官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.114 )
日時: 2017/03/11 01:34
名前: みけ

「ああ、俺もだ、俺も賛成するぜ?アゲハ」

っと、アカマタに続きクロネも賛成した

「俺も賛成する」

「俺も、俺も〜♪アゲハ!ナイス意見!!」

っと次々に吸血鬼と淫魔も賛成する。

淫魔は賛成したその拍子に同時に、アゲハに抱きついだ。

「…ちょっ!?お、お兄ちゃん!!もう子供同士じゃないんだからベタベタしないでぇ〜!!」

っと、子供のようにベタベタする淫魔に少し赤くなりながらも突っ込む。

それを見た吸血鬼たちは……


「…おいおい…男同士でもベタベタ抱きつくんかい…」

「淫魔、そういうのにあんま抵抗ないんだな〜…まあ、らしいけど」

っと、吸血鬼とクロネは少しだけ引きながらも突っ込む。


「…ッ……お、お兄ちゃん昔っからこんな感じだから…」

っと、皆にそう申し訳ない感じで話した。

しかし、アカマタは……

「あっはは〜!仲の良いことはイイコトじゃないかッ!!」


っと、他と違く……、アカマタはぶれず全然一切引きもしないで、むしろ逆に笑顔で爽やかにそう言った。




「……」

アカマタの言葉には正論を感じさせるが……
なんかな…って感じの何とも言えない歯がゆい雰囲気になった。










……………一方、一人の勇者は……。



「………」
(……アカン、なんか凄くさみしい……!)



独りぼっちの部屋にいた勇者は、腕を組んで…詰まった顔をしながら…
そう心の中で呟いた……。



(…い、いやいや!逆に考えろ!!
一人になれたってことはつまり!私はあいつらに襲われずにすむってことだ!吸血鬼のドS行為や淫魔のエロ行為に巻き込まれずにすむってことじゃないか!こ、この状況を喜ばずになんとするッ!!)

っと、どうにか自分に言い聞かせてポジティブに考えようとする。



………っが、しかし………。








………すぐ近くの隣の部屋からには、

淫魔達の男同士できゃぴきゃぴっと話し合う楽しそうな声が聞こえる……。



「………ッ!!(ビキィッ)」

その何とも言えぬみんな楽しそうな雰囲気が漂う声を
部屋で一人で聞いてしまう自分は……とても苦痛に感じた…。


(…あ、アカン!!や、やっぱりさみしい!!)

っと、苦痛と共に…心の中でそう声を上げた、




……そんなこんなで……

他の皆の部屋の様子はというと…………。











「…っで、まず絆を高めようとするにはどうすればいいの?
ここら辺になんか良い観光地とかある…?」

っと、アゲハは聞いてきた。


そして、一旦アカマタは考え込み…。



「う〜〜ん……観光地ねぇ〜……

………っあ!そうだあそことかどうかな?!」



「………あそこ?」


「うん、あそこ!!
実はこの旅館に出た先の近くにお土産屋とかサービスエリアがあるんだ!
もうずっと前のことなんだが僕、何回かいったことあるよ!
美味しいお店や屋台とかが沢山あるし!良いものとか色々買えるよ!」


っと、たんたんっと言ってきた。

それを聞き……


「へぇ〜……いいじゃん!!僕そこいってみたい!!
ねぇねぇ!甘いスイーツとか売ってる!?
パフェとかクレープとか!
っあ!もしマカロン売ってたらお土産として買ってみたい!
ま、自分が食べちゃうんだけどねっ♪」

っと、ウキウキしながらまるで今時の若い子のようにきゃぴきゃぴっと言ってきた。


「マカロンはわからないけど、でも甘いモノなら確かいっぱいあったはずだよ!」

っと、アカマタはそうアゲハに教えた。

「アゲハって、なんかスッゲーイマドキって感じだよな〜」

っと、クロネはそう呟いた。


「よっしゃー!それじゃっ♪さっそくそこにいこー!
勇者ちゃんも一緒に連れて〜♪♪」
っと、淫魔もウキウキしながらそう元気良く言ってきた。

「ちょっと待ってお兄ちゃん!勇者も一緒に行くの?
男同士の友情を高めるんじゃなかったのぉ?」

「まあまあいいじゃんっ♪アゲハ〜!♪
勇者ちゃん今一人だろうし、一緒に誘ってあげないと勇者ちゃんが可哀想だよぉ〜?
それにぃ、勇者ちゃんと一緒に行きながらも男同士の友情を高めればいいじゃ〜ん♪♪」

っと、笑顔でアゲハにそう伝える淫魔。


「まあ、それもそうだな…女が一緒にいようがいまいが、目的は男同士の友情を育むってことだからそれをちゃんとやってれば問題はない…
…それに、アゲハ、お前もアイツが一緒に居た方が嬉しいだろ?」

っと吸血鬼はクールに言ってアゲハを少しだけ煽る。

「__っはあ!?/////べ、べべべ、別に嬉しくなんてないし!!////
なんで僕があの人のことを惚れてるみたいになってるわけぇ!?///
マジ意味わかんないんですけどぉーー!!!/////」

っと、顔を真っ赤にしながら挙動不審に必死に否定をする…

しかし…


〈……じっ〜〜〜……〉


一斉にして、全員アゲハを見つめる。


「ちょ、ちょっとおおお!?!?////なにその目ッッ!?!?/////
み、皆してなんか言いたいわけぇ!?///
ほ、ほほ、ほんとーに!そんな特別な気持ちなんて
あああッ、あるわけないんだからねぇーー!!??!!///////」


っと、アゲハは更にムキになって物凄く真っ赤になって反論する。







………そしてまた一方、勇者の方は……







(……なんか騒がしいな…皆して楽しそうにきゃっきゃっと話してるんだろーなー……あっはっはっはー……

……はあ、一人ってこんなに辛いものなのか……)



っと、壁に頭をつけて…しょんぼりする勇者…。





かなりの温度差であった。




そして……またその一方、男子達の部屋はというと……。




「…はあ、と、とりあえず!呼んでくる!」


っと、一旦冷静になりアゲハは勇者を呼んでこようと部屋から出て行って、


勇者のいる部屋へといった…。




………………。






(__ガラッ)




っと、いう出入り口の襖をあける音がした。



私はその音が聞こえ反応した……。




「___ッ!?」


そう、淫魔が入ってきたんじゃないかって思って…。









「___わっ!?わわわーーー!?!?///
だ、だめ!!い、淫魔!!///
お、お前はそっちの部屋だろお!?
そ、それにそういうのは夜に…い、いや、夜でもダメだが…//
と、とりあえず!発情するな抑えろおおお!!!////」


っと、淫魔が我慢できずに入ってきて襲いにきたのかと思い…

誰だか見ずに、すぐさま大声をだして拒否した。


「……」


そして、チラっと見てみたら……


そこには、淫魔ではなく………淫魔の弟のアゲハ………。




「___ッ!?!?」




まさか、アゲハの方とは思わずついうっかり見ずに変なことを言って拒否して騒いでしまった……。



そのことでアゲハはキョトンとなり……



とても気まずくなり、空気が一変に重くなった……。