大人二次小説(BLGL・二次15禁)
- XXX Game〜Run for XXX〜
- 日時: 2022/02/11 23:31
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds
XXX Game――
プレイヤーを襲う触手を避けてエリアから脱出し、賞金を獲得するゲームである。
触手にはエリア内を徘徊する触手・オクトパス(Octopus)とエリア内の特定の箇所に寄生する触手・アクチニア(Actinia)の二種類が存在し、プレイヤーはいずれかの触手に拘束された時点で失格、賞金は0となる。
とある高校の校舎に集められた、16人のプレイヤーたち。
果たして課される数々の試練をを乗り越えながら60分以内に脱出し、賞金を獲得する者は現れるのか!
<プレイヤー一覧>
和泉隼斗(おくさまが生徒会長!)
犹守望(かのこん)
小山田耕太(かのこん)
春日野穹(ヨスガノソラ)
春日野悠(ヨスガノソラ)
香炉野すてあ(女神寮の寮母くん。)
彩京朋美(れでぃ×ばと!)
セルニア=伊織=フレイムハート(れでぃ×ばと!)
篁いおり(立花館To Lieあんぐる)
南雲孝士(女神寮の寮母くん。)
夏乃はなび(立花館To Lieあんぐる)
日野秋晴(れでぃ×ばと!)
藤原このみ(立花館To Lieあんぐる)
三隅倫(おくさまが生徒会長!)
源ちずる(かのこん)
若菜羽衣(おくさまが生徒会長!)
(五十音順)
不定期更新
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- Re: XXX Game〜Run for XXX〜 ( No.3 )
- 日時: 2022/02/13 23:19
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds
はなび
「うぅ・・・どうしよう、本当に始まっちゃったよ・・・!」
立花館の新入り住人・夏乃はなび・・・
はなび
「これ、すぐそこにアクチニア?が隠れてるかもしれないんだよね・・・怖すぎる・・・!」
隼斗
「オクトパスも気になるが・・・それ以上にアクチニアには気を付けた方がよさそうだな」
星風高校の生徒会副会長・和泉隼斗は、天井や床を観察しながら慎重に教室から出る・・・
隼斗
「・・・あれは?」
隼斗が見つけたのは・・・
アクチニア
「・・・」
隼斗
「触手・・・あれがアクチニアか!」
床に潜むアクチニアだ・・・!
隼斗
「あそこは危険だな・・・地図に印をつけておこう」
それぞれのプレイヤーには小型の電子パッドが手渡されており、そこに載っている地図には自由に書き込みをすることが可能となっている・・・!
隼斗
「そうすると・・・反対に行けばいいのか。最低でも50mは離れているはずだから、こっち側はしばらく安全だな」
アクチニアの位置を特定することができれば、ある程度安全な範囲をあぶり出すことも可能だ・・・!
耕太
「どうしよう・・・これ、1歩も動けないよ・・・!」
薫風高校に通うチェリーボーイ・小山田耕太・・・!
耕太
「早くカギを探さないといけないのに・・・怖すぎるよ・・・!」
触手への恐怖で、動けない・・・!
耕太
「ちずるさんは大丈夫なのかな・・・?」
ちずる
「カギ、どこにあるのかしら?」
一方の源ちずるは、すでにカギを探すために動き出していた・・・!
ちずる
「・・・でも、触手にも気を付けないといけないわね。どこにいるか分からないし」
カギを探すことも重要だが、触手に捕らえられては元も子もない・・・!
ちずる
「でも、まずは耕太くんと合流したいわね。どこにいるのかしら・・・?」
耕太を探しに向かうちずる・・・
オクトパス
「・・・」
その近くに、オクトパス・・・!
ちずる
「今は敵とはいえ、やっぱりまずは耕太くんと会っておきたいわ。あのぺたんこ狼が何するか分からないしね」
オクトパス
「・・・」
オクトパス
「・・・!」ビュン
見つかった・・・!
ちずる
「きゃっ!?」サッ
間一髪、触手をかわした・・・!
オクトパス
「・・・」ビュン
しかし、触手の攻めは止まらない・・・!
ちずる
「とにかく、ここから離れないと・・・!」
迫る触手から逃げ出すちずる・・・
オクトパス
「・・・」ピチャピチャ
オクトパスは、見つけたプレイヤーを見失うまで追跡する・・・!
ちずる
「とりあえず、こっちに・・・!」
アクチニア
「・・・」
ちずるの逃げる先に、1体のアクチニア・・・!
ちずる
「ハァ、ハァ・・・」
アクチニア
「・・・」
アクチニア
「・・・!」ビュン
ちずる
「えっ?」バシッ
アクチニア
「・・・」
ちずる
「きゃあっ!?」グルグル
57:14
源ちずる 拘束
残り15人
アクチニア
「・・・」
ちずる
「い・・・嫌あっ、離して!」
開始早々天井に潜むアクチニアに捕まり、宙吊りだ・・・!
アクチニア
「・・・」
ちずる
「ひっ・・・!!こ・・・耕太くん、助けてぇッ・・・!!」グチュグチュ
余談だが、触手はプレイヤーの身体を隈なく這いずり回る・・・!
アクチニア
「・・・」
ちずる
「やっ///あぅ・・・ッああぁっ!」グチュグチュ
ピロン!
穹
「・・・何?」
拘束情報は、プレイヤーの電子パッドで通知される・・・!
耕太
「えっ、【西棟3階にてアクチニアが源ちずるを拘束、残り15人】!?ちずるさん!もう捕まっちゃったんですか!?」
望
「しょうがない、脂身狐だから」
いおり
「【なお、プレイヤーを捕らえたアクチニアの位置は地図に記載される 確認したまえ】地図に・・・?」
羽衣
「おぉ!本当に位置が書いてあるぞ、これは便利だな!」
秋晴
「こうやってだんだんアクチニアの場所が明らかになっていくのか・・・」
オクトパス
「・・・」
触手を避けて脱出した時間に応じて賞金を獲得できる、それが・・・
XXX Game
- Re: XXX Game〜Run for XXX〜 ( No.4 )
- 日時: 2022/02/16 23:35
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds
朋美
「ピアノがある・・・ここは音楽室・・・?」
すてあ
「ひゃあぁぁぁっ!?・・・ビックリした・・・何で理科室ってこんなに不気味なものばっかりなんだよ・・・」
舞台は、とある高校の校舎
北棟
講堂 中庭 体育棟
南棟
主に4つの建物と、それらに囲まれた中庭で構成されたこの敷地全体がエリアの範囲となる
悠
「でも・・・こうも広いとどこから探せばいいのか分からないな・・・」
倫
「カギもだけど・・・出口の場所も分からないのよね・・・これは厄介だわ」
広さは、東京ドームおよそ1個分
このエリアから、15人のプレイヤーが脱出を図る!
孝士
「お金がどんどん減ってる・・・!これはぐずぐずしてられないね!」
セルニア
「早くしないと、私のお金が無くなってしまいますわ!」
賞金は、72万円から1秒200円ずつ減少
脱出に成功したプレイヤーは、その時点で残っていた金額を賞金として獲得することができる!
穹
「あと56分・・・もう4分も経ってる・・・」
はなび
「早く・・・早くカギを見つけなきゃ・・・!」
ただし、制限時間は60分
60分が経った時点で賞金は0円となってしまう!
オクトパス
「・・・」
アクチニア
「・・・」
さらに、エリア内には3体のオクトパスと5体のアクチニア
それらの触手に拘束されたプレイヤーは失格、賞金は即剥奪だ・・・!
このみ
「うぅ〜・・・本当に始まっちゃった・・・!」
立花館の住人の中学生・藤原このみ・・・
このみ
「とにかく、早くカギを見つけてここから脱出したい・・・!触手なんて、絶対嫌だよ・・・!」
賞金のことよりも、触手の方が気になって仕方がないようだ・・・!
いおり
「カギか・・・一体どこにあるんだ?」
一方、そのこのみと同じ立花館の住人・篁いおり・・・
いおり
「こういうのは普通見つかりにくい所に隠してあるはずだからな・・・とりあえず、教室を1つ1つあたっていくか」
3階建ての北棟と南棟には、それぞれ多数の教室が存在する
触手を警戒しつつも、効率よくカギを探していくことが重要だ・・・!
孝士
「探し始めたものの・・・探すところが多すぎるよ・・・!」
北棟1階の教室をしらみつぶしに探していく南雲孝士・・・
孝士
「おまけにアクチニアにも気を付けないといけないなんて・・・ハァ・・・頭がくらくらするよ・・・!」
制限時間への焦燥感と触手への恐怖が入り混じり、平常心を保つのが困難だ・・・!
孝士
「ダメだ・・・一旦外の空気を吸いに行こう・・・」
一度建物の外に出て落ち着きを取り戻そうとする孝士・・・
孝士
「あっ・・・出口って、もしかしてこれのことかな・・・?」
<EXIT>
すぐ外にあったのは、敷地内から脱出できる出口だ・・・!
孝士
「・・・そうか、ここから脱出すればいいのか!地図に印をつけておこう!」
エリア内に3か所しかない出口の1つを発見した孝士、脱出成功へ向けて1歩前進だ・・・!
孝士
「・・・よし!あとはカギさえ見つければいいんだな!絶対脱出するぞ!」
あとはエリア内のどこかに存在するカギを見つけることができれば脱出成功となる・・・!
<EXIT>
セルニア
「これは・・・出口ですわ!」
エリアの外縁付近を移動中のセルニア=伊織=フレイムハートも、別の出口を発見した・・・!
セルニア
「あとはカギさえあればいいのですわね?それなら――」
望
「あっ、出口発見」
セルニア
「・・・はっ!誰ですの?」
犹守望も、同じ出口を発見した・・・!
望
「あ、いたんだ」
セルニア
「フン!まぁいいですわ。先にカギを見つけて戻ってくるのはこの私ですもの!」
望
「この出口は私のもの。絶対に金髪ドリルには渡さないから」
セルニア
「どっ、ドリルですって〜〜〜!?!?」
1つの出口から脱出可能なのは1人のみ
カギを見つけて戻ってきても、先を越されてしまえば脱出することはできない・・・!
悠
「ここは・・・中庭か・・・」
中庭にやって来た春日野悠・・・
悠
「一応来てはみたものの・・・こんなところにカギなんてあるのかな・・・?」
周囲を建物に囲まれたこの中庭には、中央に噴水が設置されているほか10本ほどの樹木が植えられている・・・
悠
「あっ・・・あれは・・・?」
悠の視線の先には・・・
羽衣
「おっ、そこにいるのは春日野君じゃないか!」
星風高校生徒会長・若菜羽衣だ・・・!
悠
「若菜さんも来ていたんですね・・・」
羽衣
「来てみたはいいんだが、どうもこの辺りにはカギはなさそうだな」
悠
「そうですね・・・僕も、カギは建物内にあると思っています」
羽衣
「天井を気にしなくていいのは気が楽なんだが、カギが見つからないと話にならんからな」
カギの場所に関する議論を交わす悠と羽衣・・・
穹
「・・・ハル!あんなところに!」
その様子を北棟3階の窓から見ていたのは悠の妹・春日野穹だ・・・!
穹
「・・・誰よあの女・・・ハルに馴れ馴れしく近づいたりして・・・!」
悠と話す羽衣に嫉妬の炎を燃やす穹・・・
穹
「待っててハル・・・今私が行くから・・・!」
穹
「・・・っ!」
オクトパス
「・・・!」
駆けだした先にいたのは、1体のオクトパス・・・!
オクトパス
「・・・」ビュン
穹
「・・・あっ!」バシッ
オクトパス
「・・・」
穹
「何・・・何なの、これ・・・!?」グルグル
53:34
春日野穹 拘束
残り14人
オクトパス
「・・・」
穹
「ちょっと・・・離して!私の邪魔を――」グルグル
オクトパス
「・・・」
穹
「・・・っ!あぅ・・・ッはっ・・・ハル・・・!」グチュグチュ
ピロン!
望
「・・・メール・・・」
隼斗
「【オクトパスにより春日野穹拘束、残り14人】今回はオクトパスか・・・」
羽衣
「おい春日野君!これって春日野君の妹じゃないのか!?」
悠
「穹・・・嘘だろ・・・?」
オクトパス
「・・・」
穹
「あっ///ハル・・・んんん・・・っ!あぁっ・・・あっ、ああぁっ!!!」グチュグチュ
穹がオクトパスに拘束されたことにより、残るプレイヤー数は14人となった・・・!
秋晴
「・・・でも、待てよ?今拘束したのがオクトパスってことは・・・」
倫
「この5分がチャンスね。今のうちにできるだけ探しておかないと」
穹を拘束したオクトパスから新たな個体が生まれるまでにかかる時間は5分
一度プレイヤーを拘束したオクトパスが他のプレイヤーを拘束することはないため、これより5分の間は実質的なオクトパスの個体数が2体となる!
52:00
残り14人
和泉隼斗/犹守望/小山田耕太/春日野悠/香炉野すてあ/彩京朋美/セルニア=伊織=フレイムハート/篁いおり/南雲孝士/夏乃はなび/日野秋晴/藤原このみ/三隅倫/若菜羽衣
- Re: XXX Game〜Run for XXX〜 ( No.5 )
- 日時: 2022/04/06 23:30
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds
セルニア
「カギは一体どこにあるんですの?探すところが多すぎますわ!」
講堂内を探し回るセルニア=伊織=フレイムハート・・・
セルニア
「手掛かりすらありませんわ・・・一体どうやって見つけろと言うんですの?」
現時点で、カギの場所に関するヒントは皆無
頼れるのは、自らの直感のみだ・・・!
セルニア
「・・・こんなことでは、あの女に先を越されてしまいますわ・・・!」
望
「カギっぽいものは・・・なさそう」
一方の望は、南棟の中を探し回る・・・!
望
「カギの匂いさえ分かれば、すぐに見つかると思うんだけど・・・」
その正体が人狼である望
その優れた嗅覚も、未知の物に対しては通用しない・・・!
望
「・・・!こっちから、耕太の匂いがする」
常に耕太のことに余念がない望・・・!
望
「耕太・・・っ!?」
アクチニア
「・・・」
ちずる
「やっ・・・あぁっ//」
その先にいたのは、アクチニアに捕らわれたちずるだ・・・!
望
「・・・何だ、脂身狐か」
ちずる
「あっ、ぺたんこオオカミ!」
望
「こんなに早く捕まって・・・情けない」
ちずる
「何よ、アンタ何しに――んんっ//」
望
「・・・それがアクチニア・・・」
アクチニアは複数のプレイヤーを捕らえることができるため、安易にちずるに近付けば望までアクチニアの餌食となってしまう・・・!
望
「アクチニアがどんな感じか分かった、ありがとう。これで耕太は私の物」
ちずる
「ちょっと、何言ってるのよ!耕太は絶対にアンタなんかに渡さないんだから!」
望
「でも、ちずるはそこから動けない」
ちずる
「何よ、これくらい――あッ!んん゛っ、あぁっ//」
望
「じゃあ、私は行くから」
とらわれのちずるをよそに、ゲームに戻る望・・・
望
「・・・はっ!耕太も気になるけど、まずはカギを探さないと」
ようやく、本来の目的を思い出した・・・!
隼斗
「保健室か・・・この中にはないだろうか?」
北棟の保健室にやって来た和泉隼斗・・・
隼斗
「相変わらず何も手掛かりはつかめていないが・・・とりあえず探すしかないな」
触手に警戒しながら、保健室の中へ・・・
ガラッ
ビクッ!
隼斗
「!?何だ!?」
ベッドの方に、気配を察知・・・!
隼斗
「・・・」
ベッド
「」ブルブル
隼斗
「・・・何か震えてないか、これ・・・?」
ベッドが小刻みに震えていることに気づく・・・!
ベッド
「」ブルブル
隼斗
「まさか、触手――いや、だとしたらこの距離では既に捕まっているはずだ。そうすると――」
震えるベッドを前に考えを巡らす隼斗・・・
ベッド
「」ブルブル
隼斗
「はっ!これは、何かカギへの手掛かりに違いない!」
その中身は果たして・・・?
ベッド
「」ブルブル
隼斗
「行くぞ!」
バサッ
隼斗
「・・・ん?」
このみ
「!!」ガクブル
隼斗
「(んんーーー!?何かいるーーー!!)」
うずくまって震えていたのは、藤原このみだ・・・!
このみ
「あ・・・えっと・・・」
隼斗
「・・・」
ソッ・・・
このみ
「ちょっと!掛け戻さない!」
隼斗
「んんー!?」
再び布団を掛けなおすも、拒絶・・・!
隼斗
「寝てるところ、邪魔したかと思ったんだが・・・」
このみ
「寝てない!ちょっと隠れてただけ!」
隼斗
「あ・・・そうなのか・・・?」
このみ
「アンタが急に扉開けたりするから!全く、触手かと思ったわよ!」
隼斗
「俺のせいなのか・・・?」
危機回避のつもりだったようだ・・・!
秋晴
「全然見つかんねぇ・・・カギってどこにあるんだよ・・・?」
体育棟の倉庫では、秋晴がカギを探し回っていた・・・!
秋晴
「オクトパス・・・1体減っているとはいえ、まだ2体動いてるんだよな・・・早くしないと見つかっちまうぞ」
沢山の物で溢れかえる倉庫を隈なく探すのは、容易ではない・・・!
ガチャッ
秋晴
「・・・!?何だ!?」
倉庫の扉を開けたのは、誰だ・・・?
50:00
残り14人
和泉隼斗/犹守望/小山田耕太/春日野悠/香炉野すてあ/彩京朋美/セルニア=伊織=フレイムハート/篁いおり/南雲孝士/夏乃はなび/日野秋晴/藤原このみ/三隅倫/若菜羽衣
- Re: XXX Game〜Run for XXX〜 ( No.6 )
- 日時: 2022/04/28 23:30
- 名前: 綾木 ◆sLmy/eUNds
ガチャッ
秋晴
「・・・!?何だ!?」
倉庫の扉を開けたのは・・・
はなび
「あ・・・日野くん」
秋晴
「・・・何だ、お前か・・・」
はなびだ・・・!
はなび
「よかった・・・人がいるってことは、ここは大丈夫ってことだね・・・」
秋晴
「こっちは大丈夫じゃねぇよ・・・人がカギを探しているところに入ってきやがって・・・」
はなび
「・・・あっ、そうか!ここならカギを安心して探せる・・・急がないと」
秋晴
「チッ・・・争いたくはないんだが・・・こっちも本気で探すしかないみたいだな」
果たして、倉庫からカギを探し当てることはできるのか!?
すてあ
「いないよな・・・?何もないよな・・・?」
触手に怯えながら歩を進める香炉野すてあ・・・
すてあ
「ハァ・・・カギなんて、一体どこを探せばいいんだよ・・・エリアが広すぎて全然見当がつかないじゃんか・・・」
恐怖のあまり、少々キレ気味である・・・
耕太
「あれは・・・すてあさん」
その近くに、小山田耕太・・・
耕太
「すてあさん、1人で大丈夫かな・・・?すごく動きがぎこちなさそうだけど・・・」
すてあ
「・・・」ガクブル
敵ながら、弱いものを放っておくことはできない様子・・・!
耕太
「・・・!あれは!」
すてあ
「・・・」ガクブル
アクチニア
「・・・」
すてあの行く先にアクチニアを見つけた耕太!
すてあ
「・・・」ガクブル
耕太
「すてあ、危ない!」
すてあ
「・・・!?」
アクチニア
「・・・!」ビュン!
耕太
「ハァ、ハァ・・・」
すてあ
「な、何だ・・・?」
アクチニア
「・・・」ビチャ
間一髪、両者ともアクチニアの拘束を免れた・・・!
耕太
「大丈夫?ケガはない?」
すてあ
「お、お前・・・」
耕太
「危なかったね・・・あともう少しで、あのアクチニアに――」
すてあ
「・・・耕太、手を離せ!」
耕太
「・・・!?」
すてあ
「お前、熱い!オレに触るな!」
耕太
「えぇ・・・?僕、助けたのに・・・」
熱に敏感な体質のすてあにとっては、誰もが敵だ・・・!
いおり
「・・・今のところ、手掛かりは何もないな・・・」
講堂内を探す篁いおり・・・
いおり
「他のみんなはどうしているんだろうか・・・もうカギを見つけた人はいるんだろうか?」
時間と共に他のプレイヤーに対する懸念を強めるいおり・・・
オクトパス
「・・・」
その近くに、1体のオクトパス・・・!
いおり
「でも、このまま探していても見つかる気がしない・・・せめてカギの形とか大きさとか、何か情報が欲しい」
オクトパス
「・・・」
いおり
「次はどこを――」
オクトパス
「・・・!」ビュン
いおり
「あ」バシッ
オクトパス
「・・・」
47:45
篁いおり 拘束
残り13人
いおり
「しまった、締められる・・・これが触手か」グルグル
オクトパス
「・・・」
いおり
「確か、触手に捕まったら――んっ・・・!?」グチュ
オクトパス
「・・・」
いおり
「待て・・・まさかここまでとは――んんっ!あっ、あ・・・!」グチュグチュ
オクトパス
「・・・」
いおり
「なかなか、積極的な触手なんだな・・・でも、こういうの嫌いじゃないぞ・・・//」
いおりも動揺するほどの意思を持った触手である・・・!
ピロン!
はなび
「えっ!?【オクトパスにより篁いおり拘束、残り13人】 そんな、いおりさんが!」
このみ
「もうダメ・・・怖すぎるよ・・・!」
悠
「またオクトパスか・・・ということは、今は実質1体ってことかな・・・?」
羽衣
「いや、もうじき君の妹を拘束したオクトパスが復活するはずだ」
悠
「そうか・・・そう甘くはありませんね・・・」
ポコン!
オクトパス
「・・・」ピチャ
穹
「あっ、あぁ・・・//」
1体のオクトパスがいおりを拘束したが、穹を拘束していたオクトパスから1体のオクトパスが分裂したため、現在エリア内を徘徊するオクトパスは2体のままだ・・・!
隼斗
「おっと・・・あそこにもいるじゃねぇか、アクチニア・・・!」
注意深く北棟を探し回る和泉隼斗は、食堂にてまたしてもアクチニアを発見・・・!
隼斗
「源さんを拘束したやつと合わせると・・・これで4個目か」
エリア内に存在するアクチニアは全部で5体
そのうち4体の居場所をつかんだ隼斗は、他のプレイヤーよりも移動がしやすくなっている・・・!
隼斗
「しかし、アクチニアばかり見つけても、肝心のカギがないとな・・・」
カギを見つけることができなければ、校舎からの脱出を遂行することはできない・・・!
ガサッ!
隼斗
「・・・何だ!?」
近くにあったゴミ箱から、不穏な気配を感じ取った・・・!
隼斗
「今、確かにこの中から音がしたんだが・・・」
おもむろに近寄り、中を確認しに向かう・・・!
隼斗
「・・・!?これは!?」
隼斗が見つけたのは!?
46:00
残り13人
和泉隼斗/犹守望/小山田耕太/春日野悠/香炉野すてあ/彩京朋美/セルニア=伊織=フレイムハート/南雲孝士/夏乃はなび/日野秋晴/藤原このみ/三隅倫/若菜羽衣
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