大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- りつまお あんさん腐るスターズ
- 日時: 2021/09/26 21:41
- 名前: 三日月
初投稿です。誤字脱字等あっても優しい目で見守ってくれると嬉しいです!
私はあんさんぶるスターズ!!と文豪ストレイドッグスが大好きです!もう沼にハマってヤバいデス。あんスタでは凛月君、零さん、渉さんあたりが推しです!ゲームめっちゃ楽しいですよ!文ストの方は中也さん、森さん、立原、つまりポートマフィアが大好きです!探偵社だったら、太宰さん。組合だったら圧倒的にフィッツジェラルド氏です。猟犬では鉄腸さん、条野、てるこさんが大好きです!異能がとにかくカッコいい!
腐女子でBL、NL、なんでもござれ!な雑食タイプです
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- Re: りつまお あんさん腐るスターズ ( No.1 )
- 日時: 2021/09/26 21:43
- 名前: 三日月
それではスタートします!私の最推しが凛月君なので留年についての妄想のお話です
〈ある朝〉
「おーい りっちゃん起きてるかー」
「んー……もう少しぃ……」
「ったく相変わらずだな……っておわっ!?」
凛月が頭まで被っていた毛布を脱がそうとしていた真緒は逆に凄い腕力で毛布の中に引き込まれる。
「わぷっ……ちょっおい凛…」
「まだ朝なんだからぁまーくんも一緒に寝ようよ。ね?」
「オイオイ…『まだ』じゃなくて『もう』だぞ!早くしないと学校遅れちゃうだろ!」
真緒は凛月の誘いを断り凛月の制服を引っ張り出す。
「もぉつれないなぁ」
ぐちぐち言いながら凛月はパジャマから制服に着替える。
「じゃっ俺下で待ってるからな」
バタンッ タッタッタッ………
(それにしてもまーくん今日、随分と嬉しそうだったなぁ…何かあったっけ?)色々と考えながら着替えを済ませ凛月も下に降りていく。
「おっ!来たきた。じゃ行こうぜ」
「うん。行ってきまぁす」
覇気のない声でそう言う。
バタンッ
玄関を出たところで凛月は真緒のワクワクの正体を探す。
(あっ そういう事か)
さっきは寝惚けていたから気付かなかったのだろう。
(まーくん俺と同じ夢ノ咲ノ制服を着ている。ネクタイの色は…赤。一年生が付けるネクタイの色だ。
そう、今日は真緒達一年生の入学式。
(そういえば昨日…『明日からまた一緒の学校か!また凛月と登校できるのか楽しみだなっ』なんて可愛い顔で、可愛い声で言ってたっけ?)
思い出すとにやけてしまう。凛月は真緒に寄りかかりからかうように言う。
「ふふっまーくんったら俺と一緒じゃないのそんなに寂しかったんだぁ?」
「なっなんだよいきなりっ」
真緒は顔を真っ赤にしてうろたえる。
「…そんなまーくんには俺をおぶって行くことを許可してしんぜよう」
「っそういう事かよ」
真緒は少し呆れたような顔をして仕方なく凛月をおぶって歩き出す。
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「ほらっ着いたぞそろそろ下りろよ?」
そして玄関で別れ別々の教室に入る。
凛月は二年生。真緒より一つ年上のお兄さん。
二人は幼馴染みで昔からこんな感じ。
真緒は凛月の側にいてやれない兄:零に代わりずっと凛月を見守ってきた。
〈入学式〉
一年生達が歩いてくる。もちろんその列の中に真緒もいる。
(まーくんも大きくなったな)
(はぁ緊張する……あっ凛月いたっ)
真緒は凛月に向かって小さく手を振る。
〈ある日(二年)教室にて〉
凛月side
(まーくんも高校生かぁ…俺ももう二年生。ほんっと時間が過ぎるの早いよなぁ。来年は3年……そしたらまた卒業かぁ…俺の中学校の卒業式の日、まーくんぼろぼろ泣いてたなぁ。
『うぅ……りっちゃんなんで行っちゃうんだよぉ』
ふふっ………でも…まーくんは笑ってた方がまーくんらしい。泣いてるところはあんまり見たくないかも…俺のせいならなおさら。今度も泣いちゃうかな?………どうにか出来ないかなぁ……)
「あっそっか」
(そうすれば俺もまーくんと一緒にいられる。……そうと決まったら早速『実行』しないとねぇ)
クラスメイトは不気味に笑う凛月を見て……
恐怖心がしばらく尾をひいた……
〈ある日(一年)教室にて〉
真緒side
(いやぁ勉強とかアイドルのレッスンとか…色々ありすぎて忙しい…疲れたなぁー。夢ノ咲って本当にアイドル活動に力を入れてるんだなぁ。先生の中にも何度かテレビで見たことある人いたしな。こんな中で凛月も頑張ってるんだな。相変わらず何でも楽々こなして…凄い奴なんだな)
「はぁ…」
自分との差を自覚したかのように溜息をつく。
(来年は二年生か。ユニットとか組んだらもっと忙しくなるんだろうなぁ……っていまからこんなんでどうするんだっっ!!……来年。凛月、もう三年か…卒業も近づいてきてる。俺また一年間一人で登校か……ってまた。ったく俺こんなんでだいじょうぶか?それに中学ん時とは違う。いちいち泣いてちゃ駄目だ。もう高校生だぞ)
真緒は気合を入れ直すように両頬を手でバンッと叩く。…さっきからため息をついたり、いきなり頬を叩いたり…他にも。無意識にしているであろうその謎の行動を見ていたクラスメイトは心配そうな目で真緒を見ていた。
「衣更くん疲れてるのかな?」
「大丈夫なのか?アレ」
といったような心配の声が上がっていた……。
〈来年春・初日〉
(今日から俺、二年生か…)
教室が変わったことによってそれを実感する。
(えっと…俺のクラスは…)
見つけた扉を開く。
《2−B》
ガラッ
「……えっ?」
「ふふっ……まーくんおはよう」
扉を開けて最初に目に入ったのは、見慣れた幼馴染の顔だった。
(俺まだ寝ぼけてんのか?
なんで凛月がこんなとこに。そういえば朝迎えに行った時、「先に行った」って言われたっけ?…でもこれはどういう…)
「驚いた顔も可愛いねまーくん」
「俺がなんでここにいるか不思議なんでしょ?」
「いや…うん。あれっもしかして俺が教室間違えたのか?」
扉の方に小走りで戻り表札を確かめる。
〈2−B〉
「…合ってん…な」
「ふふっそれじゃ教えてあげる」
「俺実はね……」
ゴクッ。ドラマの最終回を見ているかのように緊張している。何故か。
「『留年』したの」
「……はぁ……ん?えっ?はぁッッ?」
擬音と?しか出てこない。
一瞬フリーズしていたが、一気に正気に戻り、事の重大さ(?)に気づく。
「なっなっ何してんだよっ!『留年』っていやいやいや……だっ大丈夫なのか?その、お金とか」
「えっ?いやそっち…んんまぁつまり、これからは一緒だね」
「卒業も一緒、教室も一緒。正直これは想定外。…我ながらナイスアイデア!!」
「でもお前良いのか?『留年』ユニットとか色々」
「うん。まーくんの為だもん。痛くも痒くもないよ」
「実はね…俺ずっと考えてた。まーくん卒業式の度に。俺の時じゃなくても「近づいちゃった」って。「寂しい」って。これなら一緒でしょ?どっちかを見送るなんてことも無くなる。だからぁまーくんのためにぃここまでしてあげた俺に感謝してぇより一生懸命にお世話してねぇ?寂しがり屋のまーくん?」
「……っ…ふふっあははっ」
真緒は急に笑いだし、誰も見たことないような太陽のような笑顔で笑ってみせた。
「ありがとうな。りっちゃん」
涙を少しだけ浮かべて。
もう少し続く?のか??
もし見てくれた人がいるのならありがとうございます。(まぁいないと思いますけど。)
私は機械の操作に慣れていないので変じゃね?と思う所もあると思いますが其れは指摘して下さると嬉しいです!
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