官能小説(オリジナル18禁小説)

Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.117 )
日時: 2017/03/12 06:59
名前: みけ


____……そして、一方先に行った淫魔達はというと………。




…まだ、旅館には帰ってはいなくまだ歩いていた。





「………」



……なにやら、クロネが不穏な表情をし何かを考え込んでいた様子だった。





……そして、クロネは歩きながらもゆっくりと口を開けた

「…な、なあ……」

っと、クロネは皆に話しかける。

そこに淫魔は、「…ん?」って軽く返事をした。


……そしてクロネは、みんなにたんたんと心に積もり気になっていたことをゆっくりと話す…。


「あ、あのさ…皆に聞いて欲しいことがあるんだ…
実はさ…その…あ、あの、さっきあった男…なんかおかしくなかったか?」


っと、クロネがそう言うと…みんな歩く足を止めクロネの方へと向いた。


「……え?さっきあった男って……あの、色っぽい団子屋の人…?」


っと、淫魔がそう聞いた。


「…ああ、そうなんだ…なんていうか…
なんかあの男…あまり関わっちゃいけない奴な気がする…
…なんだか…獣の臭いも物凄くしていたし……」

っと、言ってまた再び鼻をおさえた。


…それを聞いて吸血鬼が声を出す

「獣の臭いか…確かにあの男、獣っぽい臭いはしてたな…
まあ、俺は別に気にはしていなかったが…
…それで、クロネ…だからさっきから鼻をおさえてたんだな……」

っと、冷静にいった。

「あ、ああ……な、なんかあの匂い…獣といっても絶対に嗅ぎたくない獣のニオイがしていたんだ……、
い、いや…別にクサイとかではなく…
ただ単に、凄く…恐ろしく感じたんだ………
とても…恐ろしい獣のニオイがしてたんだ…だからあまり嗅ぎたくなくついうっかり…鼻をおさえてしまっていた……」

っと、クロネは鼻をおさえてた手を離し、少しだけ震えながらもそう言ってきた…。



……なにやら、穏やかではなさそうな様子であった…。



…そのクロネの言葉を聞き、アカマタも声を出す

「…実は僕もあの男については、クロネと同じ意見だよ
まあ、ニオイじゃなくて…なんとなくだけど…
何かしんないだけども、大体僕の感って物凄く当たる時があるんだ…
…この旅館についた時からも何かの気配を感じてた…」

っと、アカマタまでもが不穏な様子で語っていた。



「…ふぅ〜ん……まあ、もし仮になにかあったとしても…
この俺がこの前磯男をぶっ倒した時と同じようにやってしまえばいいだろ」

っと、吸血鬼は冷静なままにそう言った。


「そうだよ!考えすぎだって!!」

っと、アゲハが言ったら続いて淫魔までもが
「そうそう!考えすぎ〜考えすぎ〜!」
っと、言った。

続いてまたアゲハは言う。

「それにうちにはパワー型のヴァンパイアがいるし、
この前の時のように蹴りで一発仕留めちゃうでしょ!!」

「そうそう!!それにこっちは人数多いし!!
何があっても大丈夫〜大丈夫!!
…それにさ、そんなこといちいち気にしてたら切りないよ!
だからさ!忘れて楽しもうよ〜!!」

「お兄ちゃんのいい通り!!せっかく来たんだし!
損だよ!!忘れてパーッと楽しもうよ〜!!」


っと、インキュバス兄弟はそうアカマタとクロネの二人に言い聞かす。



そうすると、アカマタとクロネは少しだけ微笑みお互い目を合わせた。


「……そ、そうかもね……」

「…だな」


っと、二人はインキュバス兄弟の言葉に納得させた。

しかしクロネは笑いながらも…
(……だと、いいんだがな)
っと、まだほんの少しだけ不安にはなるが、どうにか気にしないようにしようとした…。




………そうすると……………。













『__お〜い!みんな〜〜!!』





…突然に、遅れてきた勇者が帰ってきた。



「あっ!!勇者ちゃ〜〜んッッ!!」

っと、急いでかけてくる勇者に、淫魔は嬉しそうに大きく両手を振っていた。
…しかも、めっちゃ投げキッスをしながらも、無数のハートを飛び散らして
デレデレにはしゃいでいた。


「みんな待っててくれたんだね!ありがと〜!!」

っと、私はそうみんなの前に止まりそう言う。


「…まあ、一応なっ…」

っと、吸血鬼はクールに言った。


すると、淫魔は……


「__勇者ちゃ〜〜ん!!おかえり〜!待ってたんだぞ〜〜!!」


っと、大声をだし唐突に私に抱きついでベタベタしてきた。



「ちょっ!//ちょっちょっちょ!!///い、淫魔!!///」


急に抱きついでこられて少しだけ拒む。


そして……不意についうっかり淫魔の尻尾を掴んでしまった。


(__ギュムッ)
「___あんっ///そこぉ、尻尾ぉ!/////」

「…あ、ご、ごめ…///」

そういえば、淫魔は…ていうか、インキュバスは尻尾が性感帯なのを思いだした…。

「ううん…///いいよぉ…///勇者ちゃんにならナニをされても許しちゃう…////」

っと、頬を染めて甘い声で囁いき照れる。

「……ッッ!!///(汗)」

流石になにを言ったらいいかわからず戸惑い焦り、照れる勇者



そんなことをやっていると突然アゲハは怒鳴りだした。





「___ちょっとお!!///おにーちゃん!!///
な、なな、なにやってんのさぁーー!!///
ていうかぁー、アンタもアンタでなにやっちゃてんのさぁ!!///
いい加減お兄ちゃんの尻尾を離せ!///このスケベッッ!!////」


っと、真っ赤になりながらも淫魔と勇者の二人に怒鳴り散らしツッコミ。


「キャッー!アゲハがヤキモチ焼いてるーー!!
しかもなんか怒ってる〜〜!勇者ちゃん、オレ、こわいぃぃ〜〜!」

っと、言って更に抱きついでどんどん絡みつく。

「あ…、あああ〜…///」

更にベタベタされてなにも言えず少し頭湯でタコ状態になる。


「ちょ、ちょっとおおお!!?///だ、誰がヤキモチ焼いてるのさぁ〜〜!!///別にヤキモチなんて焼いてないし〜〜!!
っていうか、お兄ちゃん勇者にベタベタするのやめて〜〜!!」


更に興奮してキレツッコミするアゲハ。

しかし淫魔は更にベタベタして絡みつく

「やっ〜!!アゲハが怒るのやめるまで俺絶対に勇者ちゃんから離れないぃ〜〜!!んう〜!//勇者ちゃん!勇者ちゃん!///」


「……//」




……凄い状況になっていた。


そしてそれを見てた吸血鬼は眉をひそめて引きつり笑いし頭を抱えてた

「…つーか……ただお前はベタベタしたいだけだろ……
ほんと、男らしくね〜な〜……このエロ魔は…」


っと少し小声でクールに突っ込んだ。



そうすると、淫魔は……


「ふぅ〜んだッ!…別に俺は勇者ちゃんとイチャイチャラブラブできるならば、なんだっていいもんねーっだ!!勇者ちゃんがそれで喜んでくれれば!…ねぇ〜、勇者ちゃんっ///」

っと言ってき、勇者にぴっとりっとくっつく。

「…い、いや…ねーっと言われましても……」
(…うわわ//…淫魔めっちゃ良い匂いがする……///)


淫魔がベタベタ抱きついでるので、淫魔から放つ体臭の良いニオイがしていた。


髪の毛も身体も全体からしてとてもいい香りであった。



「…はあ〜…まあ、それよりも…おい、勇者…」

…唐突に吸血鬼に声をかけられた…。


「_へ!?な、なに!?」

淫魔に抱きつかれたままの状態なので、まだ照れ臭い状態のまま急に吸血鬼に声をかけられて吃驚しながらも返事をした。



「…お前、あの店主に呼び止められてなにか話聞いたんだろ?
一体なに聞いたんだ?」

「……あ」



……吸血鬼にそう質問され…、例のあれを思い出し
頭茹でタコ状態から、真顔に移り変わった。



そして、同じく吸血鬼の言葉を聞いた淫魔は抱きついたまま、顔をあげて私と目を合わせて…

「そうそう!あの時あの人に呼び止められて二人っきりになった時一体なに聞いたのー?
そして、あの色っぽい男性とエッチなことはしたー?」


っと、淫魔は吸血鬼と同じ質問をしたと思いきや、
まさかのいつも通りのずれた質問をしてきた。


「__って、そんなことしてないわッ!!」

っと、淫魔に対してツッコミあげた。



……まあ、とりあえず…気を取り直して一回こほんっとさせ…

吸血鬼の質問に答えた…



「…じ、実はさ…あの男性に聞いたんだが…
実は、最近ここら辺で凶悪な妖怪で出るって聞いたんだ…」



「……凶悪な妖怪?」


吸血鬼は、そのワードに反応した。


「…うん、その妖怪はどうやらあの伝説の凶悪妖怪…
九尾の狐≠轤オいんだ……」


っと、九尾の狐だと口にしたら…

「__ッ!?」

突然にクロネが反応した。



…そして吸血鬼は、
「…なるほどな……、その九尾の狐とやらがここらで出没しているわけだから、気をつけろっという忠告を受けたわけだな……」

っと、納得させいってきた。


「…まあ、大体はそんな感じ」



「ふぅ〜ん……まあ、なんとなくは分かった…
とりあえず、もう旅館に帰ろう…もし仮にソイツが出てきたりなんてしたらいちいち戦うのなんざ面倒だしな…」

っと、吸血鬼がそう言うと…

一斉に賛成をした。

「まあそれもそうだしね…」
「それじゃ、帰りましょーっか」

っと、アゲハと淫魔がそう言った。


「……」




なにやら、クロネは…また考え込む……。


そして何やら、少しだけ手が震えていた………。










……そうして、なんやかんやで皆で旅館の方まで戻って帰ったのであった……。






……………。









……………………。