官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: カゲプロ小説 【BL・GL有】 ( No.24 )
日時: 2015/11/09 17:07
名前: さら

続きです!
長いので休憩をしながら読んでくださいw

『えっと…』キド♂カノ

やけにイケメンなキドは
こう、"腰にくる"っていうの?
なんか、そんな声で

なんでそんなに色気が溢れてるのか
普通女でもそんなにならないよね

「ね、ねぇ。キドほんとに男なの?」

まだ半信半疑な僕は
そんなことを呟いていた

するとなぜだかキドは上の服を脱ぎ始めた
いつもはかなり着込んでいる服も
今はパーカーだけで

捲った服の隙間から覗く筋肉が
「運動してるんです」と語っているようだ
もう、こう、なんでかなー

こんなだもん僕が押したくらいじゃ
びくともしないわけじゃん

「…っも、もういい!!もうわかったから!」

ゆっくりとした動作で
服を捲っていくものだから
なんだかこっちが恥ずかしくなる

赤く染まった顔を隠すために
手で顔をおおうと

「かわいい」

キドはぼそっと呟き
僕の手の甲にキスを落とした
そのままちろっと舌を出し指の間を舐める

普段は触れもしないそんなところ
僕は"そこ"が感じるらしく
ぞくぞくとした快感が走った

押し倒されているベッドに
その上のシーツに肌が掠れる度に
もどかしい甘さが広がっていく

力の入らなくなった身体は
顔を隠していた手は

右手はいまだにキドの手の中
左手は頭の横に落ち
甘さを逃がすかのように
シーツをぎゅっと握っている

その手の強さは強くなるばかりで
弱くなることはなかった

そんな僕を見て
一度 ふっ と笑ったキドは

「なぁ、カノ。ヤろうぜ?」

俗に言うイケボで
たっぷり空気を含んでいて
なおかつ耳のそばで

小さいけど
しっかり耳に届く声で

なんでそんなこと言うの
甘さを与えられたこの身体で
浮かされた思考で
頷く以外できるわけないじゃん

音をたてて舐められている
手からの熱を早く逃がしたくて
僕は数回コクコクと頷いた