官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.115 )
日時: 2017/03/11 01:36
名前: みけ

「………っ…あ……」


……お互いに見つめ合う…。

勇者は冷や汗をかく……これは気まずいっと……



そして…無言になってたアゲハの唇が動いた…


「………お兄ちゃんじゃなくて……悪かったね…」

「__っっ!?!?」

……真顔でまさかの言葉がアゲハからでて吃驚し更に冷や汗をかき気まずくなる、


「いや…!あの…こ、これは…!?」


どうにか誤解をとごうとするが……もはや手遅れ…。


そして、一旦冷静になろうとし…ごほんっと気を取り直した。


「…っ、あ、あの…えっと……
…そ、それよりもアゲハな、何の用…?
なんか用があってきたんでしょ…?」



っと、どうにか話をかえた。



すると、アゲハは鈍らず真顔のまま……



「いや…用があるっていうか…
お兄ちゃん達が旅館の近くにあるサービスエリアに行かないか…って言うんだけど……」

「……」

「……なんか……、一人で楽しそうにしてるみたいだし邪魔しちゃ悪いから…別に無理に誘ってるわけじゃないし…
行きたくないなら別に一緒に行かなくたっていいからね…じゃ…」


っと、無表情のまま…襖を閉めて出て行こうとした…

「うわあああああ!!?い、行きます!!行きます!!
行かせてくださいアゲハさあぁぁぁぁぁんッッ!!!」


……っと、必死になって大声をだしアゲハを引き止めた。




…………。









………そんなこんで、私はアゲハ達と共にサービスエリアに行くことになった…。







「もぉ〜〜!///勇者ちゃんってばぁ〜////
俺が居なくて寂しかったんだねぇ〜///この甘えん坊さんッ!///」

っと、淫魔は頬を染めてデレデレになって猫なで声できゃっきゃっとしてた。


「……い、いや…別にそういうわけじゃ……」

困惑しながらも少しだけ照れて拒否る。

しかし、デレデレ淫魔は止まらない。

「勇者ちゃんっ////今夜部屋に忍び込んでエッチなことしてあげるからねっ!////」

「……い、いや…いい……」


いつものように、とんでもないことを堂々と言いながら頭から無数のハートをボロボロっと出す淫魔と…、それを疲れてるかのように少ない言葉だけで拒否る勇者…。


……そして、勇者はアゲハの方に向き…
「…アゲハ、な、なんで淫魔本人に言うんだよぉ〜……」

っと、小さな声でアゲハに言う、

するとアゲハは…
「フンッ」っと、何故か不機嫌にツンツンした態度でそっぽを向く。






……まあ、そんなこんなでようやくそのサービスエリアについた。



「…あ!あった!此処だ、此処!!…………って、あれ?」




ようやくついたと思ったら………

何やらアカマタは、その例の場所を見て……不自然に感じた。




それは……………。








…………そのサービスエリアだった場所が、全てガラガラで全部閉まって閉店していたからだ……。





「……あっれ〜?おかしいな〜……全部閉まってる〜……」

っと、アカマタは残念そうにつぶやく。

「じゃっなくて…全部潰れてんだろ…」

っと、クロネがツッコミ。




せっかく来たのに…とても残念な気持ちだ……。



「…ね、ねえ…アカマタさん…最後に来たのはいつ…?」

っと、私は何気にアカマタにそう聞いてみた

「う〜ん……確か〜……明治……」
「__って、そりゃあ潰れるわッッ!!??」


……まさかの、明治っと聞きそんな昔ならば潰れて当たり前だ…っと思い、
激しくツッコミをした。


「…っていうか、アカマタさん…貴方一体いくつなんだ……」

「……え?歳…?
まあ、妖怪はどんな時代にもいるからねぇ〜…人間以上にも生きるし
外見は若々しいし体はピンピンしてるし、細かいことは気にしな〜い気にしな〜い!」

っと、ハハハッっと笑い飛ばした。

「……」

それを聞き、何とも言えぬ…モヤモヤな気持ちになった。


そして吸血鬼はため息をつぐ……

「はぁ……、全部潰れてしまってるなら仕方ない…
帰るか…」

っと、吸血鬼はそういった。

「それもそうだね……」

っと、私が吸血鬼の発言にたいしそう言ったら………









『……あの』


っと、誰の呼ぶ声が聞こえてきた…。





その声に気づき…振り向いて見たらそこには……一人の男性がいた。



黒い髪で、異常なほどに長い。
綺麗な茶色い豪華な和服。
そして…物凄く美形な顔立ちをする男性だった……。



(__ドキィッ!!)
「__は、はいッッ!!///な、なな、なんでしょうッ!!?////」

あまりの美しさと色気に吃驚し挙動不審になりながらも私は大声をだしながらも聞いた。



勇者はこんな風だが……


しかし、クロネとアカマタは……


『___ッッ!?!?』


その男を見た瞬間、何かを感じ一気に胸騒ぎをし冷や汗をかく…。

クロネは何故か一瞬……鼻を抑えた……。


そしてアカマタは冷や汗をかきながらも緊張したまま…声をかけた。

「……っ、き、君は……?」

恐る恐る聞く……。


すると、その男性は微笑みを見せて答えた。


「…ワタシは、そこの団子屋で務めるものです…
貴方方は観光客でしょうか?…良かったら私のところの団子屋はどうです?
とても美味しいですよっ!」

っと、気さくに接する。


「…団子か〜……いいな〜…
ねえ!アカマタさん行ってみようよ!!」

っと、何も感じない勇者はそう、アカマタに聞いてみた。


「……え?…あ、ああ…」

アカマタは嫌な予感を感じながらも…そう答えた。


そして、男性は更に良い微笑みを見せた

「では、こちらへッ!!」

っと、言い…案内してくれた…。





……………。













___……そして、その男性の団子屋に行き美味しい団子を食べさせてもらった。





「はぁ〜…美味しかった〜!ごちそうさま〜!」

っと、淫魔が言い…団子屋から出ようとしたところだ。




「はいっ!良かったらまた起こしくださいッ!!」

っと、男性は笑顔で接客した。



……そのまま、団子屋からぞろぞろっと出ようとしたところ………




「…あっ!あの…!」

……突然、男性は声をかけた。


「……え?わ、私…?」


自分に声をかけられたのかっと思い自分に指をさして立ち止まりその男性の方に振り向いた。




「…はい、貴方です勇者さん…、
あ、あの…ちょっと話しておきたことがあるので…
ちょっとの間だけ聞いてもらってもいいですか…?」

っと、困った顔をしながらそう言ってきた。

それを聞いた私は……


「…あ〜…まあ、いいですけど……」

っと、許可をした。

「勇者ちゃん?」

っと、後ろの方で呼びかける淫魔。

私は彼らに振り返り

「あ〜、ごめん!先に帰ってていいよー、私、後から帰るから〜」

っと、そう投げかけると…
淫魔は
「そう…?それじゃ、先に行くね〜!
勇者ちゃん……、頑張ってねッッ!!ファイトだっ!!
頑張ってお色気男ゲットだぜッ!!」

っと、何を考えたのか…親指を立てて目をキラキラさせて何故か応援した。

「__いや!!別にお前が考えてるような展開があるわけじゃないから!!っていうかなにをがんばんだよ!?一体!?」

っと、いつもながらの漫才をしあってた。


「……」


…そんなことをしている中…、
また、アカマタとクロネは団子屋の男を怪しそうに見つめる……。


クロネはまた…鼻を抑えた動作をする…。



「それじゃあ!さき帰ってるね〜!」

っと、淫魔が明るく言い…帰っていった。

そうやってぞろぞろ帰っていくが……

何やら立ち止まり様子のおかしいアカマタとクロネ…

そんな二人に吸血鬼は気づき…

「……どうしたんだ?アカマタさんにクロネ…」

っと、声をかけた。

「……っ、あ、いや……なんでも……」

っと、クロネはそう答える。

…なんだか分からない吸血鬼は…とりあえず、
「そうか」っと、言うだけだった。

「……」


不穏に、怪しく団子屋の男を何故だか警戒をする二人……。



……そして、そのことに触れず…二人も淫魔やアゲハや吸血鬼の三人に続き、一緒に店から出て行った……。










「………はぁ〜、す、すみません…
…っで、話したいことってなんですか……?」



っと、気を取り直し私は、その男性と二人っきりになった状態で
その、話したいことはなんなのか…っと、聞いてみた…。


……すると、男性は口を開いて話してきた………。