官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: シア(フィアル)のカゲプロr18小説 ( No.8 )
日時: 2014/11/26 05:58
名前: シア(フィアル)

 もう、何度目だろうか……。薄れそうになる意識の中、涙を流し続ける。
 この世界から、あの蛇から皆を解放するには、どうしたらいいんだろう。何度も何度も考えて、何度も何度も失敗して。
 アザミという人が現れて、力を貸す、助けてくれと頼まれた時もあった。他にも、この世界に飲み込まれたという人たちにも会った。
 皆が涙を流し、抵抗し、あの蛇に縛られていく。
 何で私だけ放しているのかわからなかったけれど、今日もひたすら殺される少女を助けるべく、懸命に考え続ける――。

「無駄なことを」

 あぁ、またあいつが来た。口を裂けるまで歪め、笑いながらこっちに来る。
 最初は怯えて逃げて、縛られもしたけど、今は立ち向かわないと……。

「なんだいその目は? 力も無いくせに、手をうとうとしたって無駄さ、人間」

 私は無言のまま顔を背け、どこへともなく歩き出した。

「待てよ」

 チャキッという音に振り替えると、あいつが銃を持って私に構えていた。
 ここでは、死んでもループして生き返る。それをわかっているからこそ、殺しを楽しみにしているのだ。
 前は胸を撃たれた。その前は頭。その前はお腹。その前は――。
 もう、何度目だろうか。あの耐え難い苦痛にも、慣れてしまった。
 私は目を閉じ、殺されるのを覚悟した。

 だが、今日はあいつの機嫌が違った。銃をしまう音がして、目を開けると、蛇の力で私の手足を掴み、地面へ 倒れさせた。

「……何をするの」
「さて、何でしょう」

 ニマニマと笑いながら、蛇に力を込め、私を動けなくした。
 そして、そのまま覆い被さってきた。

「君、いい身体してるよね」

 乗っかったまま、指先でうなじを、顎を、唇を撫でる。
 そのままかぶりつこうと思ったが、首に伸びてきた蛇がそれを許さないとばかりに締め付ける。
 目を固く閉じ、恥辱で震えながら、私はあいつの不快な指先を拒めずにいた。

「君と、してみたくなったんだよ……アヤノ」

 耳元で名前を呼ばれ、意味を悟り、恐れから目を見開くと、あいつは嫌らしい笑みを浮かべた。

「まだ、したこと無いんだよね? アヤノの初めて……もらうよ」
「ゃ……め、て……」

 首を閉められていて、かすれた声しか出せずに身体をよじっていると、 あいつの手がシャツの下から入ってきた。
 恥辱でいっぱいになった頭を動かし、精一杯抵抗を試みるが、余計に蛇 が力を入れてくる。
 やがてその両手は胸まで到達し、私の胸を、全身をまさぐり始めた。

「……っ!」

 声を出せば気を許したことになりそうで、私は泣きながら声を抑えた。
 すると、あいつが私の服を捲り、白い素肌をマフラーを巻いている所までさらけさせた。

「美味しそうだね?」

 嫌らしい声がまた耳元で囁き、私はまた目を硬く瞑り、動かない身体をよじらせた。
 それが、あいつをますます興奮させたようで、荒い息づかいを感じながら身体を食まれた。
 特に胸を濃密な接吻をされたとき、私は我慢できずに声を漏らした。

「ふぁ……んぁ……ゃ」
「可愛いなぁーアヤノ」

 手でまさぐりながら、今度は私の頬を伝う涙をなめ始めた。
 涙は、止めなきゃと思えば思うほどあふれでて、その間ずっとあいつになめられ続けた。
 そして、唇を嫌な感触が撫でる。

「ん……」
「んっ……ゃ、ぁっ……!」

 目を開けれない私を嘲笑うかのように、舌が唇を割って、拒む舌を絡めた。そのまま接吻され、意識を手放しそうになった。それを懸命に繋ぎ、あいつを睨み付ける。

「あはは……アヤノ、泣いてる」

 あいつはしばらくそのままでいたが、そのうち下半身の大きくなっているそれをさらけ出した。
 何をするかわかっている以上、本気で拒んだ。が、それを楽しむかのように、ゆっくり、ゆっくりとスカートを下ろし、下着を剥がした。

「もうこんなに濡れて……。 イっちゃってるんじゃないの?」

 足を下からなめ、這わせながら、とうとうその指が私のナカに入り込んだ。

「うぁ……あっ……んゃっ……!」
「もっと鳴けよ」

 指を動かし、ピチャピチャと水音をたてて、あいつは口をつけた。

「甘い……甘いよ、アヤノ……」

 身体を強張らせる私に構わず、ひたすらになめられ続けた。
 それで終わってくれたらよかったのに……。

「アヤノの初めて……いただきます」

 あいつがそれを近づけてきて、遠慮無しに私のナカにズプっと入れた。身体の奥から強烈な痛みと熱が届き、奥まで進んで行った。

「ホラ、繋がってるんだよ? 感じてる?」 「ぁぁ……んぁ……ぅ」

 もう声を抑えることもできずに、私はただ泣き続けた。
 ビュルルルッと私のナカで音がして、抵抗する気力と共に、私はそのまま意識を手放した――。