それから程なく甘さを掻き消す痛みが右頬を襲った。
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「そらるさ〜ん...機嫌直してくださいよぉ。ごめんなさいってば」
必死に訴える僕の思いも虚しく「ぜっったいやだ」という一言とともにそっぽ向いてしまうそらるさん
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