官能小説(オリジナル18禁小説)
- Re: モンスター男子!クエスト!~お前にだけいい夢見せてやるよ…… ( No.118 )
- 日時: 2017/03/17 05:27
- 名前: みけ
____。
「___たっだいま〜♪」
…淫魔は、まるで自宅に帰ったかのように明るい感じで玄関を上がった。
淫魔に引き続き、ゾロゾロっと玄関に上がる。
するとそこへ、雪男がきた。
「おや?皆さんご一緒でどちらまで…?」
っと、行儀良く綺麗に歩きながら聞いてきた。
「あ、ちょっとそこのサービスエリアまで!」
っと、私はそう雪男に答えた。
……すると、何やら雪男は目をパチクリし…少し疑問気な表情をした。
「……サービス……エリア?……ですか?」
「うん、…まあ殆ど潰れてしまっていたけれど
奇跡的に、一店の団子屋ってところはちゃんとやってた
…そこのお兄さんに誘われて食べてきたんだけどね!」
……っと、明るく何事もなく言うが…
「……」
何故か雪男は…少々不安な表情をする……。
そして、その雪男の重たくなった唇をそっと開いた…
「……あ、あの……
その…こ、こんなこと言っても良いのか分かりませんが………
そこのサービスエリアは、もう何十年も前に全部潰れていて、
しかも、人なんて誰一人もいませんよ……?」
「………え?」
…………まさかの、思いもしなかった事実の言葉が雪男の口から聞いた…
……その、言葉を聞き、一斉に言葉が詰まり固まった。
「しかも…その行った場所は、実は凶悪な妖怪が出るっということで恐れられ、決して誰一人も近づけない場所だったんです………
そう………九尾の狐≠ェ………」
「____。」
………その、九尾の狐っという言葉を聞いて、
一瞬にして完全に言葉を詰まらせ、息が止まった……。
「…あっ!す、すいません!そういうことは先に行っとくべきでしたね!」
っと、雪男は申し訳なさそうにそそくさと謝った、
「…い、いえ…」
言葉を詰まらせながらも、私は雪男にそう返した。
………
…………そして、そのまま渡り廊下を歩き部屋に戻ろうとする途中であった…。
「……」
…雪男の言葉を聞いてからっというものの、全員無言になり空気が重苦しくなっていた……。
……そんな重苦しくなった中……突然、クロネが静かに喋りだした。
「……やっぱしアイツ……思った通りにヤバイ奴だったんだ……」
っと、皆の後ろでボソッと呟いた。
突然クロネがそう言ってきて一斉にクロネに顔を向けた。
「……え?アイツって…まさかあの団子屋のお兄さん?
ちょ、ちょっと…い、いくらなんでも考えすぎだって…
まだあのお兄さんが九尾の狐と決まったわけじゃ……」
っと、アゲハが少しだけ動揺しながもクロネにそう言い聞かすが………
「…いや、そう決まった可能性は高い…」
っと、言い返した。
そして、クロネは顔をあげてたんたんっと言ってきた。
「何故なら、あいつからのニオイは獣っといっても狐そのものの臭いだった…後から九尾の狐っと聞いた瞬間に気がついたんだ
妖狐は、動物妖怪の中では最強と言われてても…
化ける力は狸よりも下でそこまでいうほど化ける能力は高くはない…
…ただ、凄まじい魅惑のある綺麗な人には化けて誑かす力は備わってはいるが…実際の妖狐のニオイまでは消えてはいなく時と場合によっては、モノノケだとバレることもあったんだ……
よって、俺たちがあったあの男はその妖狐…九尾の狐っという可能性は極めて高い…」
っと、クロネは詳しく説明をし…皆にそう告げた…。
「…僕もクロネの意見には賛成だ、僕も最初あの時からあの男には怪しく感じてたからね…それに、殆ど潰れているなかで一店舗だけ残ってるってのも今考えたらスゴく不自然だ…」
っと、アカマタまでもがそう述べた。
「……」
二人の言葉を聞き妙に納得し、さらに空気がずっしりと重くなった………。
……………そんなこんなで、
時がすぎ、夜になった。
夜になり、勇者は一人の部屋で布団の中で仰向けになっていた。
電気は消して真っ暗にし、夜中の鈴虫の鳴き声を聞きながらも
勇者は頭の中でごちゃごちゃっと昼に起こったあの出来事について考えてた………。
(……に、しても九尾の狐か……
まさかそんな……あの、男の人が九尾の狐だったなんて…
少し納得してしまったが…やっぱしなんだかんだでまだ信じられないな…
だってあんなよそよそしくていい感じの人が九尾の狐だなんて……)
っと、そう考え、あの男性のことを思い出してた。
ほんとに九尾の狐なのかもしれないが…
どうしても九尾の狐だなんてやはりどこかしら信じられない気持ちもあった
「……」
そんなことをごちゃごちゃっと考えていると…………。
………なにやら、雲行きが怪しい雰囲気にかわり、
勇者の方へと何者のかが迫り来る……。
何者かが迫り来るのに対し勇者は全く微塵も気がついてはいない…
……そうしてると、ついに……
(___ガバア!!)
「___んむっ!?!?」
__突然、誰かが口を抑えた。
「んぐー!!んぐぐぐ!!?」
突然のことでびっくりし、もがき暴れる…
そしてその手を無理矢理どかした。
「__っぷは!!」
突然自分の口を抑えた手をどかし、ふいにその者を見た。
………すると、見たその者とは………。
『……ふふっ、こんばんわ♪』
……まさかのあの団子屋の色っぽいお兄さんだった……。
「__え!?だ、団子屋のお兄さん!?」
まさか何時の間にかこんなところにいてとても吃驚する。
「え!?え!?お、お兄さん、どうしてここに!?」
っと、そう聞くとお兄さんは笑顔で…
「…そんなの、貴方に会いたかったからに決まってんじゃないですか
勇者さん…///」
「……え!?」
まさか、そんな言葉を聞くとは思わず更に吃驚する。
「勇者さん、私…勇者さんに惚れてしまわれました…///
なので是非ともこの私とお付き合いください…///」
っと、唐突に告白をされる………。
「えええええ〜〜!?!?////」
またまた吃驚する、そしてお兄さんは更に攻めてきた
「勇者さん、私嬉しい…///まさか、この私を信じてくださるなんて…
九尾の狐とも知らずに=c……」
「___ッ!?」
一瞬、その言葉を聞き時が止まったかのようにかんじた…。
一瞬だけなんだかお兄さんの様子と声が変わった気がした…
「……」
お兄さんは、そのまま仰向けになった私にゆびでツーっとさすり
色っぽくからんでくる…。
「さあ…勇者さん………お礼の口づけです…////
私のあま〜い……濃厚な口づけを………
愛しい貴方に捧げてさしあげます………////」
っと、囁き…頬を照らしゆっくりと唇を近づけてきた。
……ゆっくりっと、今にも唇と唇が重なりそうになった
___その時ッ!!