大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- 二次元へwelcome 【ヒロアカ.轟出/執筆中】
- 日時: 2018/08/24 08:42
- 名前: 皇 翡翠
皆様、閲覧有難う御座います。
此方ではちまちまと多作品を執筆していきたいと思います。
基本、地雷とか特に無いのでリク、コメ募集しています。(地雷は無いけど書けるかは別として)
唯、閲覧者である皆様が苦手なものがあるかと思いますので予め表記しています
此方が積極的に執筆していこうと考えている作品は
ヒロアカ、七つの大罪、カゲプロです。
ヒロアカキャラは主に出久、爆豪、轟、上鳴、耳郎、を使用していくと思います
蛙吹ちゃんとか常闇とかも使いたいかな。
七つの大罪の主なcpはメリバン、バンメリ?、バンキン、キンバン?かな。
NLも書くと思います。キンディアとか
カゲプロは、リク下されば書ける範囲で書きます。
別のアニメでも募集しています!(前のから最近迄多々色々知ってますのでリク待ってます。
夢主も書きます。
注意事項
荒らしなどは止めてください。
小説形態に偏りがあります。描写重要又は台詞多目
コメでこのcpは好きじゃないなどの閲覧者が不快に思うようなコメは御断りします
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- Re: 二次元へwelcome 多アニメ、夢主 3L、R有り ( No.1 )
- 日時: 2018/08/19 15:44
- 名前: 皇 翡翠
目次一覧
- Re: 二次元へwelcome 【ヒロアカ.轟出/執筆中】 ( No.2 )
- 日時: 2018/09/24 00:49
- 名前: 皇 翡翠
紅蓮ノ恋情 轟出 長編
体育祭を終えて間もなく轟から自宅へ招待された出久だったが・・・
〈紅蓮ノ恋情〉シリーズ一作目。
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体育祭も終わり、連休明けの学校。
「緑谷」
呼ばれて振り返ると背後には轟が立っていた。同じクラスに所属しているものの彼とまともに話すのは体育祭以来だ。
「お前、これから用事あるか?」
「え?ううん、特に用事はないけど・・・」
唐突の質問に困惑しながらも答えると轟は表情も変えず切り出した。
「なら、俺の家に来ないか?」
「轟くんの家に?」
これはビックリだ。対して話もしたことがないのにいきなり自宅へ招待されるだなんて・・・。
思わず戸惑う素振りを見せると轟はシュンと肩を落とした。
「迷惑、だったか・・・?」
悲しそうな顔で問いかけてくる轟の姿が捨てられた仔犬のように見えて出久は焦った。冷たい印象しかなかった轟が、まさかこんな顔をするなんて・・・。
「そんなことないよ!むしろ僕なんかがお邪魔してもいいの?家族の人とかに迷惑かからない?」
慌てて否定すると轟は表情を元に戻した。
「それは大丈夫だ。今日は誰も居ないから」
「そ、そう?なら、お邪魔させてもらおうかな?」
きっぱりと言われて断る理由がなくなった出久は流される形で了承してしまう。展開が急すぎて困る。というか轟が何を思って自宅へ招待してくれたのか全くわからない。けど・・・。
「あぁ・・・」
酷く嬉しそうに笑う轟が何だか子供のようで可愛らしく見えてしまった。
※
轟に連れられるままついてきた出久は目の前のどデカい日本家屋を前に固まった。No.2ヒーロー・エンデヴァーの自宅だから大層立派なのだろうとは思ったが予想の遥か上をいく豪邸に気後れしてしまう。
「スゴいお家だね・・・。なんか昔話に出てくるお屋敷みたいだ・・・」
思わず呟くと轟はきょとんとした顔で首を傾げた。
「そうか?まぁ、気にせず上がってくれ」
どうも轟には自分の驚きは理解できないらしい。それもそうか、物心つく前からこの家に住んでいるのだから・・・。
「う、うん。お邪魔します」
促されるまま玄関から上がった出久は轟の後をついて歩く。長い廊下から始まり道々にある襖が開け放たれた部屋に至るまでお伽噺に出てくるお屋敷のような広くて趣のある造りだ。
「ここが俺の部屋だ」
そんな中、轟が廊下の一角にある部屋の襖を開き、出久は目を見開いた。
「わぁ、畳の部屋だ!スゴい、広い!」
部屋の中に足を踏み入れると畳独特の匂いがしてテンションが上がり思わずはしゃいでしまう。
「適当に座っててくれ。茶でも持ってくる」
隣に立つ轟は穏やかな表情で微笑み、踵を返した。どうやら台所で飲み物を用意してきてくれるらしい。
「あ、僕も手伝うよ」
「いい。緑谷は休んでてくれ」
せめて運ぶのくらいは手伝わせてもらおうと申し出たのだが笑顔で遠慮されてしまう。人様のお宅だし勝手をするわけにはいかない。
「うん、ありがとう」
礼を言うと轟は笑顔のまま部屋を出ていった。轟の背中を見送った出久は言われた通り部屋の真ん中辺りに正座で座る。
何もすることがなくて部屋の中を改めて見回す。畳の部屋には和室によく合う白木のローチェストと本棚、それから質の良さそうな座卓と座椅子が置かれている。もともと広い部屋だが物が少ないせいで尚さら広く見えるのだろう。
(轟くんらしいかも・・・)
すっきりと片付いた部屋に対してそんな印象を抱く。飾り気はないけど整然としているところが轟のイメージに合っているような気がする。
そうしている内に菓子と茶を盆に乗せた轟が戻ってきた。
「冷した緑茶にしてみたんだが熱い方が良かったか?」
「冷たいので大丈夫だよ!ありがとう」
綺麗な緑色の茶が注がれたグラスを受け取った出久は一口飲んで一息つく。盆を畳の上に置き、隣に腰を下ろした轟も同じようグラスに口を付ける。
一息ついたのはいいが轟から何かを話し出す気配はない。轟の方から誘ってくれたくらいだから歓迎はしてくれているのだろうが会話もないまま過ごすのは息が詰まる。
さて、どうしたものか・・・。こっちも盛り上がる話ができるほど対人スキルが有るわけでもない。困った末、出久は気になっていた事を聞いてみることにした。
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- Re: 二次元へwelcome 【ヒロアカ.轟出/執筆中】 ( No.3 )
- 日時: 2018/10/03 18:48
- 名前: 皇 翡翠
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「えっと、今日はどうしてお家に呼んでくれたの?」
「あぁ、そうだ・・・」
話を振ってみると轟は思い出したよう腰を上げ、部屋の隅に置かれた薄くて大きな箱を出久の傍らまで持ってきた。
「これは?」
「着物だ。納屋を整理してたら出てきて、見たら緑谷に似合うと思って」
そう言って轟が開けてくれた箱の中には上等な物だと一目で分かる深紅の着物が納められていた。
「わぁ、綺麗・・・」
思わず感嘆の溜め息が洩れる。そんな出久の反応を隣で窺っていた轟は呟くように、だがハッキリとこう言った。
「やるよ。どうせ誰も着ねぇし」
それも何でもないことのようにアッサリと・・・だ。あまりに平然と言うものだから一瞬、言葉の意味を理解できなかった。
「いや、いやいや・・・。さすがに貰えないよ。こんなに高そうなもの・・・」
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